「今日はなんだかミスが多い日だったな」と、ただ不運な1日だったと終わらせようとしてはいませんか?
体調不良など心身的に何かしらの事情があったのならば、あまり気にする必要はないかもしれません。
しかし多くの場合には、なにかしらはっきりした原因があり、その原因を排除しなければ今後もミスを起こし続ける可能性が高くなります。
1日中ミスが多い状況だと、仕事のストレスはいつも以上に大きくなり、疲れは何倍にも感じ、なにより気分的に大きく落ち込んでしまいます。
ただでさえ仕事のミスが多くなる日は忙しい状況が多い為、さらにストレスや気分の落ち込みが重なってしまうと、翌日にまで影響を及ぼしてしまうようになります。
そのような状況が続いてしまうと、最悪働くことさえも困難になるほどの精神状態に追い込まれてしまう可能性も低くはありません。
しかしミスが多くなる日には、はっきりとした原因があること多く、注意すべきポイントさえ意識していけば、ミスを減らしていくことが可能です。
何も考えずに突き進んでしまうと、ミスを積み重ねてしまうことに繋がり、そのうち大きなミスも引き起こしてしまう可能性も高くなります。
そこで今回の記事では、ミスが多い日の原因を追究し、その内容を踏まえてミスを続かせないための正しい対処法について、詳しく紹介していこうと思います。
実際にミスが多い1日に悩まされた体験談をもとにして対処法など紹介していきますが、じっくり読んでいる暇がないという人の為に、重要ポイントだけをまとめておきます。
- 仕事が向いていない可能性は必ず否定しておく。
※重要⇒仕事の向き不向きの見極め方 - 1つ目のミスを冷静に焦らずしっかりと対処する
- ミスを引きずらず1日の仕事全体を考える
- ミスを取り戻そうとしない
こういった問題の場合には、客観的な視点で物事を見てみることによって、より問題点を理解しやすくなりますので、ぜひこれから紹介する体験談の方もじっくりとご覧いただきたいと思います。
体験談の後には、ミスが多い日の原因や具体的な対処法について、より詳しく紹介していきますので、ぜひ最後までしっかりお読みいただき、今後の社会人生活に役立ててください。
ミスが多い1日の原因を追究した体験談
私は1年目から、確認不足や連絡不足といった些細なミスが多い傾向にありました。
このままでは良くないと思い、状況を改善するため努力してきました。
9年目になる今ではミスをすることは少なくなり、先輩にも頼もしくなったと言われています。
しかし、仕事が順調にいっている今でも、ミスに苦しむ日はあります。
ミスが多かった1日
その日は朝から疲労感がありました。
仕事の納期が迫っているため連日残業しており、家に帰ってもただ寝るだけという生活でした。
その日、職場についてから、自宅でまとめていた仕事の資料を忘れたことに気づきました。
資料を忘れたものの、一部のデータは職場のパソコンにあったため、新たにまとめながら仕事を進めました。
すると、上司から他の仕事の催促がきました。
提出は来週中のはずなのに…と思って手帳を確認すると、提出期限はなんと明日でした。
現在の仕事を仕上げてから取り掛かろうと思っていたため、まだその資料には手をつけていません。
私は焦って、今の仕事を中断して取り掛かりました。
なんとかその日中に仕事を仕上げ、上司に提出しました。
しかし、誤字脱字などのミスを指摘され、修正が必要な状態でした。
そして朝中断した仕事をしようとすると、様式を間違えて記載していることに気づきました。
今日はもうやめようと思って帰り支度をしていると、先輩から打ち合わせはどうするのかと声をかけられました。
仕事後に打ち合わせをする予定を、声をかけられるまですっかり忘れていたのです。
厄日じゃないかと思うほど、うっかりとしたミスが多かった日でした。
ミスの多い1日になってしまった原因
まず大きな原因として、仕事が忙しく、疲れがたまっていたことが挙げられます。
生活の基本である衣食住がきちんとできていない状態でした。
食事はとっていましたが、身体も心も疲労しきっていました。
その疲れから、仕事への集中力を欠いていたことがミスに繋がったのだと思います。
また、他の原因としては、自分のスケジュールを把握し、優先順位をつけていなかっとことも大きく影響したと思います。
とにかく仕事をこなさなければと思い、目の前の仕事から取り組んでいましたが、それは私が何から手をつければよいかを考えていなかったからです。
必死に目の前の仕事に取り組んでいるといえば聞こえがいいですが、何も考えずに目の前の仕事をこなしていただけです。
納期や重要性などから仕事に優先順位をつけることが大切だったと思います。
また、こうしてミスが連続してしまったのは、ミスに気づいた時にマズイと思う気持ちや、ミスを取り返さなければならないという焦りが原因になったのだと思います。
期限が迫っている中、早く仕上げなければいけないというプレッシャーから、仕事をただ仕上げるということだけが目標となってしまったため、誤字脱字のミスに繋がったのだと思います。
また同じように、とりあえずこなさないといけないと、仕事を作業的に取り組んだ結果、様式を間違えるミスにも繋がったのだと感じました。
ミスが多い日の対処法
ミスが多い日は、まず最初のミスが起きた時に落ち着いて対応することが大切です。
ここで取り返そうと思って焦ってしまうと、ミスが連続することに繋がりかねません。
やってしまったという気持ちはわかりますが、まずはそのミスはどのくらいの重要性なのか、どのような対応策が考えられるのか、そしてどう行動するのがよいのかを冷静に考えましょう。
それが難しい場合には、ミスが起きた時点で他者に相談することをお勧めします。
誰かに現状を分かってもらおうと自分の言葉で話すことで、自分の状況を整理することができます。
それに、相談することで他者からのアドバイスをもらうことができます。
そして、仕事が多忙な時こそ、まずは自分の生活を整えることが必要だったと思います。
自身の疲労が強い状態で、仕事でベストを尽くせる訳がありません。
その時は必死に仕事に向き合っているつもりでしたが、今となってみると、自分の心身が充実してこそ、仕事でもきちんと能力を発揮できるということに気づきました。
また、自分のスケジュールを日常的に把握しておくことも大切です。
多忙な時には、ついスケジューリングが後回しになりがちですが、普段きちんと行っていると、ミスを避けることができる場合があります。
仕事でミスが多い日の原因と対処
この体験談の内容は、あくまでミスばかりの1日になってしまう原因のひとつですが、やはり忙しさという部分は大きく関わってくる要素だと思います。
これ以降は、ミスばかりの1日になってしまう原因と、具体的な対処法について、より詳しくまとめていきたいと思います。
ミスが多くなる日の捉え方
まず大前提として注意しておかなければならないことは、ミスが起きやすい状況と経験は、必ずしも相関しないという事です。
体験談の様に、9年という経験を持ちながら、頼れる上司という立場を確立した後でも、そういったミスばかりの日になってしまう可能性はあります。
ミスが多くなってしまう状況には、経験による仕事の正確さだけでなく、それ以外の要因も関わってくるということが重要です。
この部分をしっかり認識できているかどうかで、ミスが多い日になるかどうかの可能性が大きく変わってきますので、まずは経験だけでなく、様々な要因が関わってくるということを認識しておく必要があります。
ミスが多い1日になる原因
ミスが多くなってしまう原因は、その人のおかれた状況によって様々だと思いますが、体験談で語られている内容をもとに、代表的な原因をいくつか挙げていきたいと思います。
少なくともこれから紹介する内容に注意していけば、ミスが起きる確率自体は下げていくことが可能ですので、しっかりと把握しておくようにしてください。
仕事の忙しさ
仕事が忙しい時には、どうしても集中力不足や確認不足などによって、ミスが起きるリスクが大きくなってしまいます。
忙しいだけなら、まだ気を張る事で対応できる場合もありますが、睡眠時間まで削られるような状況の場合には、集中力を維持すること自体が難しくなってしまいます。
睡眠不足は、集中力不足、確認不足、仕事の質すべてに影響を及ぼしますので、度を過ぎた労働量というものは、どうしてもミスのリスクが高くなります。
忙しい状況だから無理をして働かなければならないという考えでいると、ミスは増え続けるばかりで余計に疲労が溜まっていく可能性が高くなるため注意が必要です。
スケジュール管理
仕事を円滑に進めていく際に、スケジュール管理というものは非常に重要になってきます。
体験談で語られている納期の勘違いのようなミスを予防できるだけでなく、優先順位を決めることで仕事をスムーズに進めていくことができるようになります。
仕事が忙しい状況、または一度ミスを起こしてしまった状況では、こういった地道なスケジュール管理というものを軽く見てしまいがちです。
この部分を後回しにしてしまうと、決して軽く見ているつもりはないのに、体験談の様に納期を勘違いしてしまうなどのミスを起こしてしまう可能性が大きくなります。
スムーズな仕事の進め方という意味合いだけでなく、ミスを減らしていくという意味でも、スケジュール管理というものが非常に重要になってくると認識しておくようにしてください。
ミスに囚われてしまう
仕事でミスをしてしまうと、どうしてもミスした分を取り戻そう、またはロスした時間を取り戻そうとしてしまう為に、「目の前の仕事を早く終わらせなければ」という思考に陥ってしまいます。
これは、ミスを起こした時にはごく普通の考え方と言えると思いますが、こういった考え方は、実はミスを繰り返すという状況に置いては非常に大きなリスクとなってしまいます。
ミスを繰り返さないという点においては、ミスしたことに囚われず、あくまで前を向いた仕事の進め方が重要になります。
しかしミスに囚われている状況だと、ミスしてしまった事実ばかりが頭をよぎり、ミスによってロスした時間や、ミスを再び起こしてしまうことを恐れる思考になってしまいます。
こうなってしまうと、ミスを恐れて更なるミスを重ねてしまう状況に陥りやすくなりがちです。
ミスを起こしてしまった時に重要なのは、「二度と同じミスは起こさない」という考え方であり、「またミスを起こしたらどうしよう」という消極的な考え方ではありません。
消極的な考え方になってしまうと、どうしても後手に回りやすくなり、更なるミスを呼び込みやすくなります。
ミスに囚われず、そのミスをどうやって今後に活かしていくか?という考え方を持っていく事が重要になってきます。
ミスが多くなってしまう1日への対処法
これ以降は、ミスが多くなってしまう1日への具体的な対処法について詳しく紹介していきたいと思います。
思わぬミスが続くという状況だけに、対処法もシンプルなものになってしまいますが、こういった状況ではこういったシンプルな対処法ほど見逃しやすくなってしまいますので、しっかりと把握して確実に対処できるようにしてください。
仕事の向き不向きを整理しておく
どんな人にも、得意な仕事と苦手な仕事というものは存在します。
あなたがどのような仕事を得意としているのか?をしっかり整理しておき、苦手まではいかなくとも得意じゃないぐらいの仕事でも、いつも以上に気を張って仕事をすることで、ミスを防げるようになります。
自分を客観的に見てどんな仕事に強みを持っているのか?整理していくのが一番ですが、なかなかそんなことは面倒くさいという人も多いんじゃないかと思います。
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この仕事の向き不向きをしっかり整理しておかないと、「ミスが多い1日」だけでは済まず、永遠とミスが続いてしまう可能性もありますので、分析したことがない人は一度分析しておくことを強くおススメします。
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最初のミスを重要視する
1日のうちでミスばかり起こしてまう状況では、最初のミスに引っ張られてしまうという状況が、非常に多くなっています。
ミスが多くなってしまう状況を避けていくには、やはり1つ目のミスをしっかりと対処していくことが重要です。
1日のうちにミスばかり起きてしまう状況では、1つ目のミスを取り返そうとする姿勢が大きく関わってきます。
そういった姿勢になってしまうと、ミスを取り戻さなければならない、ミスを取り戻す為に早く仕事をこなさなければならない、といった思考に陥りやすくなるので注意が必要です。
こういった考えた方になってしまうと、体験談の様に見えないものが多くなってしまいます。
その結果、立て続けにミスが起こってしまうという状況を自ら呼び込んでしまいますので、大きなデメリットとなってしまいます。
ひとつのミスで起こったロスを取り戻す姿勢も、もちろん大事なことです。
しかし、その姿勢によって更なるミスを呼び込んでしまう状況になってしまっては、本末転倒になってしまいます。
あくまでその日1日の仕事をスムーズに進められるように、始めのミスをしっかりと対応していく姿勢というものが重要になってきます。
個人的な責任感で、ミスした分を取り戻すべく、担当する仕事を早く終わらせるという考えを持つのではなく、1日の仕事すべて、そして職場全体の仕事量を考えた上で、これ以上ミスが生まれにくく、かつ円滑に進めていけるやり方を考えていかなければなりません。
体験談の様に、ミスした後はミスを取り戻す為に、目の前の仕事だけに集中してしまうということはよくあることですので、ミスを起こしてしまった後は、必ず注意しておくようにして下さい。
仕事で失敗が多い日は気持ちの切り替えを意識する
今回紹介したように、ミスが多くなる1日というのは、ミスをした後のあなたの精神状態というものが、大きく関わってきます。
ミスに囚われ過ぎても更なるミスを呼び込みますし、簡単に考えすぎても同じミスを繰り返してしまう事になってしまいます。
一度ミスによって出鼻をくじかれてしまうと、いくら経験豊富でも、その日はミスばかり起こしてしまう状況になってしまう可能性は高くなります。
経験がいくらあっても、ミスを繰り返してしまう可能性があること、そして最初のミスに対してしっかりと対処していく事が、ミスを続かせない為に重要になる、ということをしっかりと認識しておくようにしてください。
また、今回紹介した内容はミスが続く1日でしたが、ミスを引きずり過ぎると1日では済まないこともあり得ます。
そうなると、ただミスの多い1日では済まなくなりますし、あまり長く続くようであれば、他の原因があることも考慮していなかければなりません。
ミスばかり起こしてしまう原因になってしまう状況には様々なものがありますので、1日で済まない様な場合には、以下の記事を読んでミスばかり起こる原因になる状況をしっかりと把握しておくようにして下さい。