映像制作の仕事のきつい現状|長く働き続ける為の具体的な方法

映像制作の仕事はきついと言われているが、実際問題どんな環境なのか?

また、現在映像制作の仕事に携わっているが、きつくて先が思いやられるというという人も多いんじゃないかと思います。

 

確かにこの映像制作の業界というものは、一般の企業で働いている人から見たら過酷な環境も多く、耐え切れずに辞めてしまう人も少なからず存在します。

しかしこの業界の中でも、最初からブラック体勢は当たり前と開き直っている企業と、その中でもなるべく労働体制を考えようとしている企業とに分かれています。

 

つまり、映像制作の仕事で重要なことは、激務は当たり前と割り切るのではなく、少しでも環境の良い職場をリサーチし続けるということです。

 

特に大手のポスプロなどは環境もだいぶ整備されてきており、現在では完徹続きという事も少なくなっています。

過酷な環境は当たり前と開き直っている企業で働くことになれば、日々の疲労は相当なものになり、長くは続かないどころか、最悪身体を壊してしまうことに繋がってしまいます。

 

この業界を目指している人というのは、この仕事への愛着や興味がある人が多いですので、やりがいを持ち続けながら過酷な環境でもやり続けている人もたくさんいます。

 

しかしそうは言っても、ただでさえ過酷な業界で、会社もブラック体制となると、いくらやりがいがあっても長く続けることはできなくなってしまいます。

 

好きでやっている仕事だからと言って、やり続けることが美学だという認識で居続けては危険です。

 

過酷な業界だからと言って何もリサーチせずに腹をくくって働くのではなく、その中でもより良い環境の会社を見つける努力を行うということが重要になってくるわけです。

ただでさえ過酷な業界だからこそ、ちょっとした労働環境の違いが、長く働き続けることができるかどうかを大きく左右します。

 

そこで今回は、映像制作の仕事がきついと言われる現状と、その中でも会社による労働環境の違いでストレスは大きく変わってくるという事を、実体験をもとに紹介していきたいと思います。

 

この体験談では、映像制作の仕事がきついという事実は変わらないにしても、同業界への転職でも会社を変えるという事によって、人生のスタンスが大きく変わってくるという内容になっています。

 

仕事内容がきついと言われる映像制作の現状がより分かりやすく、かつその中でも職場環境の違いの大きさが理解できるものになっていますので、ぜひじっくりとご覧ください。

 

やりがいを持っているほど働き続けやすい業界とは言え、働く環境をしっかり吟味していくということが非常に重要になってきますので、そういった視点を持って読んで頂ければ、より深く理解して頂けるかと思います。

 

体験談の後には、きつい業界の中でもより良い労働環境を選ぶコツを詳しく紹介していきますので、最後までしっかり読んで頂き、今後の人生に役立ててください。

映像制作のきつい仕事に悩んだ体験談

忙しい仕事を考え直す

私が新卒で入社したのは、資本金300万円で社員数は20人前後、人の出入りがとても激しい会社でした。

 

業務内容は主に映像美術で、映画やTV番組に出てくる大道具や小道具のデザインと制作、時にはショップのウィンドウディスプレイや内装の施工管理も行っていて、拘束時間は長く、休みも不定期でした。

 

30時間労働をする事もあれば、終電で帰れずに事務所の椅子や社有車、酷い時は大道具を作っている倉庫でダンボールを引いて梱包材を布団替わりにして寝たり、1か月のうち休みが0〜2日しかない事も少なくありませんでした。

 

給料は学校の募集要項では18万円でしたが、実際1年目は16.5万円、2年目からやっと18万円になりました。

 

一人暮らしで家賃5万8千円の私には1か月生活するのが精一杯で貯金に回すお金は全くありませんでした。

 

仕事自体はかなりキツイけど、同僚は大好きだし仕事は楽しい、でも給料が少なく残業代もまともに貰えない。

いつかは辞めたい、もっとお金が欲しい、そんな想いを抱えながらひたすら仕事に追われる毎日でした。

 

2年目になった時、過労の末に体調を崩してしまい、このままでは危ないと思った私は、次の転職先が決まっていなかったけれど、会社を辞める事を決意しました。

その事を人事部に伝えると、1週間後から来なくて良いと言われ、退職願を書かされ辞める事になりました。

 

退職の前日に上司から「この会社で続けれないのであれば、どこへ行っても続くことはできない」とメールを頂きました。

退職の翌日、急に無職となったことと将来に対する不安と恐怖感が襲いかかり、上司が言った通り私が働ける会社なんてないんじゃないかと思い始めました。

転職活動をして広がる世界

転職活動で気付いたこと

ハローワークへ通ったり、転職サイトに3箇所ほど登録して、様々な求人を見ている内に、この世にはたくさんの仕事があるということを知り、私の世界はもっと広がるのだと前向きな気持ちで転職活動に挑む事ができました。

書類審査や面接では10社ほど落ちましたが、最終的には求人サイトに載っていた今の会社で内定を頂くことができました。

 

転職活動を始める時に私の求める条件としては「前職と似たような業種」と「給料は少なくても20万円以上」と「福利厚生が整っていること」で、今の会社はその条件を満たしています。

 

撮影系の業界は、基本的に拘束時間が長くて休みは不定期ですが、自分の好きな仕事をさせて頂いているので、その部分はしょうがないと妥協しました。

前職では映像美術をしていましたが、今の職場は主に広告のスチール撮影が中心です。

 

スチール撮影の現場は、ムービー撮影の現場よりも撮影時間は短く、また会社がレギュラーの現場が多い為、ある程度は自分のプライベートなスケジュールが立てやすくなりました。

同じ業界でも異なる環境

良い職場環境

また給料面では、前職よりも年収が50万円ほど上がったのがとても嬉しかったです。

もちろん案件によってはスケジュールが変動しますが、前職ほど厳しくはありません。

 

また、基本的に事務所は綺麗に管理されており、どうしても事務所で寝泊りをしなくてはならない時もありますが、大きなお風呂場と空調が整っているスタッフルームが完備されているのと、布団なども用意されているのでとても快適です。

 

正直、この業界はとても過酷で一般企業の方々から見たら、信じられない状況だと思います。

そもそも8時間以上の労働をするのが当たり前というのも、事務所で寝泊りしなければならないという状況にも驚くかと思われますが、この業界の中ではかなり良い労働環境だと思っています。

 

ブラック会社と呼ばれる会社はたくさんありますし、身体を壊して業界を離れてしまう方も少なくありません。

今は前職の時よりも収入が上がったので、少しづつ貯金も出来るようになり、自分のスキルアップの為に通信の資格講座を申し込んだり、ソーシャルレンディング で投資を行うことも可能になりました。

 

ひとつの会社にしがみついて頑張る事も素晴らしい事だと思いますが、「自分が今楽しんでいるのか?」「将来はどういう生活を送りたいのか?」という事を考えて、転職した方が楽しめるのであれば一歩踏み出した方がいいと私は思いますし、もっと早く転職すればよかったと少し後悔しています。

 

また、可能であればやはり私のような辞め方は後味が悪いので、可能な限り円満退職が好ましいと思います。

映像制作のきつい仕事環境を見極める重要性

体験談を読んで頂いて、映像制作業界のきつい仕事の現状は理解して頂けたかと思います。

そこでまずは、映像制作の仕事がきついと言われる現状から詳しくまとめていきたいと思います。

映像制作の仕事の実情

冒頭でも申し上げましたが、大手などはだいぶ環境が管理され、徹夜して連勤するなどの状況も改善されつつありますが、やはりまだ業界全体としては、24時間勤務、連日完徹という状況も珍しくありません。

 

体験談の様に、事務所の椅子や倉庫に寝泊まりしたり、休みが月0日という状況だって充分あり得ます。

クライアントとの関係性からスケジュール変動も多く、基本は寝ずに働くことが仕事だという考えがまかり通っています。

映像制作の仕事が向いている人

やはりこの業界は、やりたかった仕事という夢を持って働いている人が多くなっています。

映像編集をするのが好き、芸能界に繋がる仕事自体に夢がある、元々映画などを見るのが大好き、など理由は様々ですが、好きなことを仕事に繫げている人が非常に多いです。

 

そのため過酷な労働環境でも働き続ける人も多く、体験者の様に体調を崩してもその業界での仕事は諦めない人も多く存在します。

体験談でも語られていますが、仕事が楽しい!と感じる人が非常に多いという特徴があります。

 

こういった事から、今現在映像制作の仕事にあこがれを持っている人というのは、過酷な環境であっても頑張れる資質がある人だという事ができます。

映像制作の求人は未経験でも可能なのか?

一般的に映像制作の仕事は、テロップなど簡単な作業から映像編集まで幅広く、未経験の方でも仕事を覚えながら働きやすい環境になっています。

まったく興味の無い人の応募も少ないでしょうから、映像制作に興味あって多少の経験があれば、資格を持っているよりよっぽど採用されやすくなります。

 

ただ映像の技術は日進月歩ですので、常に学ぶ姿勢というものが重要視されやすく、そういった姿勢をアピールしていく事がポイントになってきます。

映像制作業界の現状に見る長く働くポイント

こういった過酷な業界でよくある間違いなのですが、映像制作業界のように過酷な環境だからと言って、希望する条件設定を怠らない事が重要です。

どんな会社に入ろうとも、確かに過酷な環境だということは変わりません。

 

しかし、その中でも体験談の様に会社によって労働環境は大きく異なり、その違いによって蓄積される疲労度も大きくかわってくるため、会社をしっかり選定するということは非常に重要になってきます。

 

同時に給与や昇給など、働き続けていくためには労働条件は非常に重要な要素であるため、どこに行っても過酷だと軽く考えるのではなく、その中でもより良い会社を見極めていく姿勢を常に持ち続ける事が重要になってきます。

 

また、その会社の主な業務内容、体験談で言うならばムービー撮影が主なものか、スチール撮影が主な業務なのかによっても、その会社の過酷度は変わってきます。

 

あなたのやりたい業務と、その過酷度をしっかりと照らし合わせて会社を見極めるという事もまた重要になってきます。

 

会社の設備や労働環境、業務内容によって過酷な業界の中でも、過酷度は変わってきます。

映像制作というきつい仕事を、どれだけ長く続けていけるのかというのは、こういった会社選びのポイントを事前に情報収集するという事が重要になるのです。

 

また、今現在過酷な環境で働いているという方も、常により良い環境を求めて情報収集を行うという事は非常に重要です。

より良い職場はすぐには見つからないかもしれませんが、それでも今よりマイナスになることはありません。

 

見つかればラッキーぐらいの気持ちで情報収集を行い、常により良い環境がないかどうか見つける努力をしていくことは本当に大事なことになります。

好きでなければできない業界だからこそ、少しでもより良い環境で長く働き続ける事があなたにとって最重要な事だと思います。

 

ただ、心身に影響が出るぐらいの状況になった時は、できるだけ早く辞めるという選択も必要なことですので、冷静な判断をするようにしてください。

体調を崩してしまって働くことができなくなってしまえば、今後の人生が大きく狂ってしまいますので、早く辞めるべき状況判断を読んで頂き、すぐに辞めた方が良い状況についてしっかりと把握しておくようにしてください。

企業の見極めポイント

では最後に、具体的に企業をどのようにして見極めていくべきか?という点について詳しくまとめておきたいと思います。

 

大前提として、業務の遂行上致し方なくブラックな働き方になっているのか?それともその企業のやり方に問題があって、あえてブラックな働き方をさせているのか?という部分を見極める意識を持つことが非常に重要です。

 

これから具体的な見極めポイントを紹介していきますので、人材に対してどのような扱いをしているのか?という部分を見極める様にしてください。

福利厚生の把握

体験談でも語られていますが、福利厚生を見極めることは、当たり前の様ですが非常に重要なことになります。

福利厚生とは、企業が労働者の為に用意した給与以外での報酬になります。つまり従業員の働きやすさをどれだけ意識しているのか?という指標になります。

 

大手でない限りは、大きなメリットのある福利厚生は少ないかもしれませんが、体験談の様に事務所にスタッフルームやお風呂があるのか?というだけでも働きやすさは大きく変わってきます。

 

実際に働く上で非常にプラスになる部分ですので、福利厚生を見極めることによって、企業の見極めを行うようにしてください。

求人の頻度

求人がどれぐらいの頻度で出ているのか?という部分を確認する事で、環境の度合いを推測する事ができます。

もちろん劣悪な環境程人は辞めやすい為、頻繁に求人が出ている企業は、人が辞めやすい=劣悪な環境という事が予測されます。

 

ハローワークなどであれば、掲載履歴なども確認する事ができますので、その企業がどれぐらいの頻度で求人を出しているかはしっかりと確認し、環境を予測するようにしてください。

口コミ情報

ネットでの口コミ情報は昔からありますが、現代の口コミ情報では、会社に対する口コミだけでなく、給与や労働時間の満足度、また仕事のやりがいやホワイト度なども確認する事ができます。

 

ネット上に書かれている口コミの場合には、どうしてもその信頼度が低くなりがちですが、キャリコネなどのサイトの場合には、無料会員登録して口コミを一件投稿するという手間がある為、書かれている内容も非常に信憑性が高くなっています。

 

無料登録や口コミ登録が面倒くさいという方もいますが、入社してから驚くような現実を知ることに比べれば、得られる情報の価値は非常に高くなります。

こういったサイトを有効活用するだけで、ブラック企業など避けていく事も出来ますので、是非前向きに利用して頂きたいツールになります。

 

現在転職活動中という方で、まだ利用していないという方は、ぜひ今すぐ登録して詳しい会社の情報を集める様にしてください。

転職エージェントの利用

より質の高い企業の見極めを行う方法として、転職エージェントを利用するという方法も有効になります。

転職エージェントでは、その業界に精通したエージェントがいますので、少しでも良い環境を見つけるには非常に大きな力になってくれます。

 

映像制作の現場というものは、情報を発信する業界に関わっているため、そういった情報を発信する立場として働き方が見直されつつあります。

しかしこういった環境だからこそ、よりばれない様に巧妙に悪質な働き方をさせてくるような企業は必ず出てきます。

 

自分自身の力だけでは、こういった部分まで見極めていくというのは非常に難しくなってきますので、転職エージェントを利用していくという事が重要になってきます。

転職サイトはマスト

転職エージェントは、エージェントとの面談や連絡が面倒くさい、時間がないという方も多いかと思います。

そんな方でも、転職サイトへの登録は絶対に行うようにしてください。

 

転職サイトへ登録しておけば、体験談の様にいろんな世界が見れるようになって、過酷な労働環境の殻に閉じこもりづらくなります。

さらに常にアンテナを張って、より良い環境を見つけることができるため、いざ転職しよう!という時にスムーズに行動できるようになります。

 

過酷な環境でいつか限界が来た時に、そこから行動を開始してもロクな情報分析ができず、転職したもののまた同じような環境、最悪もっと劣悪な環境だった!ということも充分あり得ます。

転職サイトに登録して情報を集めることは、本当に重要ですので、必ず今すぐ登録しておくようにしてください。

 

転職サイトと言っても「どこに登録すればいいか分からない」という方は、とりあえずリクナビNEXTへの登録をおススメします。

リクナビNEXTは転職者の約80%が利用している業界最大手で、求人数が多く、転職活動に役立つツールが揃っています。

他にも登録した方が良いサイトはありますが、リクナビNEXTは転職を考えている人ならば必ず登録しておくべきサイトですので、登録していない方は登録しておいてください。

映像制作の仕事がきついと言われても

今回の記事をご覧いただいた方は、映像制作の仕事がきついと言われているのを知りながらも、その業界で働くことを考えている人だと思います。

今回紹介したように、この映像制作の仕事に携わりたい!という気持ちは非常に大きなものになります。

 

しかしだからといってがむしゃらに目指すのではなく、今回の記事を参考にして頂き、少しでも環境が整っている企業を選んでいくという事を忘れないようにしてください。

体験者の様に、仕事を楽しみながら、より良い環境で働いていける様になる事を、心の底から願っています。

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