仕事のミスで落ち込む必要はない!大失敗で凹む時に前向きになる方法

仕事で大きなミスをしてしまい、周りの同僚や上司はもちろん、クライアントにまで迷惑をかけて落ち込んではいないでしょうか?

ミスを起こして落ち込むのは当たり前ですが、落ち込むという事には本当に生産性がありません。

 

ミスをして落ち込むのは、ミスを犯してしまった自分自身への自責もあるかと思いますが、会社に迷惑を掛けてしまった後悔もあると思います。

自分自身への自責に関しては、ミスを踏まえて成長していくという考えが必要ですが、では会社への迷惑という部分ではどうでしょうか?

 

ミスをしてしまったあなたの立場としては、会社に申し訳がない気持ちでいっぱいで落ち込んでいるのだと思います。

しかし会社にとっては、いち早くミスを乗り越えて、以前より質の高い作業で貢献してくれることが一番です。

 

ミスをしてしまい会社へ迷惑を掛けてしまった自責の念と、会社が望む今後の働き方は、完全に相反するものです。

 

つまり、ミスを踏まえたうえで、あなたが今すぐにやらなければならないことは、落ち込み続ける事ではなく、どうすれば今後より会社に貢献できるかを考えていくことです。

 

こういった考え方をするだけでも、落ち込むことの生産性の無さ、そしてそこから抜け出すための材料にはなるかと思います。

しかし頭では理解できても立ち直るのは決して簡単ではありませんので、

どうして落ち込んでしまうのか?

どうすればミスから立ち直って会社に貢献できるのか?

こういった部分を詳しく紹介していきたいと思います。

 

まずは実際に仕事で大きなミスを犯し、落ち込むだけでなく会社の利益を考えた行動を心掛けた体験談をご覧いただきます。

この体験談を読むことによって、ミスの捉え方次第で今後の仕事にどのような影響があるかということが理解しやすくなります。

 

そういったポイントに注目しながら、ミスに落ち込むだけでなく、会社の利益を追求した考え方というものを読み解いていくようにしてください。

※今回の記事では大きな失敗でも落ち込む必要がない理由や、落ち込んだ状態からの立ち直り方について解説しています。

ミスばかりの状況をどのようにして改善していくのか?については仕事でミスばかりの記事にまとめてありますので、こちらの記事も参考にしながらミスを減らしていってください。

仕事のミスで落ち込みすぎた体験談

私が働いていたのは、地元の求人広告を扱う広告代理店でした。

私が担当していたのは、その求人広告の原稿作成や営業さんが契約してきたクライアントとの電話でのやり取りです。

毎週締め切りがあり、その日はすごく忙しい日でした。

作業に追われチェック不足の状況

私はいつも通りに原稿を作成したり、相手のクライアントの方と原稿を確認しあったりして、掲載する内容を何度も修正したりしていました。

 

新しいクライアントができたり、急な価格変更、そしてお店の地図の作成などいろいろな作業を同時進行で対応していたため、心にも余裕がなく、最終チェックの時点では疲れ果てていました。

起こしてはいけない大きなミスが発覚

そして後日、その日に作った原稿が載った広告が出来上がりました。

しばらくすると、掲載していただいたクライアントからお電話があり、「電話番号が間違っている」とご指摘がありました。

 

社員数人で確認すると、やはり相手の方が校了した原稿とは違ったものが掲載されていたのです。

この大きなミスは間違いなく担当していた私の責任でした。

会社の信用に影響する可能性もある大きな問題

求人広告で電話番号が間違っているということは、応募したい方が電話をしてもその会社にはつながらないという問題が出てきます。

 

そして、クライアントからしても、高いお金を払って掲載しているのに電話が来ないという問題になります。

これは、会社の信用問題につながる可能性もあるほどの大きなミスでした。

職場の上司や営業が対応

お相手のクライアントの方は大激怒で、今後の契約についても破棄したいとおっしゃっていました。

営業さんがすぐにその担当者に連絡をしてくれて、なんとか場は収まりましたが、明らかに私のミスなので、すごく落ち込みました。

 

職場の営業さんやクライアントに申し訳なさでいっぱいになりました。

やはりお金をいただいている以上、きちんと責任は取らなければいけないと思いました。

問題に対して実際に行った対処法

今回のケースでは、お金をいただいて掲載をしていたので、掲載を無料にすることはもちろん、今後の掲載に関しても金額をサービスするという対処法で相手のクライアントには納得していただきました。

 

今となっては、それだけでは解決しないほどの問題だったと思います。

無料掲載は少なくとも3回程度、信頼が取り戻せるようになるまでは自分の会社が掲載料を負担するべきでした。

早めの行動や自分の言葉による謝罪が不足していた

ミスをしたのは営業事務の私の責任なので、相手のクライアントに菓子折りを持ってしっかりと謝りに行くべきだったのではないかと感じています。

 

顔を見ずに相手に謝るというのはとても失礼ですし、今後も付き合っていくクライアントになるので、これからの信頼を取り戻すためにも早めの行動が必要だったと思います。

 

そして、せっかく契約を取ってきてくれた営業さんにも同じくらい申し訳なかったことを、キチンと言葉で伝えるべきだとも思いました。

忙しさのせいにして、自分自身のミスを認めきらなかった自分を悔やみます。

ミスして落ち込む原因

ミスをしてしまうと、会社や同僚に迷惑を掛けてしまう事実は消えないため、どうしても落ち込んでしまいがちです。

簡単に立ち直ることは難しいですが、なぜ落ち込んでしまうのかをはっきりさせることで、立ち直れるきっかけをつかめます。

上司や周りの社員に迷惑をかけた

仕事でミスをすると、やはり自分に自信がなくなり、周りの人や職場の上司に迷惑がかかったことの後悔が残ります。

それが原因で、仕事に意欲がなくなったり、仕事内容にも自信を持てなくなってしまうと思います。

 

しかし周りの人へかけた迷惑というものは、今後あなた自身が会社に貢献することでしか挽回することはできません。

失敗は成長の可能性を秘めている

失敗した事実ばかりに囚われてしまうと、ますます落ち込んでしまいます。

しかし起こしたミスに対してしっかり反省し、原因分析や改善策まで考えられると、今後の成長へとつながります。

大きなミスをしたことで、自分の仕事がいかに会社にとって重要な位置なのかを実感できることだと思いますし、ミスをすることで迷惑をかけた分恩返しをする気持ちも生まれると思います。

ミスを乗り越えることで、自分の能力も通常よりさらにアップさせることができるということは自覚するべきです。

上司など周りとの人間関係も改善する

今後ミスを挽回しようと翻弄すれば、迷惑をかけた上司や同僚とのコミュニケーションも必然的にさらに深くなっていくと思います。

このことがミスを減らすことにもつながりますし、より質の高い仕事ができるようになることにもなります。

これからのクライアントにはもっといい提案などができてくるかもしれません。

もちろんミスで落ち込んで、消極的になってしまっては人間関係も改善できませんので、ミスを恐れず積極的に行動する意識は必要になってきます。

ミスで落ち込むあなただからこそ成長できる

ミスをしてここまで落ち込んでいるあなただからこそこのような成長が望めます。

ミスをして、その責任を感じて落ち込んでしまうことは決して悪いことではないということです。

確実に言えることは、あなたのように落ち込まずにミスを超えていく人は、ここまでの成長を得ることはできません。

そう考えるとミスをして落ち込むということは、むしろ将来にいい結果を出せるようには必要なことなのかもしれません。

同じミスをすることなくミスを乗り越えていけば、必ず仕事の質は上がっていくはずです。

ミスで落ち込まないための対策|考え方や行動まで解説

では具体的にどのような考え方をすればミスで落ち込みにくくなるのか?

前向きになれる考え方2つと行動法を解説していきたいと思います。

仕事で大きなミスをしたときはいくら悩んでも問題は解決しない

ミスをしたことをいつまでも考えていても、絶対にミスを消し去ることはできません。

また、何もせずただ時間が解決してくれるのを待っていても、あなた自身の悩みは解決できません。

 

体験談でも言われている通り、ミスをしたことにいつまでも囚われ落ち込み、その結果仕事の意欲や自信が無くなったりすることが一番避けたい状況です。

 

周りに迷惑を掛けて本当に申し訳ないという気持ちがあるのならば、それ以上の仕事をして恩返しするしか方法はありません。

 

ミスに囚われ落ち込んで自分を責めても、何一つ取り戻すことはできませんので、ミスして迷惑を掛けた分積極的に仕事で貢献して恩返ししていく事を考えていかなければなりません。

解決する方法は貢献するしかない

これも体験談で語られていますが、ミスを踏まえて今後どのようにスキルを積んで会社に貢献していくか?ということを考えることが重要です。

 

今後スキルアップして会社の利益に貢献するという前向きな考えをもつことで、落ち込むという呪縛から逃れるきっかけになりますし、何より会社の利益にも繋がり迷惑を掛けた人への恩返しにもなります。

 

そうすることで体験者が言っている通り、迷惑をかけたクライアントにもより良い提案ができる様になります。

何度も言いますが、仕事で貢献していくしか、会社の人にもクライアントにも挽回していく事はできません。

 

迷惑をかけたことを挽回するには会社に貢献するしかない!という考えを持つことで、気持ちが前向きになりミスから立ち直りやすくなります。

失敗による落ち込みから立ち直る方法を解説

ここまで読んでいただいたことで、ミスをどのように捉えていくべきか?

というのは理解していただけたかと思います。

考え方を変えることで落ち込みにくくなってくるとは思いますが、それでもどうしても落ち込んでしまう時もあります。

仕事のミスで落ち込んだ際に、どうすれば立ち直れるのか?なるべく簡単に解説していきたいと思います。

失敗の原因は職場の環境的要因も大きいことを理解する

仕事で大失敗を引き起こしてしまうのは、あなただけの責任ではありません。

今回の体験談でも、1人でそれだけの仕事量をこなさなければならない環境を作ってしまっている会社の責任は大きいです。

あなたのミスも同じです。

実際にミスを引き起こしたのがあなただとしても、そんなミスが起きる環境を作ってしまっている職場の責任も非常に大きいのです。

反省を落ち込みに切り替えてはダメ

失敗したことに関して反省するのは、自分自身への戒めとしても、上司や取引企業への建前としても重要です。

しかし、反省することの本来の意味は改善につなげていくべきだということは理解しておく必要があります。

今後の改善を考えずに、ただただ反省していては、いつの間にか落ち込みへとつながってしまいます。

反省するのは落ち込むためではなく、改善して成長するためのものだと肝に銘じておいてください。

仕事以外の時間は気分の入れ替えに効果を発揮

落ち込みを避ける意味では、気分を入れ替えるということは非常に重要です。

無理してでも仕事以外の時間を作って、友達や家族などと意識してリフレッシュするようにしましょう。

多少無理にでも仕事以外の時間を作ることで、思った以上にリフレッシュすることができます。

趣味に没頭することでも効果はありますが、なるべく人と話す時間をつくることで、よりリフレッシュすることができます。

ミスしない人間はいないことを意識する

当たり前のことですが、ミスしない人間などいません。

ミスしてしまった時こそ、当たり前の様に「ミスしない人間などいない」ということを意識するようにしてください。

あなたのミスも、あなた以外のミスも、特別でもなんでもなく「当たり前」と思うことで、前向きになりやすくなります。

この考え方も、多少無理してでも習慣化できるようにすると楽になります。

簡単に悩みが解決しないなら転職もある

逃げ道がない状況では、人は追い込まれてしまい落ち込みやすくなります。

あなたが今どんな状況にいようとも、転職できない状況などありえません。

考え方を変えても、落ち込まない様に対処しても問題が解決できないのであれば、転職という逃げ道はいつでも使うことができます。

「逃げ道がある」という意識を持っていることで、必要以上に追い込まれることはなくなります。

大きなミスでへこむ時の対処法まとめ

今回紹介したように、仕事で大きなミスをしてへこむ状況は、本当に意味のない時間であり、生産性の無いものになります。

冒頭でも言いましたが、ミスをして落ち込んでしまうのは仕方ありません。

 

しかし、ミスをしたことで迷惑を掛けてしまった分、今後自分に何ができるのか?という事を具体的に考え、実行していく事が一番会社のためでもあり、落ち込みから立ち直る一番の方法になります。

 

ミスをしたことを忘れさせるぐらいの働き方をして、数年後には会社に大きく貢献できるような人材になれば、会社にとってもあなた自身にとっても最高の未来になります。

 

決して落ち込んで退職したりする道を選ばず、あなた自身にとって本当に幸せな未来へと進んで行けるようにしてください。

仕事のミスで落ち込む女性
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