新人なのに仕事でミスしてしまい、
と辛い思いをしている人は多いと思います。
中にはもう仕事を辞めてしまいたいと思っている人も多いのじゃないでしょうか?
ですがそのつらい気持ち、考え方ひとつで前向きに仕事を続けられるとしたらどうでしょう?
ミスに怯える毎日から、周りに信頼され伸び伸び仕事ができる環境に変えられたら最高ですよね?
この記事では以下のないようについて、どのサイトよりも詳しく分かりやすく紹介しています。
ちなみにこれらの方法は決して難しいことではなく、誰でも簡単に取り入れられる方法です。
この記事を読むだけで、周りからの信頼を得ながら前向きに働くことができて、転職すべき状況なのかも冷静に判断できるようになります。
逆に今回紹介する内容を把握しておかなければ、ストレスに押しつぶされてまともに働けなくなる可能性だってあります。
しっかり読んでミスを起こしたとしても前向きに働いていける様にしてください!
それではさっそく実際に新人時代のミスに悩まされた体験談からご覧いただきたいと思います。
※今回の記事は、新人がミスしても、前向きに働いていく方法に焦点を合わせています。
より具体的な【ミスを起こす原因や対処法】については、ミスが多い人の特徴や原因の記事を参考にしてください。
仕事のミスで落ち込む新人が上司に認められるまでの体験談
私が新入社員だった時代は数十年前にさかのぼりますが、現在でも役に立つ体験としてご紹介いたします。
時は平成、当時は「新人類」という括りで段階の世代の上司に細かな注意や説教をされ、少し社会人生活に幻滅していた面もありました。
そんな私ですので、人の話を最後まで聞かず、わかってますから!と、生意気にも途中で上司や先輩の話をさえぎることもあり、メモを取るなんてこともしませんでした。
入社早々上司から注意される
そんな私が営業職に仮配属され、初めて先輩に同行して得意先に訪問したときのことです。
得意先にあいさつを済ませたあと、先方の社長から「仕事は面白い?」と言われて「まぁ、こんなもんかなぁ、といったところですね」と斜めを向いたような返答をしてしまいました。
そして実際の商談に移ったわけですが、私は訳が分からないので、ボーと話を聞いていました。
すると先方の社長が私に「君は優秀なんだね。もう私たちの商談内容についてはしっかり理解できているんだね」とおっしゃりました。
馬鹿な私はその言葉を鵜呑みにし、第一印象がよかったのかな?なんて考えていました。
そして、帰社すると上司に呼ばれて、今日の商談内容の報告を求められたわけですが、案の定何も答えられませんでした。
当然大目玉を食らったわけですが、それからというものは仕事をなかなか任せてもらえず、信頼を得るまでに同期の倍くらい時間を要する結果となりました。
基本的な対策で状況は変わる
私は、新人時代には確認を怠ることが多く、自分のことならいいのですが、他の人あての伝言や注文まで聞き違えることが多く、たくさんの迷惑を掛けていました。
自分ではわかっているのですが、なかなか改善できない私に、当時の上司は「電話での伝言や指示内容などは復唱するようにすること」「必ずメモを取ること」をアドバイスしてくれました。
面倒だなぁと思いながらも、職場内の評価が低かった私は、上司の言うままに復唱やメモ取りをするようにしました。
そして数年経過すると、「君に任せると安心」とまで言われるようになりました。
今でもその習慣を守り、堅実な仕事ぶりを評価されていますので、その時の上司には大変感謝しています。
失敗は経験になり成長につながる
もともと自尊心の強すぎた私は、人に何か注意されることを忌み嫌っていましたが、あえて失敗したときでないと、このような展開にはならなかったと振り返っています。
特に営業でのミスに関しては強くそう感じます。
出過ぎずに無難な動きをしていればミスもないわけですが、積極的にリスクを恐れずに動いて失敗したときの記憶と、その時に考えて身に着けた対処方法については、何十年経っても忘れることもなく、実践できるものです。
また、ミスをしてリカバリーした経験は、部下を持った時に自分の体験をもとに指導できるので、ミスをして新しいものを覚えたり、対処方法をつかむことは非常に大事なことだと、管理職になった際に感じました。
自分のミスへの適切な対処法
まずは、自分のどこが至らなかったのかを客観的に冷静に振り返り、「これ以上は悪くはならない」とポジティブに考えるべきです。
そして、なかなか難しいのですが、失敗は成功の母という言葉を常に胸に置いて、反省と共に「どのようにしたら、失敗をせずにより良い成果が得られるのか?」と思うことが大事です。
そして、上司や先輩には素直に自分の落ち込んでいる内容を打ち明けて、アドバイスを求めることも重要です。
その際は上司や先輩の話については反論や評論などはせずに、黙って耳を傾けることが大事です。
そのような態度でいると、アドバイスが役に立つのは当然ですが、何か困ったときに上司や先輩は助けてくれます。
報告を徹底することで職場での居場所ができる
結局社会人の世界は、当然ながら大人の世界なので、報告・連絡・相談を受けていないことに対しては、上司や先輩、周囲の同僚は何も力を貸してくれません。
逆に、自分だけでくよくよ悩まずに、素直にアドバイスや解決のための指導を求めると、自然に周囲の人たちは助けてくれます。
また、落ち込みそうな時は、無理やりでも「笑顔」を作るよう意識をすることが大事です。
暗い表情の人間には誰もが関わりたくありませんし、関わるとテンションが落ちるので、周囲は自分から遠ざかり、結果として孤立してしまいます。
常に独りよがりにならず、周囲の支えがあって自分がいるという意識を持つことが大事です。
新人がミスを気にする必要がない理由
1年目でのミスの意味合いを正しく受け止めて、前へ進み続けるためには落ち込む理由がないことを理解しておくことが必要です。
なぜ1年目だけミスで落ち込む必要がないのか?まずはこちらをしっかり理解しておいてください。
最初から重要な仕事を任されることはない
仕事でミスをすることの1番の問題は、何かしら大きな悪影響を及ぼすということです。
しかし入社1年目ではミスが起きた場合に大きな影響があるような仕事は任せてもらえません。
仮に大きな影響があるような結果に結びついたとしたら、それはあなたの責任ではなく確実に会社の責任です。
あなたが直接的にミスを起こしたとしても、それを防ぐための仕組みが足りないことに責任があります。
新人はミスを経験して成長する
1年目のミスが許されるということは、逆に言えば2年目以降は新人の頃より許されなくなるということです。
通常新人がミスをしても、それを防ぐ仕組みで守られているのが1年目の特権です。
そしてミスを起こすことは大きな経験になり、しっかり乗り越えれば同じようなミスを起こさない成長を手に入れられます。
ミスしない人間などいない
あなたの周りの上司や、すごく仕事のできる先輩なども必ずミスは起こします。
少なくとも1年目は誰しもがたくさんミスを経験してきています。
結局何が重要なのかというと、ミスが人を成長させていくことを理解しているかどうかになります。
成長できる機会だと理解していれば、ミスとしっかり向き合ってミスした分成長し続けることが可能です。
新人がミスした時に対処すべきこと
ここまでの内容を踏まえた上で、ミスを防ぐための対処法について紹介していきたいと思います。
この部分をしっかり実践すれば必ずミスは減らすことができますので、しっかりチェックしてください。
迷惑をかけた社員や上司に謝罪する
新人の頃のミスに大きな責任はないと言っても、やはり迷惑を掛けた相手や上司に謝罪することは必要です。
謝罪は相手に謝るという意味合いだけではなく、今後の再発防止や相手との今後の付き合い方にも影響してきます。
上司であれば今後の対策も立てやすくなりますし、ミスが起きない様な環境作りにも貢献してくれます。
謝罪するということは決して嫌な意味だけではありませんので、相手とより良好な関係を気付くためにも、真摯に謝罪するようにしましょう。
ミスの原因や自分自身の問題点を洗い出す
ここまで読んでいただいて何となく理解していると思いますが、ミスが起きた責任の所在というのはあまり大きな意味を持ちません。
大事なのはミスが起きた原因を徹底して洗い出し、その後の仕事に活かすことができるかどうかになります。
この改善点の洗い出しを徹底していれば、たとえミスを起こしても落ち込みすぎることも無く周りの評価が下がることもありません。
責任の所在を突き詰めるのではなく、自分の改善点はどこにあるのか?をしっかり考える様にしてください。
具体的な対処法を考え上司に報告する
自分自身の問題点や不安な点をハッキリさせることができたなら、対策を考えて上司に報告しましょう!
これによってより高い精度でミスを減らしていくことができますし、何より上司と良好な関係を築いていけるようになります。
この行動を心掛けるだけで、ミスしたことによる嫌悪感もだいぶ減らせるようになります。
最初は面倒だと思うかもしれませんが、劇的に仕事を成長させられる行動ですので、ぜひ積極的に報告するようにしてください。
新人がミスしないための対処法
新人ならばミスが多くてもしょうがないと言われても、あまりにミスが続くとメンタル的にやられてしまいます。
そこで「できるかぎりミスをしないために新人ができること」についてもここで解説しておきたいと思います。
時間をかけてチェックする
確認を徹底するだけでミスは確実に減らすことができます。
もちろん確認だけで100%ミスを無くすことはできませんが、やらない理由はないと言い切れるぐらい効果は高いです。
また確認作業も連携を意識して、自分一人でなく周りの人にダブルチェックしてもらうとより効果的です。
ミスを経験したあなたならば、もう確認作業が面倒くさいとは思わないはずです。
不安な点をメモに書きだす
ミスした状況を書きだすことによって、あなたがミスしやすい状況が分かるようになってきます。
地味な対処の様ですが、しっかりチェックリストとして書きだしておけば効果は非常に大きいです。
自分自身のミスしやすい状況が見えるようになると、その部分をより慎重に作業できるようになります。
結果的に大幅にミスが減っていきますので、ミスが多い人はぜひ実践してみてください。
報告を徹底し職場での連携を強化する
ここまでも何回か触れてきましたが、誠意をもって謝罪したり改善策を積極的に考えることで、上司や同僚と連携を強化することができます。
日頃から連携がしっかりとれていれば、ミスを未然に防げるだけでなく仕事の質もぐんぐん上達していきます。
ミスが起きた時だけでなく、分からない時は積極的に相談するなど、日頃から連携を強化する意識を持つようにしてください。
成長することを考える
ここまで紹介した考え方や行動を実践しても、やはり落ち込んでしまうことはあります。
そんな時でも気持ちを意識的に切り替えて、どうすれば今後挽回できるのか?を考える様にしてください。
過去のミスを後悔してもやり直すことはできませんが、今後の仕事でミスを帳消しにする働きをすることは可能です。
落ち込んでしまいそうな時は、どうやってミスの経験を蓄積して挽回していくのか?を意識的に考える様にしてください。
ミスした時の気持ちの切り替え方について詳しく知りたい方は、仕事でミスして落ち込みそうな時の対処法の記事を参考にしてください。
新人は仕事でミスしても大丈夫!前向きに乗り越えよう!
今回紹介したように、1年目でミスを起こすということは、あなたを大きく成長させてくれるチャンスでもあります。
そしてその結果周りに迷惑を掛けていたとしても、周りの人もみんなそうやって先輩達にフォローされながら成長してきていますので、深く考える必要はありません。
ミスをしてその時に落ち込むのはしょうがない事ですが、周りの人への影響を考えるのならば、「もうミスはできない」と弱気になるのではなく、「いくらでもミスをしてその分成長してやる!」ぐらいの気持ちを持つようにしてください。
弱気になると絶対にミスから逃れることはできなくなり、次々とミスが襲ってくるようになります。
ミスすることは自分の成長!この言葉を肝に銘じて、是非前向きにミスを乗り越えていくようにしてください。