転職での会社選びの軸を狂わされる高給提示における注意点

転職を考える時に、待遇面の中でも給料の事は誰しもが必ず考える事だと思います。

 

転職を考える時に給料の事を考えるという事もありますし、高給に引き寄せられて転職を考えるという人も多いと思います。

 

 

普段からスキルアップを肝に銘じている方は、給与アップは転職するうえで当然のことだと思いますが、落とし穴が存在する事には気をつけなければなりません。

 

そして思わぬところから高給での転職話が来た人も気をつけなければなりません。

 

 

スキルアップ・給料アップと言うのは決して簡単な事ではありません。

 

いくら業績がしっかりしている会社からの誘いだとしても、慎重になることに決して損はありません。

 

 

高給の条件を提示されると、どうしてもそこだけに気持ちが向いてしまい、前向きな姿勢になってしまいます。

 

しかし、仕事である以上それ以外の待遇面も、もちろん考慮していかなければなりません。

 

 

そして条件を考慮する場合には、言われた条件だけでなく、その職場で実際に働いた状況を想像して考慮する必要があります。

 

高給の条件を提示しているという事は、それだけ相手も本気で動いているという事です。

 

 

こういった状況では高給という条件だけでなく、それ以外の待遇面も良い事しか言ってきません。

 

相手が言うような条件に目が眩んでいては、危険を回避する事はできませんので、疑ってかかる事は非常に重要な事になります。

 

 

決して転職を否定するという訳ではなく、疑って情報収集しても損は無いという事です。

 

高給を実現して、かつ満足のいく仕事をやって行きたいのならば、不安な要素が残らないように調べてからでも、絶対に遅くはないと思います。

 

 

焦って条件に食いついても、転職後に苦労してしまっては、転職する意味自体が無くなってしまいます。

 

しかしこのように言葉だけで説明しても、いまいち危機感は感じずらいと思いますので、ある体験談をこれから紹介したいと思います。

 

 

このような失敗談を読むということは、その状況における危機感がすんなりと頭に入ってきやすく、気を付けることなども頭に入りやすくなります。

 

これによって、言葉だけで説明されるよりも、今後のあなた自身の転職活動の経験値へと積み重なりやすくなりますので、是非じっくりとご覧いただきたいと思います。

高給による転職を後悔した失敗談

高給の転職

大学卒業後、中小建設会社に勤務し35歳の時に実家近くに家を建てました。

 

引っ越しと同時にそれまで勤務していた会社を退社し、新天地で再就職し妻と子供4人を育てるために懸命に働きました。

 

 

技術的にも対人関係も絶好調の時期で、家においても会社内の上司・同僚との友好関係においても、更に仕事面でも協力業者・設計事務所さん・お施主様との信頼関係が徐々に強固なものになりつつある時期でした。

 

 

 

給料は定額通りですが現場での業績が賞与に反映され、やりがいを感じつつ毎日のハードな仕事に取り組んでおりました。

 

何も不満など感じることもなく過ごしておりましたが、良く言えば、向上心と言うのでしょうか?悪く言えば常に現状に満足しない性格が表れてきました。

 

 

 

この後転職の流れに向かっていくのですが、この転職に関して今思えばもう少し落ち着いて考えるべきだったと後悔しています。

 

 

40歳を過ぎたころ、1人ですべてを取り仕切っており、順調に進んでおりましたが、将来を考えて、「いつまでも現場監督ではしょうがないな」とその上の立場である、暑い時でも寒い時でも屋外に出なくて済むような職種に憧れていました。

 

 

当時の会社だと「部長」がその立場に居ました。

 

部長はまだ元気だしそのポジションをつかむまでには少し時間がかかるという予想でした。

高給条件を提示されての転職勧誘

高給を手に入れる

そんな時、中学校の先輩から声をかけられました。

 

彼はもともと大工さんで、中学校を出てから修業し親方につかえて苦労を重ね一人前になり、そのうち大工の腕前よりも持ち前の調子良さ・元気の良さを武器に工務店を開いたような人物です。

 

 

そして兄弟子を含む腕利きの大工を10人余りを使う棟梁になっていました。

 

 

熟練工を使ってのその仕事は、農家の入母屋造りを始めとする化粧造りの木造住宅を建て、口コミから虚栄心の塊の都市部の富農の御殿の様な住まいや倉庫、門塀を軒並み工事するようになり、商魂たくましく利益のでる割に構造的に難しくない鉄骨造を手掛け、正に飛ぶ鳥を落とすような勢いでした。

 

 

そんな時にその棟梁の側近の人が病に倒れてしまい、その先輩は仕事のやりくりがつかず困っていました。

 

私は先輩で同業者という事もあり、時々食事に誘われたり飲みに行ったり仲良くさせてもらっていました。

 

 

会うたびに「うちに来てくれないかな」と挨拶代わりに言われていました。

 

まさしく、時候の挨拶程度です。基本的に木造は大工さんに負うところが大きく、監督員の色の出にくい構造です。

 

なので自分の力を発揮する部分が少ないという持論を持っていました。

 

 

そうして流していたのですが、案の定本格的な要請が来ました。

 

「今、仕事がこなせなくて困っているんだ。助けてくれないかな?」聞き流していましたが、次に出た言葉に心が動きました。

 

「年収で1千万やるから来てくれ!」と懇願されました。

 

 

当時、頑張って7百万。普通で650万そこそこでした。

 

日頃から、年棒1000万を目標に仕事に頑張ってきていましたが、その時点ではまだまだ遠い道のりでした。

高給条件を目の前にした時の決断

決断

そんなところにその目標が今目の前に転がってきました。心が動かない訳がありません。

 

そして決心しました。

 

 

ただ、自分あるいは周りにそれを説得するだけの理由を無意識に探し始めました。

 

「金に目がくらんだ」とは思われたくない。少なくとも子供にはそう思われたくありません。自分自信を正当化するために必死に頭を使いました。

 

そしてもっともらしい口実をやっと見つけました。

 

 

 

自分は木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造と学んできて、ある程度の技術を身につけてきたけれども、住宅は木造に尽きる。

 

木造の真髄を改めて勉強したい!そういう言い訳で周囲を納得させ、無事転職を成し遂げました。

 

 

仕事はそれまでと打って変わり、お客さんとの打ち合わせや過剰な接待をして、やっと仕事に結びつけるという戦いでした。

 

経済的には楽になりましたが、前職の社長に退職時に言われた事が今でも身にしみています。

 

「支店を出そうと考えていたんだが、支店長をぜひ君にと考えていた」そのまま留まっていれば、目標は達成できたのではと後悔しています。

高給での転職時に注意すべき事

高給での転職での注意点

高給での転職時に注意すべき点としては、体験談でもそうなっていますが、考え方が高給ありきになってしまう事です。

 

通常転職する際には、給与以外でも具体的な業務内容、やりがい、職場の人間関係など考えるべき事はたくさんあります。

 

 

それらの条件全てをクリアーしなければ、転職に成功したとは言えないからです。

 

しかし高給を提示されると、多くの人がその給与ありきの考え方になってしまい、それ以外の条件を考えなくなってしまいます。

 

 

たしかに高い給料を貰う事が出来れば、大概の事は我慢できるようになるのかもしれません。

 

しかし長い人生働き続けるには、やりがいや業務内容、人間関係と言うものは非常に重要になってきます。

 

 

高給を貰えたとしても、長く働き続けられなければ意味はありません。

 

情報収集が足りない場合には、会社が数年でつぶれてしまう可能性だってあります。

 

 

そうなっては、高給になっても数年後には再転職活動をしなければならなくなり、まともな会社に転職できる保証もありません。

 

一度道を誤ってしまうだけで、最悪その後アルバイトで食いつないでいくという状況だって起こり得ます。

 

 

実際にこういった体験談も当サイトでは扱っていますので、本当に一度の転職というものは冷静に行う必要があります。

 

高給だからと言ってすぐに飛びつかず、通常の転職の時の様にやるべき事はしっかりと行うようにしてください。

高給条件での注意点
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