初歩的なミスで落ち込む|恥ずかくて情けない状態からどう立ち直る?

「ありえないぐらい初歩的なミスをしてしまった」

「中堅なのに初歩的なミスをして恥ずかしい」

経験年数にかかわらず、初歩的なミスをしてしまうと大きく落ち込んでしまいます。


なんであんなミスをしてしまったのかと後悔しても、気持ちが立ち直ることは決してありません。

しかしこの初歩的なミス。

実は落ち込んでしまう原因は、あなたの考え方にあります。


結論から先に申し上げると、初歩的なミスと決めつけてしまっているあなたの考えに大きな問題があります。

ミスは必ず起こるものであって、それに初歩的なミスもしょうがないミスの違いもないのです。


このような考え方のままでいると、今後もミスをする度に落ち込んでしまうことになってしまいます。

そこで今回の記事では、初歩的なミスとの正しい向き合い方について解説していきたいと思います。


まず最初に初歩的なミスで落ち込んだものの、あるきっかけで前向きになることができた体験談をご覧いただきます。

初歩的なミスに落ち込んでしまう人に多くなっている共通点が理解しやすい体験談です。

あなたと共通する点がないかに注目して読んでもらえると、その後の対処法もより深く理解できるようになります。


初歩的なミスで立ち止まってしまうのではなく、前向きに働いていくためにぜひ参考にしてください。

※今回の記事で解説するのは、初歩的なミスで落ち込む時の対処法になります。

ミスの根本的な解決法については、様々な要因があるためこの記事では言及していません。

ミスの原因や対処法全般については、仕事でミスばかり起こす人の対処法を参考にしてください。

⇒仕事でミスばかり|職場で失敗が多い自分を変える12の対策を徹底解説

初歩的なミスで落ち込んだ体験談

普段、冷静に考えれば難なくこなせることでも、忙しさに追われていたり、慌ててパニックになりかけていたりすると思わぬ失敗をしてしまうものです。

あまりに初歩的なミスをしてしまうと、自分自身に情けなさを抱き、周りに対しても申し訳なく感じてしまい、落ち込んでしまうものです。

今回は、初歩的なミスを犯して落ち込みの渦中にいる方のために私の体験談をお話したいと思います。

  • 居住地:宮城県在住
  • 年齢性別:26歳女性
  • 経験年数:入社2年目
  • ペンネーム:鈴りんごさん

初歩的なミスをして落ち込む

アパレルのバックヤードで作業をしていたときに、「ネックレスを袋に入れて返品して!」との指示を受けました。

普段ならば、ネックレスは絡まりやすいので、袋を分けて一つずつ入れなければいけないと判断します。

しかし、そのときはものすごい量の商品と格闘しており、余裕がなかったせいで正確な判断ができず、一つの袋に5つほどのネックレスをまとめて入れてしまいました。

案の定、絡まってしまい、数人がかりでネックレスの絡まりを取るという作業をしなくてはいけなくなりました。

初歩的なミスをした時の心境

まずは、自分が犯してしまったミスに赤面しました。

そして、こんな常識的なことも判断できなかったのか…という情けない気持ちでいっぱいになりました。

周りの人の仕事を増やしてしまい申し訳ない…と、とにかく失態をしてしまった自分自身を責めました。

周りからも「できないやつ」「常識のない失敗するやつ」と思われたのではないかという想像をしてしまい、今まで頑張ってきた努力が水の泡になるような感覚を味わいました。

ミスした時の周りの反応

忙しい時期だったので、周りの人も余裕がなく、私の初歩的なミスで仕事が増えたことにうんざりした様子でした。

「この人使えないやつ」「一から十まで説明しないと分からない自分で考えられないやつ」など、マイナーな思いを抱かれているのだと身に染みて感じました。

今までの信用までもすべて失ってしまったような感覚になりました。

落ち込んだ状態から前向きになれたきっかけ

その日一日、針のむしろのような空間で過ごし、周りの人からの冷たい目線に耐えていました。

落ち込みがピークになっていたときに上司から声をかけられ、

「鈴りんごさんはいつも頑張ってくれているから。たまにはそういうこともあるものよ。今回のことはミスをしてしまったとではなく、一つ学んだと考えてね。」

と言って頂きました。

冷たく固くなっていた心が一気にほぐれ、「今回のこの出来事をバネにして、これからは人一倍頑張っていこう」と思えました。

初歩的なミスとの付き合い方

忙しいときでも落ち着いて、深呼吸して仕事に取り組むことで、冷静に判断することができ、初歩的なミスを減らすことができると思います。

それでも、うまくいかないことや失敗してしまうこともあるものですが、ある程度うまくいかなかった理由や原因を掴んで反省したら、そのことを次にどう活かせるかを考えることがポイントだと思います。

ミスをしてしまった自分だからこそ、後輩に業務を引き継ぐ際などに、注意点やポイントをしっかりと伝えることができるとも考えています。

初歩的なミスという考え方から見直すべき

体験談を読んでいただいたことで、何となく初歩的なミスの本質が理解していただけたかと思います。

そもそもあなたが起こしてしまった初歩的なミスは、どういった意味で初歩的なのか?

初歩的だと思っているからミスをしてしまうという捉え方もできます。

逆にミスが起きやすいポイントは、念入りにチェックしているからミスが起きにくいという状態も多いはずです。


まずはミスの種類を仕分けなどせず、初歩的なミスという捉え方から見直していくべきです。

ミスは必ずしも能力不足からくるものではない

初歩的なミスをして落ち込んでしまうのは、半分は「自分が能力不足だ」という意識からだと思います。

しかしミスとは必ずしも能力不足からくるものではありません。


確かに仕事に慣れていない新人の人などはミスも多くなると思います。

しかしほとんどのミスは能力不足ではなく、体験談の様に多忙であるなど、その他の要因から起こってしまうものです。

初歩的なミスと決めつけずミスは必ず起こるものと捉える

つまりミスは初歩的なことであれ、ミスが起きやすいポイントであれ、区別して考えるべきではありません。

日頃からミスは必ず起こるものだという認識を持っていることが大切になります。


必ず起こるものであるからには、避けて通ることはできません。

大事なのはミスが起きた時に、どのような対処を行っていくかということです。

今後ミスをどのように抑えていくのかを考えていく

体験談でも語られている通り、ミスを起こしたら「ひとつ学ぶことができた」という捉え方をするべきです。

ただしそのまま流してしまっては学びになりませんので、原因を追究し再発防止策を考えなければなりません。


ここまでしっかり対処することで、起こしたミスに対してしっかり対策できますので、同じミスを起こす確率が大きく下がります。

つまりひとつの初歩的なミスによって、あなたの仕事が成長できたということです。

同じミスを繰り返さない姿勢があれば成長できる

このようにミスに対して反省し、原因を追究して改善策を考えられれば、あなたはミスを経て成長することができます。

ここで一度初心に戻ってみましょう。

あなたが初歩的なミスで落ち込んだのは、単純なミスを起こしてしまって情けないからだと思います。

しかしどんなミスであろうと、原因はあなたの能力不足ではありません。


つまり何かしらの原因があって、そこでミスが起きてしまったということです。

あなたがやるべきことは、その原因を追究し再発防止策を考えることです。


なにひとつあなたが落ち込む理由などありません。

年数が経っても同じミスが多い時の対処法

ここまで初歩的なミスは気にする必要がない理由を解説してきましたが、なかには何年経っても同じミスをして悩んでいる人もいるかと思います。

原因を追究し改善策を考えているのに、なぜか同じような初歩的なミスをしてしまう。

そんな場合にはどうすればいいのか。解説しておきたいと思います。

可能ならば仕事の向き不向きで仕事を選ぶ

ADHDなどが原因となって初歩的なミスを繰り返してしまう人もいます。

このような場合にはいくら対処しても根本的な解決は難しくなります。


あなたがどんな仕事でミスを起こしやすいのか?

逆にどんな仕事ならばミスが少ないのか?

こういった特徴を理解して、可能ならばミスの少ない仕事に集中してさせてもらうと、職場全体の効率もよくなります。

リマインダーを使う

仕事を選ぶことが不可能な人は、スマホのリマインダーの機能を使うとかなりミスを抑えることができます。

リマインダーとは、簡単に言えばto doリストですが、仕事の期限を設定したり、決まった仕事の手順を登録することも可能です。


確認作業などつい忘れてしまう人でも、やるべきことの見落としを防いでいくことが可能です。

スケジュール管理が苦手な人も、仕事の優先度なども管理することが可能なので、うまく使って行けばスケジュールも管理できるようになってきます。


このようなアプリをうまく使って行くことで、不安も小さくなるため、そういった点でもミスの低減につながります。

初歩的なミスでも改善して成長すれば問題ない

このように初歩的なミス自体は、特別落ち込みすぎる必要のないミスです。

通常のミスと同じように、今後同じミスをなくすためにはどうするべきか?

このことだけを考えて前向きに働いて大丈夫です。


ミスを起こした直後は周りの人の目が気になるかもしれません。

しかしその嫌悪感をなくすためには、今後の仕事で挽回していくしか道はありません。


ミスに対する正しい向き合い方を意識して、焦らずひとつずつ成長できるように心がけてください。

 
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