仕事のミスから立ち直れない|ミスに囚われずに前向きに働いていく方法

仕事で大きなミスを起こしてしまい、なかなかそのミスから立ち直れくなってはいないでしょうか?

 

仕事でミスをするという事は意外と大きなダメージを伴いますので、ミスから立ち直れないという方も非常に多くなっています。

 

 

しかし、これは社会で働く以上マイナスでしかなく、落ち込んで得られるものは何ひとつありません。

 

ミスから立ち直れない状況と言うのは、ミスした事実ばかり考える→自分を責めるという流れから生まれます。

 

 

しかし社会で働き続けるためには、この思考自体を変えていく必要があり、そうしなければミスをしない完璧な人間という非現実的なゴールを目指さなければなりません。

 

この社会でミスをしたことが無い人なんていません。ヒューマンエラーは必ず起こります。

 

 

社会の枠組み上ヒューマンエラーが起こる事は前提になっていますので、ミスをしない働き方を目指すのは非常に非効率的になります。

 

そのためミスを起こした時の正しい考え方と言うのは、ミスに対するイメージを変える→ミスが起きたらそのミスを活かした働き方を考える→ミスが起きても成長する材料として捉える事ができる→ミスしても無用な落ち込みは無く適度に開き直れる、という流れが重要になってきます。

 

 

ミスを起こしても何の反省も無いというのは問題ですが、こういった考え方が出来る様になれば、必要以上に落ち込むという事は無くなり、ミスを自身の成長へとつなげる事ができる様になります。

 

 

ただこういった事を言葉だけで説明しても、すぐに今後に役立てる事は難しいと思いますので、今回の記事では、こういったミスに対する正しい考え方、そしてこの考え方を持つ事でミスから立ち直りやすくなるという事を、詳しく紹介していきたいと思います。

 

 

今ミスから立ち直れない状況だと、単に説明だけしてもなかなかあなた自身の状況に合わせて考える事は難しいと思いますので、客観的に感じて頂けるように、まずはある体験談を紹介していきたいと思います。

 

この体験談では、ミスに囚われる事のデメリットや、ミスに対する姿勢を変える事でのメリットが非常に分かりやすいものになっています。

 

 

是非客観的な視点で読んで頂き、ミスに対する考え方の違いが及ぼす影響を、しっかりと理解していくようにしてください。

 

体験談の後には、ミスに対する正しい考え方や、無用な落ち込みを避けていくための方法を、より詳しくまとめていきますので、是非最後までじっくりとお読みください。

ミスが多く精神的に落ち込んだ体験談

私は、営業事務の仕事の後、独学で勉強しウェブデザイナーとして転職をしました。

 

そんな会社員時代での、とてもミスが多かった時期の体験談を書きたいと思います。

 

 

ミスというのは不思議なもので、いくら気をつけていても、どうしてもミスがでてしまうものです。

 

自分では注意したつもり、見直したつもり、正確なことを確認したつもり。

 

でも上司や他の方に見てもらうと、なぜか自分では気付くことができなかったミスが発覚します。

 

 

自分では何回も確認したので、「なんで?後から付け足したのではないの?私のはずがない・・・」と思ってしまいたくなるほどです。

 

 

そんな経験をしているので、同じような環境に今いらっしゃる方や、同じような悩みを抱えている方に向けて、なにかこの記事がお役に立てたら嬉しいなと思い、書かせて頂きます。

あまり落ち込まなかった1社目のミス

まずは、営業事務の仕事をしていた時に起きたミスの話をします。

 

その時は、見積書作成などの書類作成を行い、各部門長の印鑑を押すという仕事をしていました。

 

 

印刷物なので、すぐに修正がきかない場合も多かったです。

 

一番ひどく印象に残っているのは、請求書作成を頼まれた時に、数字を一桁間違えているということがありました。

 

 

また見積書を作るときに、宛名部分の取引先の部分を後株と前株を勘違いして作成していまい、取引先に送った後、先方の担当者に指摘されて初めて気付くということもありました。

 

 

後日、上司が先方の取引先にお詫びのお土産を持って謝りに行っていました。

 

 

営業事務の時の上司はとても寛容な方でしたので、笑って「クリティカルなミスでない限り、やり直せばいいよ」というスタンスで、大変助かりました。

 

お酒の席ではだいぶネタにされましたが、この時の人間関係は今でも感謝しています。

2社目での度重なるミス

ウェブデザイナーとして会社に勤めている時は、修正しようと思えばすぐログイン画面から入り、記事の修正を行うことは可能です。

 

可能なことは可能なのですが、そういったことがあまりに重なりすぎると、上司の顔色もだんだんと曇ってきます。

 

 

ウェブ系の仕事に就いた時の上司は完璧主義の方で、最初のうちは多めにフォローしていただいていましたが、だんだんと顔色が曇ってきて、そのプレッシャーから私が起こすミスは、益々深刻化していきました。

 

 

「絶対にミスしないようにしなくちゃ!」と思えば思うほど、気持ちが空回りし焦ってしまい、その焦りというか余裕のなさがミスをしてしまうという悪循環でした。

ミスが起きた原因と実際の対処法

自分でもどうにかしたいと思い、まずはミスをする時の共通点を考えることにしました。

 

私の場合、ミスをするときには必ず自分の気持ちに余裕がなく、精神的に焦っているときに起こるということが、だんだん分かってきました。

 

 

「早くしなくちゃ!」と急いでいる時や、周りの人からの視線が気になって業務に集中できない時に、ミスが発生していました。

 

早くしないといけないと思って気持ちが焦っているときほど、深呼吸して一旦自分を落ち着かせるようにしました。

 

 

そうして、一旦自分の中で書類ができたら、印刷ボタンや投稿ボタンを押す前に、指差し確認や、周りの人に聞こえないくらいの声で声出し確認をするようにし、ひとつひとつ見落としがないように確認しました。

 

指でなぞっても確認するようにしました。

 

 

周りの人からの視線が気になり、業務に集中できないことは今も修行中です。

 

良い人と思われたい、好かれたいという思いが強すぎて、人からどう思われているのかが気になっていました。

 

 

これは自己肯定感を上げる努力をしたり、八方美人な部分の自分を捨てようと決意して、今も実行中です。

 

 

他には、集中力が続くようにタイマーを30分でセットして、30分毎に少し小休憩をいれたりすることで、集中力が続くようになりました。

 

このおかげでだらだらと仕事を続けてしまい、ミスをしてしまうということはなくなりました。

ミスに対する考え方を変える

立て続けにミスをしていた当時の気持ちは、とても辛いものがありました。

 

こういったミスが続いていると、自己嫌悪感は非常に大きくなっていきます。

 

 

私の場合も完全に治ったわけではなく、今も自分をコントロール中です。

 

トイレに行って、一人になる時間を作って軽くストレッチしたり深呼吸したりすることで、少しでも気分が変わってきます。

 

 

他には、今怒っている上司の弱い所や恥ずかしかった場面を思い出して、一人で心の中で笑っていました。

 

要は、心の中では開き直るような思考を心がけるようにしました。

 

 

人間誰しもミスはするものです。

 

ヒューマンエラーは必ず起こるものですから、自分の気持ちに余裕を持って仕事に取り組めるようにしています。

仕事のミスから立ち直る方法

ここまで体験談を読んで頂いたことで、ミスに対する考え方次第で、またその後の行動次第で、落ち込みすぎる状況は避けられるという事が理解して頂けたかと思います。

 

これ以降は、落ち込みすぎないための考え方や行動を、体験談をもとにしてより詳しくまとめていきたいと思います。

仕事のミスで落ち込む原因

仕事でミスをして落ち込むのは当然ですが、落ち込みすぎるのにはそれなりの理由があります。

 

体験談でも、1社目のミスでは落ち込みすぎるという状況にはなっていませんが、2社目では立ち直れない寸前まで悩む結果となっています。

 

 

この2つの状況で一番大きく影響しているのは、周りの環境になります。

 

周りの人の目線やプレッシャーというものが、「ミスをしてはいけない」という意識に結びつき、さらにその焦りからミスを繰り返すという悪循環になっています。

 

 

そこからさらに周りの目が気になるようになり、結果自己嫌悪が強くなり、最終的には立ち直れない状況になってしまう可能性が大きくなります。

 

ミスをして何の責任も感じない事には問題がありますが、このような状況で落ち込みすぎるのもまた問題です。

 

 

まずはこの、周りの人の評価を気にすることが自己嫌悪に繋がるという事を覚えておいてください。

ミスばかりする原因

次にミスばかりするようになる原因について紹介していこうと思います。

 

ミスから立ち直る事ができても、ミス自体を少なくしていかなければ問題は繰り返しになってしまいますので、こちらもしっかりと把握するようにしてください。

周りの評価を気にする

先ほど紹介した周りの評価ですが、周りの評価を気にすると、ミスした時に必要以上に劣等感に襲われるようになります。

 

そうなると、ミスした後には必要以上のプレッシャーを感じる様になってしまい、「これ以上ミスができない」という焦りが生まれる様になってしまいます。

 

 

ミスを繰り返さないようにするという考えは大事なのですが、これ以上ミスが出来ないというネガティブな考えは、あまり良いことではありません。

 

自分にプレッシャーだけを与える様な考えになってしまうと、更なるミスを誘発してしまう状況になりやすい為、周りの評価を気にするという事は大きなデメリットになります。

確認不足

仕事をしていれば、確認不足によるミスと言うものは必ず起こります。

 

体験談でも徹底した確認作業を行うようにしていますが、それほどミスと確認不足は密接な関係があります。

 

 

徹底した確認作業を行う事によって、仕事上のミスは大きく減らせるぐらい、確認不足はミスの大きな要因になっています。

 

今回の体験談での原因はこういったものになっていますが、あなたがミスばかり起こす原因は何なのか?ということをまずは把握しておくことが重要です。

 

 

自分の現認をしっかりと特定して、それに見合った対処を起こっていくようにすることが重要です。

ミスを少なくする方法

ミスが多くなってしまう原因が理解できたら、次は具体的な対処法について紹介していこうと思います。

 

こちらも体験談をもとにして紹介していきますので、しっかり読んで把握しておくようにしてください。

気持ちを落ち着かせる

体験談にもあるように、周りの目を気にする様になると、焦りが生まれやすくなります。

 

焦りが生まれてしまうと、仕事の質は大きく下がってしまい、ミスをしてしまう可能性が大きく上がりますので、一度気持ちを落ち着かせることが重要です。

 

 

体験談で言われている深呼吸して心を落ち着かせるというのは、決して馬鹿には出来ない有効な方法になります。

 

深呼吸する事によって気持ちを落ち着かせ、リフレッシュする事ができ、冷静な気持ちで仕事に向き合えるようになりますので、焦っている時には一呼吸置くという事を意識するようにしてください。

集中力

これも体験談に書かれている事ですが、集中力と言うのはずっと続くものではありません。

 

自分では集中しているつもりでも、後から見直すとすごく質の低い仕事になっているという事はよくあります。

 

 

無理して集中を続ける様にするよりも、体験談の様にトイレで一呼吸ついたりストレッチしたりすることでリフレッシュする事が重要です。

 

なるべく頭を使わない様な手段でリフレッシュする事で、もう一度集中力を取り戻すことが出来ますので、適度な休憩を意識するようにしてください。

徹底した確認作業

先ほども申し上げた通り、仕事上のミスには確認不足というものが非常に多くなっています。

 

自分ひとりの作業など二重チェックが難しい場合には、体験談の様に指さし確認や声に出して確認する事が非常に有効です。

 

 

また、ミスが起きた際にはメモをとっておき、ある程度ミスしやすい傾向が分かってきた段階でチェックリストを作成する事も有効になります。

 

自分で作業した仕事を再確認するということは非常に面倒に感じますが、仕事と確認不足は切っても切れない関係ですので、必ず徹底した確認作業をするようにしなければなりません。

自己嫌悪を無くしていく方法

これまで紹介したように、自己嫌悪から落ち込みすぎる状況を避けていくには、まずはミスを減らしていくという事が大前提となります。

 

ミスが減っていけば、落ち込む機会自体も減っていきますので、まずはこれまでに紹介した内容に注意して、ミスを減らしていくようにしてください。

 

ミスを減らしていくという実質的な行動以外で、ミスによる落ち込みを少なくする方法を紹介していきたいと思います。

ミスに対する考え方

まずは仕事上でのミスに対する考え方から変えていく必要があります。

 

以下エン・ジャパンが行ったアンケート結果を見て貰えば分かるように、仕事上のミスはほとんどの人が経験しています。

引用:

【図1】仕事でミスをしてしまった経験はありますか?

仕事でミスをした経験

【図2】仕事でミスをしてしまった際に、一番大事だと思うことは何ですか?

ミスをした時に大事なこと

出典:エン・ジャパン 『 エンウィメンズワーク 』ユーザーアンケート集計結果

あなたの職場で仕事が出来ると言われている人も、これまでに様々な失敗を経験してきているはずです。

 

ミスを経て、その経験を次に活かし、そうやって成長し続けたからこそ仕事が出来る人だと言われるようになっていったのです。

 

 

ミスをして反省することは大事なことですが、いつまでもミスをしたことを後悔しても、あなたにとっても会社にとっても利益はありません。

 

図2のミスをしてしまった際に、一番大事だと思うことに記載されている様に、「再発させない様に次に活かす」、「信頼を取り戻すべく次の仕事を頑張る」といった、前向きな考え方が重要になります。

 

 

このような前向きな考え方を意識するようにすることで、まずはミスを引きずらないような思考になっていきます。

 

そのような思考に変えていく事ができれば、そのミスを踏まえて今後再発を防ぐためにどのような働き方をすべきか?ということが考えられる余裕が生まれます。

 

 

ミスする度にこのように次に活かしていく事によって、ミスで落ち込んでしまう事はあっても、必要以上に落ち込むことが無くなり、ミス自体を自分が成長できるチャンスと捉えていく事ができる様になります。

 

 

何よりもまずはミスに対する考え方を変えていく事が重要ですので、会社に迷惑を掛けて落ち込んでいるという場合には、今後より会社に貢献していくために、次に活かした働き方を意識していくようにしなければなりません。

環境に大きな問題がある場合

これまで紹介したように、仕事でミスをしてしまうという事には、周りの環境というものが大きく影響してきます。

 

周りの環境を踏まえた上で、ミスを乗り越えて行けるような環境ならば良いですが、それを許さない様な環境では大きなストレスを伴ってしまいます。

 

 

職場環境が原因となってミスが増えているにも関わらず、そのミスをいつまでも過剰に怒られるような環境ならば、成長していくことは難しく、ミス自体がトラウマになってしまう可能性もあります。

 

ミスがトラウマになり、ミスに囚われる様になってしまうと、職場を変えようともミスを恐れる状況は変わりません。

 

 

このように職場環境に大きな問題がある場合には、辞める事を優先させるべき状況もありますので、頭の片隅に入れておいてください。

まとめ

今回紹介したように、仕事のミスで落ち込むという事は、考え方一つで防いでいく事が可能です。

 

そして冒頭で紹介したように、ミスを出来る限り減らして、落ち込む機会自体を減らしていく事も重要になります。

 

 

何度も言いましたが、ミスをして反省する事は非常に重要です。

 

しかし、必要以上に落ち込む事にはあなた自身にとっても、また会社にとっても、何の意味もない事になりますので、ミスを次に活かしていく為にも、前向きな考え方と言うものを重要視するようにしてください。

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