内定を目指して転職活動を頑張っていたにも関わらず、内定を貰ったとたんに不安な気持ちになってはいないでしょうか?
新たな職場で働く不安というのもありますし、そこでうまくやっていけるのか?という不安も大きいかと思います。
実はこれらの不安は、あなた自身のある行動が足りない場合に起こる場合が多く、取るべき対応をとっていけば改善する可能性のある問題になります。
そのために必要になる行動とは、実は情報収集になるのですが、正しい情報収集というものができていない人というのが非常に多くなっています。
転職というものは決して簡単にいくものではなく、長期間の転職活動を余儀なくされるなど、難航してしまうことも少なくありません。
転職活動が難航すればするほど内定を貰うということが一番の目標になってくるため、内定後に正しい情報収集を行えなくなっていしまいます。
転職する最大の目的は、理想の職場を見つけることですので、まずは情報収集は欠かせないということをしっかりと認識しておくようにしてください。
そして今回は、この情報収集不足と内定時に感じる不安の関係性について詳しく紹介していきたいと思います。
まずは内定時の不安を無視して転職を決行し、転職後に大きな後悔をすることになった体験談をご覧いただきます。
この体験談を読むことによって、転職活動でやってはいけない行動を客観的に感じることができるようになります。
何が原因で失敗したのか?どのような考えを持って行動すべきなのか?こういったポイントに着目して読んでいただけたら、その後の改善策も理解しやすくなると思います。
内定をもらったけど不安になる気持ちを無視した失敗談
私は高校を卒業後、特に夢があるわけでもなく、したいことも特にありませんでした。
とりあえず近くのコンビニでアルバイトをさせてもらったりしながら、二年間程はちゃんとした仕事をしていませんでした。
コンビニで働きながら、今後どうしようと考え抜いていた時に、1つひらめいたのです。
その頃私は具体的な夢はありませんでしたが、音楽が大好きでした。家でギターを弾いたり、歌を歌ったりしていました。
そう思うと、ちょっと県外に働きに出てみようと決意したのです。
そしてどうせ県外に出るなら福岡が良いと考えたのです。
なぜかと言いますと、やはり九州でも福岡は音楽環境がかなり整っていたからです。
私は宮崎に住んでいましたが、宮崎よりも音楽を楽しめると確信した私は、福岡で働くためにインターネットで仕事を探し始めました。
明るい未来へ向けた転職活動の開始
やはり、福岡だけあって募集案件は非常に多くて、決めるのに困るほどの量でした。
私自身は、製造業などでコツコツ何かを作るという仕事よりも、人と交流できる仕事の方が合っていると思っていましたので、接客系を探していたところ、1つの案件が目に止まりました。
それは「街中アンケート」というものでした。
その募集要項にはあまり具体的な記載はなく、街中でアンケートをするということくらいしか記載されていませんでした。
しかし、その時の私は福岡で音楽をしたい!アンケートの仕事も簡単そうだし、給料も良いし、バッチリの仕事だと思い、面接をお願いしました。
いざ面接日が決まり、私は1人福岡の博多に行くことになりました。
予定の時間になり、知らない土地だったのでオフィスを探すのに少し苦労しましたが、何とか探し出して、いざ面接となりました。
求人と異なる仕事内容
そこで仕事の内容が明らかになりました。
なんと「街中アンケート」は今はやっていないんですよ。とオーナーさんに言われたのです。
内心ちょっとガッカリした自分に気づきました。募集要項には、確かに載っていたはずだと記憶をたどっていました。
それでもオーナーさんの話を聞いていくと、仕事の内容としては訪問販売をしていくということでした。この仕事は誰もが嫌がる仕事です。
詳しくは、その会社は広告代理店ということで、クライアントさんの割引券を売ってまわるという仕事でした。
そして気になる給料は完全歩合制だったのです。たしか基本給は表示されていたはずなんですが。
しかし、私はやっと音楽をやるという目的を見つけたので、その仕事をとりあえずやろうと決めました。
一旦、宮崎に戻り面接の結果を待ちました。一週間ほどだった頃でしょうか、合格通知が届きました。
そして私は晴れて福岡で働くことになりました。人間関係はかなり良かったです。
不安な気持ちが的中する過酷な仕事内容
しかし問題は仕事内容でした。
福岡の中でも全然知らない土地に1人車から下ろされて、一件一件飛び込み訪問をしていかなければならなかったのです。
訪問しただけで、冷たくされたり怒られたりで、正直泣いた時もありました。
もちろん、割引券を買ってくれた人もいました。しかし、完全歩合制だったので貯めていたお金は生活費へと消えていきました。
そうこうしていくうちに、生活自体が出来なくなり、結局その仕事は辞めなければならない状況になってしまいました。
これが私の転職に関する失敗談です。
不安な気持ちを払拭することの重要性
私が何を言いたいのかというと、応募している募集要項は嘘も非常に多いです。
嘘じゃなくても具体性のないものであったり、曖昧な表現を使っていたりする会社やお店は、やめたほうが良いかもしれません。
もちろん面接だけ受けて、いろいろ質問をして仕事をする分には構いませんが、自分の夢をまず優先するのではなく、仕事内容はどうなのか?給料のこと、勤務時間などしつこいほど聞いた方が良いと思います。
それで納得すれば仕事も楽しいですし、その基盤を作れば、自然に自分のしたいことも出てきますし、目的、夢を叶えることもできると思います。
私の体験が参考になれば良いと願っています。
内定をもらったけど不安になる原因と改善策
ここからは体験談をもとにして、内定をもらえた状況で不安を感じる原因と、不安を解消するための行動について詳しく紹介していきたいと思います。
体験談のように極端に行動不足な転職活動を行っている人は少ないと思いますが、それでも多くの人が正しい転職活動は行えていませんので、じっくり読んでポイントを把握しておくようにしてください。
内定をもらえたのに不安になる原因
体験談のように求人に記載されていた仕事内容と異なるような怪しい会社であればもちろんのこと、どんな転職においても不安な気持ちは多少なりとも生まれるものだと思います。
内定を得たことによって転職するということが急に現実味を帯びて、この会社で大丈夫なのか?自分がやって行ける会社なのか?などの不安な気持ちが急に大きくなってきます。
ではこのような不安はどうして起こるのか?というと、その原因の大半は情報収集不足になります。
不安があるということは、何かしら引っかかっている部分があるということです。
それは体験談のように不透明な労働条件であるかもしれませんし、何か信用できないような怪しい会社の雰囲気化もしれません。
どちらにしても、このまま不安を残したままだと転職後のリスクに繋がってくるため、事前に解決しておくことが重要になってきます。
内定をもらったのに不安を感じる状況の改善策
面接時にこういった不安な要素が生まれた場合には、どんな小さなことでも働き始めるまでに解決しておく意識が重要になります。
転職活動中には、体験談の様にどうしても明るい未来にばかり目を向けてしまいがちですので、不安を払拭しようと行動しない人が非常に多くなっています。
体験談のように不安な気持ちがありながらも、とりあえずやってみようなどという考えは、転職後に後悔する事になるため絶対に避けたい行動です。
今回の体験談で問題になっている労働条件や仕事内容の不透明さがある場合はもちろんの事、どんなに小さな事でも情報収集を徹底する意識を持っておかなければなりません。
体験者が言っている通り、事前に仕事内容や給与などの労働条件、勤務時間などに関してハッキリさせておく事はもちろん、ネット上での情報収集なども心がけて、人間関係に問題がないか?などの内部情報も知る努力を持つようにしてください。
求人の内容や面接での対応、仕事内容の説明など、どんなことでも小さな違和感を見逃さずに、その点に関してしっかり情報収集していくようにすれば、内定決定時の不安というものは減っていきます。
すべての違和感を解決し、かつ情報収集によってあなた自身に合っている会社かどうかを見極めていくようにすれば、内定時の不安は無くすことができますので、面倒くさがらずにこういった行動は常に意識していくようにしてください。