看護師で療養型を辞めたい人へ|辞めるか判断する基準や辛い時の対処法

療養型の病院や病棟で働いていると、

  • 入浴介助などほとんど介護業務
  • 看護師としてのスキルが磨けない
  • 積極的な治療が行えないもどかしさ

などの悩みや不安に悩まされると思います。

 

また療養型の病院では

  • ベテラン看護師
  • 存在感のある介護士

との人間関係にも悩まされがちな傾向があります。

 

辞めたいと思っているけど、今すぐ辞めるべきなのか?

それともこれぐらいの悩みならもう少し頑張って働き続けるべきなのか?

適切な判断基準を解説していきたいと思います。

 

実際の体験談をもとにして、

どんな人は辞めるべきなのか?

どんな状況ならば辞めるべきか?

判断基準をわかりやすく解説していきます。

療養型病院の看護師を辞めたいと悩んだ体験談

療養型病院で働いていると、

  • 本当にここで働いていていいのか?
  • 患者さんのためになれているだろうか?
  • 自分自身の勉強になっているだろうか?
  • 療養病院を辞めた後は急性期病院で働けるだろうか?

と不安になります。

 

また、療養病院に求める治療レベルについて医療者と患者家族の間で違いが生じている時など、やり場のない気持ちに陥ることもあります。

療養型病院で同じように悩んでいる人にむけて、私の経験をお話ししたいと思います。

  • 居住地:北海道在住
  • 年齢性別:27歳女性
  • ペンネーム:Ren
  • 看護師経験年数:8年目

療養型病院で働くことになった経緯

私はもともと、准看護師として特別養護老人ホームで6か月程勤務していました。

しかし、「このままではダメだ」「もっと勉強しないと患者さんの役に立てない」という気持ちが強くなっていきました。

 

正看護師の資格を取得するためにも病院で勉強したいと思ったことが最終的なきっかけとなり、療養型病院への転職を決意しました。

 

療養型病院のイメージは、寝たきりの患者さんがお亡くなりになるまで長く入院していて、急性期病院ほど治療に使う薬剤の数も少なく、急変もあまりないというイメージを持っていました。

療養型病院の給料

私が療養型病院で勤務していた頃の給与は、他の急性期病院と比較すると基本給や看護師手当・ボーナス含めやや低かったです。

 

基本給は17万円程で、看護師手当は2万円程・夜勤手当は1万1000円程。

夜勤は月に4~6回程だったため、月に20~22万程手取りで頂いてました。

 

残業手当は15分きざみで計算して申告をするとその分をしっかり残業代として出ていました。

療養型病院での仕事内容

療養型病院での具体的な仕事内容は、夜勤者からの申し送りから始まり、部屋持ちの看護師は受け持ち患者さんの検温に回ります。

フリー業務の看護師はオムツ交換・点滴回りを行い、手の空いた人から口腔ケアに回っていました。

 

それらを昼前に終了させ、経管栄養の患者さんには栄養を繋げます。

24時間点滴の方には流量を調整しながら昼過ぎに点滴交換を行っていました。

 

受け持ち看護師は手の空いたタイミングで看護記録も書きます。

昼食摂取できる患者さんへの食事介助も介護職員さんと協力しながら行い、午後は点滴交換・口腔ケア・処置などを協力しながら行っていきます。

 

夕方までに業務を終わらせて、夜勤者へ申し送りをしてその日の業務は終了です。

 

急変が起きることもあるため、医師に連絡し蘇生処置を行うことも、もちろんあります。

中心静脈カテーテルを留置している患者さんもいるため、稀にですが処置につくこともありました。

療養型病院の看護師は体力的負担が大きい

療養型病院で大変なのは、寝たきり患者さんが大勢いるため介助量が多いことです。

オムツ交換や体位変換・口腔ケア・食事介助・処置などを行うので体力面の負担がとても大きいです。

 

学校ではボディメカニクスを習いますが、実際の現場ではボディメカニクスを最大限に活かすことは難しい場面もあるため、腰や背中を痛める職員は数少なくありません。

 

私自身、勤務が続いてしまうと腰を痛めることがよくありました。

身体的疲労は休日にも影響を及ぼす

療養型病院では、体力面の負担がとても大きく休日も疲れが取れないことがよくありました。

 

休みの日はここへ行こう・友達と遊ぼうと予定を立てても疲労が蓄積しているために予定通りに休日を過ごせないということがよくあったほどです。

 

職員の欠勤がある日は代わりに勤務したり、夜勤を交代する事になり激務になることもありました。

身体的にも、精神的にも辛くなりました。

身体的負担は協力体制があれば乗り越えられる

私は自分で何でもこなすという考えがあったため、人に頼ることがあまりできませんでした。

 

しかしきついときには周りを頼っていいという思いに変わってから、困っていることがあればすぐに声をかけて助けてもらうようにしました。

 

同じように他の職員が困ってるようならすぐに声をかけてお手伝いに入ります。

すると、身体的な負担が軽くなり、休日も自分が好きなように過ごすことができるようになりました。

療養型病院は精神的ストレスも大きい

療養型病院で入院している患者さんは、基本的に蘇生処置を行うかどうかを確認します。

 

人工呼吸器を使わない・酸素投与や胸骨圧迫の必要性の確認を取り、万が一の際に患者・家族の意向に合わせた対応を行います。

 

療養型病院では使用できる薬剤も限られているのですが、患者さんの家族は少しでも長く生きてほしいという思いがあるので、蘇生は行わないと最初に決めていても急変した時に治療を全部してほしいと考えが変わる方もいます。

 

急性期病院ほど薬剤が揃っていないため、助からないことも沢山ありました。

そういった場面を何度も見ていたため、とても辛い気持ちになりました。

療養型病院で働いて感じたメリット

療養型病院で仕事するメリットは、じっくり患者さんと向き合えるということです。

入院期間は年単位の方もいるので、信頼関係を築くことができます。

 

色々な職場で沢山経験を積んだ看護師だと、患者さんの全体像を捉えやすく患者さんにとって必要な看護を素早く提供できます。

療養型病院で働くデメリット

療養型病院で働くデメリットは、急性期のように患者さんの展開が早い方が好きという方には向いていないことです。

 

リハビリをしても回復というよりは日常生活動作の維持を目標としている場合が多いので、変化を見たいという方には合わない可能性があります。

 

また、療養型病院ではキャリアを積むことも難しく、これからも最新医療を学んでいきたいという方も急性期の方が良いかと思います。

身体的な限界を感じた場合には辞めるべき

身体的・精神的に段々と辛くなってくるのがわかってきます。

夜が眠れない・食欲がない・休日にゆっくり休めない・他の事に興味がなくなるなどの症状がでてくると、仕事にも集中することが難しくなっていきます。

 

このような症状が出てきたら、退職や休職を考えてもいいかもしれません。

誰も守ってくれません、自分を守る事ができるのは自分なので、絶対に無理しないことが大切です。

急性期に戻りたい人も早めに辞めるべき

看護師としてのスキルアップを目指している方は、療養型病院だと勉強の幅に限界があります。

なので、これからも色々な疾患や症例を見て学びたいという方には合わないかもしれません。

今すぐ辞めるべきとは言いませんが、できるだけ長居しない方が無難です。

精神的に限界な時の対処法

激務なので疲労が蓄積し精神的にもダメージがくることがあります。

周りに相談をしたり、愚痴を聞いてもらうことで気持ちが楽になりますが、それができない人も大勢いると思います。

 

その場合は、ノートに殴り書きしたり、携帯のメモに打ってみたりしてみてください。

美味しい物を食べに行ったり、綺麗な景色を見に行くのもリフレッシュになります。

 

それでも何も変わらず悪化の一途を辿っている場合は自分の身体を第一に考えて辞める選択を取ってもいいと思います。

身体的負担への対処法

看護師としての責任感から仕事を自分一人でこなそうと思っている方もいると思います。

一人で全部やろうとしていっぱいいっぱいになり辛い思いをしている職員を沢山見てきました。

私も同じく、苦しんだ中のひとりです。

 

ですが、多重課題に追われる仕事なので、上手く分業する必要があります。

普段急変は起こりにくい分、突然急変が起こった時に病棟が一気に慌ただしくなり、業務に追われます。

 

なので、普段から少しずつでも人にお願いするということをしてみてはどうでしょうか。

急性期の方が仕事を任せやすい

逆に言うと、急性期は患者人数に対する看護師の人数が多く確保されているので、人に任せやすさはあります。

スタッフの人数が確保されていて、任せやすくなる事で心や体が軽くなる可能性がある場合は、思い切って新しい職場に変えてみるのも一つの手だと思います。

急性期へ転職して充実した毎日に

私は療養型病院から急性期病院に転職しました。

最初はとても不安で、私に急性期を学ぶことはできるのかと思うこともありましたが、私自身とても楽しいと思うことができました。

 

一歩踏み出す勇気はとても簡単な事ではありませんが、自分の決断に勇気をもってよかったと心から思います。

自分を大切にすることが一番大事です。

療養型看護師の大変なこと

療養型病院で働く看護師が悩む理由についてまとめておきたいと思います。

辞める理由となる代表的なポイントだけ解説しますので、あなたの状況と見合わせてみてください。

介護業務による負担

療養型病院の看護師は、介護業務が非常に多くなります。

看護師としての通常に加えて介護業務による身体的な負担で、精神的な負担も大きくなることが問題です。

治療との向き合い方、患者や家族との向き合い方が一般病棟と大きく異なることもストレスとなる場合が多いです。

看護スキルへの不安

看護師としてのスキルアップの幅に限界があることも、療養型病院の大変な部分です。

  • 同期においていかれる
  • 急性期に戻れるか不安

処置の少なさから、このような不安を感じている人も多いと思います。

看護師が療養型病院で働くメリット

療養型病院で働くメリットについても整理していきます。

メリットとデメリットの両方を見つめなおして、あなたの将来を考えるようにしてください。

患者との向き合い方を見つめなせる

急性期が患者と向き合っていないというわけではありませんが、療養型病院の場合には患者や家族との関係性が大きく異なります。

なかにはほとんど顔を見せない家族もいますが、それも含めて関わり方を学ぶことができます。

 

体験談にもありますが、急性期ではありえないぐらい長期入院されている患者もいます。

急性期では経験できない患者との関係性を学べることは療養型病院の大きなメリットです。

急性期より落ち着いている

急性期の病院や病棟と異なり、雰囲気が落ち着いています。

もちろんその職場によりますが、介護士の人数がしっかり配置されている病院では、看護師の身体的負担も少ないです。

 

ただそういった体制の良い療養型病院は、辞める看護師も少なく求人も少ないという現実もあります。

療養型病院の看護師を辞めるべき判断基準

最後に療養型病院を辞めるべき判断基準についてまとめておきます。

これから解説していく状況に近いならば、積極的に辞めることを考えるべきです。

看護師としてスキルアップを目指したい

療養型病院では看護師としてスキルアップしていく幅に限界がありますので、今現在スキルアップを第一に考える人は辞めるべきです。

 

あまりにも短期で辞めてしまうのは、次の職場でマイナス評価となる場合もあります。

しかし数か月といえど看護師として経験する期間は貴重です。

 

マイナス評価と貴重な時間を天秤にかけて、あなたの最適解を見つけてください。

今経験できることが本当に何もないと感じるならば、早めの転職でも問題ありません。

職場環境によるストレスが大きい

療養型病院では、ベテラン看護師や介護士による人間関係の問題が少なくありません。

ただでさえ療養型病院ではストレスを抱えやすいですので、職場環境に問題がある場合には早めに辞めるべきです。

 

職場環境に問題がある場合には、あなたにとってデメリットしかありません。

過大なストレスを抱えるぐらいの状況ならば、短期退職によるマイナス評価など考えずに辞めてしまいましょう。

あなたに向いている仕事や職場を選ぶことが重要

今すぐにでも辞めるべき状況にあったとしても、ただ辞めれば問題が解決するわけではありません。

ストレスのない職場環境

スキルアップできる環境

次の職場で職場環境と仕事内容を両立させなければ辞めても意味がありません。

 

限界が近いならば今すぐにでも辞めるべきですが、決して焦って次の職場を決めないように注意しなければなりません。

できるならば転職活動は余裕をもって、できる限り理想の職場を見つけるようにしましょう。

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