仕事で大きなミスをして大損害をもたらし職場に居づらい。
「会社的にも自分なんか辞めた方がいいんじゃないか」
「ミスを減らす努力はしているがメンタルがもたない」
なかには「もう死んでしまいたい」とまで悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
非常に大きな問題ですので、まず最初に一番大切な結論から申し上げておきます。
あなたが死んで詫びても余計に会社に迷惑がかかるだけです。
逆にあなたが生きていれば、会社のためにできることがたくさんあります。
まともな会社で働いているのならば、これから先いくらでも会社に貢献していくことができます。
もしまともではない様な扱いを受けているのならば、そんな会社は今すぐ辞めたっていいんです。
でも辞めた方がいい状況や辞めずに働き続けた方がいい状況は、落ち込んでいる今のあなたではうまく判断できないと思います。
まずはメンタルをコントロールして、それから退職すべきかどうかを判断すべきです。
今回はこれらのポイントについて、実体験をもとにして簡潔に解説していきたいと思います。
この記事を読むことで、明日からあなたはミスしても前向きに働いていくことができるようになります。
重要なポイントだけをなるべく簡潔に解説していきますので、重大なミスで辞めたいと悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
仕事のミスで辞めたい時上司の対処で前向きになれた体験談
それでは早速体験談から紹介していきたいと思います。
この体験談では、ミスをしたことで陥りやすい負の思考や、そこから抜け出すための考え方が非常に分かりやすくなっています。
また、ミスに囚われず前に進んで行くための具体的な行動に関しても、理解しやすい内容になっていますので、体験談もぜひしっかりご覧ください。
- 居住地:福岡県在住
- 年齢:27歳
- ペンネーム:ももかさん
仕事で大きなミスしてお客様を怒らせてしまう
私はこれまで仕事で大きなミスをしたことが何回もあるのですが、忘れることができないミスはお客様への対応ミスでした。
当時アパレルの会社で働いており、小さなミスを毎日していてその度に怒られていました。
その中でも一番の大きなミスは、お客様の注文品を他店から取り寄せる予定だったのが、ご来店された時点で商品を取り寄せていなかったというミスをしたことです。
失敗した自分が不甲斐ない
お客様は当然ものすごく怒られてその場で帰られたのですが、その時は恥ずかしさと自分の不甲斐なさと、その場にいたスタッフに対しての申し訳なさを感じてすごく落ち込みました。
また、周りからはなぜこのようなことになったのかを聞かれ、とりあえず落ち込む前にお客様に電話をして問題を解決するように言われました。
そしてお客様に電話をしたものの、お客様からはもういいと言われ全く話を聞いてはもらえませんでした。
辞めたいと思った理由
ミスをしたことを後悔するほど「辞めたい」という気持ちは大きくなっていきます。
そんな状況でも、どんな時が一番辞めたいという気持ちが大きくなったのか?
私の場合には以下の3つの状況が、辞めたいと強く思う状況でした。
仕事でミスする自分が情けない
こういうミスをしてしまって周りに申し訳ないし恥ずかしいし、何より仕事ができない自分が恥ずかしくなって、辞めたいと思うようになりました。
また周りからはミスの多さも指摘もされて、自分だけでなく周りの目からも仕事ができないと思われていることを考えると、さらに辞めたい気持ちは大きくなってしまいました。
仕事を任されなくなり存在意義を感じなくなる
その後も辞めたいと思う時はたくさんあったのですが、やはり仕事が任されなくなってきた時も、辞めたいという気持ちが大きかったです。
仕事が任されないということは、自分が多分ミスをするだろうと思われているし、信用をされていないということの証拠です。
他の人にしか仕事は振られなくなり、自分の存在意義を見出すことができなくなって辞めたくなりました。
同僚社員からの評判も辞めたい気持ちを加速させる
また、同期からなぜそんなに仕事ができないのか?という話を周りに言いふらされて、上司からもあまり相手にされなくなってきた時にも辞めたいと強く感じました。
同期からも仕事ができないと思われるし、ミスは指摘をされるし、それがすべて上司の耳にも伝わっているということがすごく嫌でした。
また、根拠はなくとも周りが私の噂をしているのでは?と勝手に思ってしまい、さらに辞めたい気持ちは大きくなりました。
上司からの温かい対処で前向きになれた
しかしそんな中でも、ある上司だけは自分のことをあまり怒ることがありませんでした。
部下のミスは上司のミスでもあり、部下のミスを尻拭いするのが上司の役割ということを言ってもらいました。
わざとではないミスである限りしょうがないし、なぜミスが起きたか?今後同じミスをしないためにどうしたら良いのか?を把握すれば問題ないと言ってもらえて、私の考え方は変わりました。
自分自身の行動を見直すことで問題は解決
上司からそういう言葉をかけてもらい、仕事のミスを減らす意識を高めミスを減らしていくことで、その仕事ぶりを評価してもらいミスを完全に吹っ切ることができました。
評価してもらうまでは、少しですがまだミスを引きずっており、ミスをしていたらどうしようという気持ちもありました。
しかし仕事ぶりを評価してもらうことで、自分のやっていることは合っているということが実感でき、堂々と仕事ができるようになりました。
辞める思考が大きくなる原因
ミスをした後は、考え方一つで気持ちの揺れ方が大きく変わってきます。
前へ進む意識も重要ですが、なかなかそう簡単に切り替えられるわけではありません。
大事なのは、辞めたい気持ちが大きくなる負の思考をなくすことだと思います。
ここでも私の経験から言える、やってはいけない思考を3つ紹介しておきたいと思います。
ミスを後悔しても問題は解決しないため注意が必要
まずこの経験から言えることは、ミスした時にはミスをしたことに対して落ち込むということはいけないと思いました。
ミスをしたこと自体はしょうがないことなので、ミスを大きくしないためにどうしていったら良いのかを考える必要性があると感じました。
ミスに落ち込んでも解決しないということが、この経験ではっきりと分かりました。
また、ミスしたことを考えるとさらに落ち込み、仕事のモチベーションが下がってしまうというのも経験したので、ミスしたことを考えすぎて落ち込むのは絶対にいけないなと思いました。
仕事ができないという思考では前に進めない
また、自分はなんて仕事ができないのか?という考え方も、さらに落ち込み仕事の能率が下がる原因となるので、いけないなと思いました。
いま現在仕事ができないのは事実なのだから、一度受け入れてそこから前に進む努力が必要だなと思いしらされました。
仕事ができないこと自体に悩みすぎると自分に自信がなくなってしまい、仕事に後ろ向きになってしまいます。
ミスの悩みにとらわれそうなときの対処法
ミスに囚われない様にするにはリフレッシュすることが大事なのですが、私の場合はそれがゲームでした。
とりあえず趣味に打ち込むことが大事ということですが、中でもゲームは別次元の話で自分ではないキャラクターを操作するので現実を忘れる良いきっかけになります。
仕事をいつまでも考えすぎるのはさらに自分が落ち込んでしまう原因になるので、ゲームなど現実と離れた世界に没頭して忘れるのがオススメです。
ミスの経験を活かす考え方が必要
この経験から言えるのは、ミスは自分のしたことだと受け入れて、前に進むために今後どうしていくべきなのかを考えたほうが良いということです。
ミスは自分の成長のきっかけだと思って、しっかりミスと向き合っていくべきだと思います。
また、落ち込んだ時は悩みすぎるとさらに落ち込んでしまうので、仕事が終わったら適度にゲームなどで別次元のことを考えると少しは落ち着いてきます。
もちろん、ミスを簡単にやり過ごすのはよくありませんので、ミスと適度に向き合って適度に忘れることが大事だと思いました。
ミスして辛い時に辞めたいと思うのは当然
仕事でミスをして辞めたいと悩むのは、至極当然のことです。
それが大きなミスや重大なミスであるならば、誰でも辞めたいと考える様になります。
仕事から逃げたい理由1位
株式会社ビズヒッツが行った調査によると、仕事から逃げたい瞬間ランキング1位は「仕事でミスをした」という結果になっています。
引用:【男女500人に聞いた】仕事から逃げたい瞬間ランキングと対処法
ミスをして仕事を辞めたいと悩んでいるあなたは、いたって正常です。
多くの人が経験している悩みですので、まずはミスとはこういうものだということを認識しておくようにしてください。
重大なミスが原因になりやすい
なかでも「辞めたい」という悩みに繋がりやすいミスは、比較的大きなミスが多くなっている様です。
「取り返しのつかないミスをしたとき」「会社やお客様に迷惑がかかるミスをしたとき」など、大きなミスをしたときに逃げたくなるという人が多数。
中には「新聞に載るくらい」「損害賠償になるくらい」の重大なミスをしてしまったという人も。
大きなミスや会社に損害を与える重大なミスでは、やはり辞めたいという考えに至りやすいということです。
大半は逃げずに働き続けている
しかしこのアンケートが興味深いことはこのあとで、実際に仕事から逃げたことがある人は3割に満たない結果となっています。
仕事で大きなミスをした人でも、会社に大損害を与えた人でも辞めずに働き続けている人が大半だということです。
今落ち込んでいるあなたには信じられないかもしれませんが、これには明確な理由があります。
このアンケートの事実を念頭におきながら読み進んでもらえれば、徐々にその理由も理解していただけると思います。
仕事のミスが原因で辞めた人のその後は
まずは仕事のミスが原因となって実際に退職した人は、その後どういった経過をたどるのか?
この部分から解説していきたいと思います。
日々の不安やストレスから解放される
もしミスしたことで、その後職場でひどい扱いを受けているとしたら、退職することでそのストレスから解放されることができます。
もし今あなたも常識外の扱いを受けているのならば、そんな会社は一刻も早く辞めるべきです。
大きなミスをしたら辞めるべきだ!というわけではなく、精神を病むほどの扱いを受けているのならば今すぐ辞めてしまって大丈夫です。
対策せずに転職すると同じ失敗を起こす可能性もある
逆にそれほどひどい扱いを受けていないのならば、転職などせずに働き続けた方が良い場合が多いです。
なぜかというと、ミスした事実に対してしっかり向き合わなければ、また同じようなレベルのミスを起こしてしまう可能性があるからです。
いずれ転職という道を選ぶとしても、今の職場で改善できることは改善しておいた方が、今後のあなたの人生にとってはプラスになります。
ミスから逃げる様に転職してしまった人は、ミスの経験を何も活かすことができず、同じようにミスに怯える毎日を過ごす可能性が高くなります。
失敗が原因で辞めたい時の対処法
では今の職場で働き続けると決めた場合、今の精神状態をどのようにコントロールしていくのか?
これが重要になってきます。
メンタルをコントロールせずに働き続けても、あなたの精神状態が先に限界をむかえてしまいます。
ここでは実際にどのようにメンタルをコントロールべきなのか?を解説していきたいと思います。
ミスを減らす方法を把握しておく
何が原因となってミスが起きてしまったのか?
ミスを減らすためにはどのような対処が必要なのか?
今後ストレスなく働き続けるためには、このような改善策が必要になります。
ミスが起きる原因は様々ですので、ここでの説明は省かせていただきます。
ミスが起きる原因や対処法については、仕事でミスばかり起こしてしまうの記事を参考にしてください。
正しくミスと向き合い精神状態を保つ
体験談でも言われていますが、ミスを起こしてしまった事実に対して必要以上に固執してしまうと、何も前へ進めません。
ミスへの正しい向き合い方が重要になりますので、ここで要点をまとめておきたいと思います。
失敗ではなく成長のチャンスと考える
ミスはただの失敗ではなく、成長できるチャンスです。
起こしてしまったミスの原因を追究し改善していけば、あなたの仕事は一段階成長することができます。
反省は必要ですが、ここで成長してさらに会社に貢献するという意識を持つことは重要です。
上司の叱責は成長するためのヒントと捉える
人格を否定されるほど罵倒されるような上司は論外です。
しかしミスを起こした部下に対して叱責するというのは、責任感を持たせるための上司の役割でもあります。
まともな上司ならば、叱責の中に今後どのようにするべきかのヒントが多く含まれています。
「怒られている」というネガティブな受け方ではなく、「成長するためのヒントを貰っている」とポジティブに考える様にしましょう。
ミスの責任は上司や企業の環境にもある
実際にミスを引き起こしたのはあなたかもしれませんが、ミスが起きてしまうのはあなただけの責任ではありません。
ミスが起きにくい環境を作るのが、上司や企業の責任です。
凡ミスであろうと重大なミスであろうと、ミスが起きない環境づくり、またはミスを防ぐ環境づくりを行う責任があります。
必要以上にミスの責任を負わない様に考え方を変えていきましょう。
ミスは能力不足で起こるわけではない
ミスとは大半は能力不足ではなく、精神状態や環境が原因となって起きるものです。
つまりあなたがミスしてしまうのは、仕事ができないからではありません。
まともにチェックできないような作業環境だった。
1人で抱えるには多すぎる仕事量だった。
このような状況が大半です。
あなた自身のうっかりによるミスもあるとは思いますが、それでも「仕事ができない」と安易に考えない様にしてください。
メンタルがやられた時の回復方法
メンタルをコントロールしていても、人間ですからメンタルがやられてしまうことはあります。
そんな時にどのようにしてメンタルを回復していくのか?
ここでは軽くまとめておきたいと思います。
損失は利益で取り返す
ミスによる損失は、落ち込んでも決して取り戻すことはできません。
できることは、今後のあなたの仕事でより利益をだすことだけです。
起きてしまったものはいくら悔やんでも解決することはできません。
より成長し、より会社に利益をもたらしてやる!という強い精神を無理にでも前面に押し出していきましょう!
上司にアドバイスをもらう
先ほども少し触れましたが、上司からしてもあなたのミスがどうすればなくなるのか?
すごく気にかけている部分だと思います。
「ミスをなくしたい」という思いはあなたも上司もいっしょですので、話してみるだけでも安心感が大きく変わります。
ミスが起きにくい環境づくりが上司の仕事ですので、あなた自身の改善と職場の環境作りの双方からミスに対処することができるようになります。
ミスが理由で転職したい時の判断方法
ここまでミスの本質について解説してきて、辞めなくても解決可能な問題だということは理解していただけたかと思います。
しかし冒頭でも申し上げましたが、状況によっては辞めることを検討した方が良い場合もあります。
ここではミスが理由となって転職したい時の判断方法についてまとめておきたいと思います。
ミスを改善できる可能性のある環境ならば退職すべきではない
体験談の様に、誰か一人でも自分を気にかけてくれる人がいるかどうか?というのは非常に重要です。
これは体験談の様に優しい一言をくれる上司だけではなく、厳しいことを言う上司も含まれます。
もちろん頭ごなしに怒るだけの上司ではなく、あなたのために怒ってくれている上司がいるということを念頭に置いておくべきです。
優しい言葉にしても厳しい言葉にしても、自分のためを思って言ってくれているかどうかをしっかり判断するようにしましょう。
基本的にはよほど追い込まれない限りは、辞めずに会社に利益を取り戻す気概で取り組んだ方が、あなたの今後のモチベーション的にも良いと思います。
辞めてしまうと、どうしても過去を引きずりやすくなりますので、できるだけ辞めずに成長していくことを意識するようにしてください。
新卒など経験不足での作業ならばミスして当たり前
新卒含め慣れていない仕事など、経験不足の状況ならば、ミスなど起きて当たり前です。
この場合には本当に気にする必要などありませんので、ミスを経て成長することだけを考えていきましょう。
慣れていない時期はフォローも手厚いはずですので、ミスを起こせば起こすほど成長することができます。
業務自体が向いていない可能性は判断しておくべき
世の中には圧倒的に向いていない仕事も存在します。
最悪いくら経験を積んでもミスがなくならないという状況になる可能性も否定はできません。
仕事の適性を調べるには、無料で使えて比較的高精度の結果を返してくれるリクナビNEXTあなたの強みを見つける分析ツールを利用すると良いかと思います。
あなたの仕事の強みと、今の仕事で求められるものを比較して、圧倒的に向いていない可能性を否定しておいてください。
辞める判断をすべき状況
対してミスしたらやめた方がいい状況についてですが、まずただ感情をぶつけられて怒られるような上司ばかりの場合には、辞めることを検討した方がいいです。
また、完全に職場で孤立してしまう様な状況でも、辞めることを検討するようにしましょう。
重要なのはあなたが、ただストレスを溜める様な状況かどうかになります。
ストレスを受け続けることは、精神的に病んでしまう働けなくなる可能性もありますので、決して楽観視できない状況です。
相手が何を思って言ってくれているのかをしっかり考えて、そこに意味を見いだせない場合には辞めることを考えてもいいと思います。
仕事のミスで辞めたい状況での判断方法まとめ
このように、仕事でミスをしたからと言って、落ち込むことはもちろんのこと、「逃げたい」「辞めたい」と悩み続ける必要はありません。
考え方を変えて前向きになろうと思っても、職場がそういう雰囲気ではなくあなた自身のストレスが蓄積され続ける状況ならば、辞めることも考える様にしましょう。
そういった状況でなければ、ミスした分を取り戻す気持ちで前向きに働き続けるしか、呪縛から解放される道はありません。
ただやはりミスを減らしていく努力というものは必要になってきます。
どのようにしてミスを減らしていくのか?具体的な方法については、仕事でミスばかりする人の特徴や原因を読んでみてください。
ミスをする原因や、ミスを減らしていく方法について体験談をもとに分かりやすくまとめていますので、必ずあなたの役に立てるはずです。
ミスを減らして、気持ちを前向きに維持し続けることで、あなたの未来は大きく開けてきます。
苦しむのは今日までにして、明日から前向きに精力的に進んで行くようにしてください。
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