もう行きたくない!仕事でミスばかりする原因や前向きに働いていく方法

仕事でミスばかり繰り返し、仕事に行きたくないと悩んではいないでしょうか?

 

仕事でミスが続くと周りからの評価も気になるようになり、何より自己嫌悪に陥ってメンタルを保つ事が非常に難しくなってきます。

 

 

こういった状況で悩む人は多いですが、そもそもミスがそれだけ多くなっている原因は何でしょうか?

 

人それぞれ原因はあるかと思いますが、果たしてそれはあなただけの責任なのでしょうか?

 

 

実はこういった責任の所在の在り処を考えたり、ミスの原因を洗い出してみたりすることで、あなた自身が感じるストレスは大きく減らすことが可能になります。

 

大きな結論から先にあげてみても、ミスばかりしてしまう状況を放っておく上司や職場にも、もちろん責任はあるはずです。

 

 

部下のミスをフォローするのが上司であり、ミスが大きく影響するならば少なくする仕組みを考えるのが会社の役割です。

 

こういった考え方をするだけでも、あなた自身が失敗したことを一人で抱える必要がない事は分かって頂けると思います。

 

 

とは言っても、こういった文章だけで伝えても、あなた自身の状況に重ねて考える事は難しいと思いますので、一度客観的にこの問題を考えて頂きたいと思います。

 

そのためにまずは、ミスの連続で退職を考えながらも、考え方ひとつで状況を改善した体験談をご覧いただきます。

 

 

人の体験談を客観的に見る事で、問題の本質を理解しやすくなりますので、是非まずは体験談をじっくりとお読みいただきたいと思います。

 

体験談の後には、ミスしてしまう原因の考え方や、ミス自体の捉え方、メンタルを保つ考え方について詳しくまとめていきますので、是非最後までお読みいただき、今後の社会人人生に役立ててください。

仕事でミスが続き退職も考えた体験談

今回ご紹介させて頂く体験談は、私が今の職場に入った頃の話です。

 

私は5年前からチェーン業態の飲食店に入社しています。

 

 

現在は所属店舗の主任として勤務していますが、入社したての頃は細かいミスの連発、慣れない人間関係、長時間労働などに悩み、入社後すぐに退職・転職を考えるほど、仕事に行きたくないと考えていました。

 

 

結果的には、なんとかその時期を乗り切ることができ、上司の推薦のおかげで現在、主任として勤務しています。

ミスばかりしていた入社当初

入社した頃は、学生時代以来の飲食店での勤務という事もあり、緊張していたことを今でも覚えています。

 

学生時代はレストラン形態の店舗でしたが、入社した店舗は和食系の業態です。

 

 

お皿を置く位置や向き、接客スタイルまで何もかも経験したことがないものでした。

 

しかも研修らしい研修は無く、初日からホールに放り込まれました。

 

 

お茶をこぼしたり、オーダーミスをしたり、テーブル間違いをしたり、提供する海鮮丼をひっくり返して注目の的になったこともありました。

 

 

自分ながらに酷いと思ったのは、毎日何かしら違うミスをしてしまう事でした。

 

1つ業務を覚えては次の日にまた別なミスをする。

 

そんなことが何日か続き、仕事に行きたくないという気持ちは強くなっていきました。

 

 

同じミスを繰り返さないという点では「成長の証」と思えるかもしれませんが、毎日ミスをしていては、上司に成長など実感してもらえるはずがありません。

 

 

入社した店舗は、最低限の説明をして後は放置。という感じの教育だったので、私自身余計に委縮してやりづらさを感じていました。

 

完全に負のスパイラルにハマってしまいました。

ミスが続いた原因

原因を他人にしてはいけないかもしれませんが、放任主義であるところや、現場に入るまでの研修制度がない事が原因の1つだと感じました。

 

 

いくら経験者であろうと、社会人経験があろうとも、右も左も分からない状態で、頼りにできる人間も居ない状態でいきなり放り出されれば、ミスを恐れて委縮してしまうのは当然だと思います。

 

 

それは「メンタルが弱い」とか「仕事は見て覚えろ」という意見も当然あると思いますが、今の時代、特に人材確保に苦戦する飲食業界では古い考えになっていると感じています。

 

 

私もゆとり世代に近い存在ですが、教えてもらわなきゃ分からないし、うまくやることは出来ません。

 

私自身の学ぶ姿勢も含め、教育制度の不十分さが原因の1つであると思っています。

ミスが続く状況で行った対処法

とにかく注意されるのが嫌でした。

 

注意されて自分がへこむのも分かり切っていたので、とにかく注意されないように最善を尽くしました。

 

もちろんもう行きたくない、辞めたいという気持ちもありましたが、転職活動で何かと苦労したので、簡単には手放さないと奮起していました。

 

 

「こいつら全員見返してやる」という気持ちがあったのが、奇跡に近いですが、その状況を乗り越える事ができた要因だと思います。

 

 

最初は出来ない事でも、何度か繰り返すうちに出来るようになる。

 

出来るようになったら後は怖くない。という、私が社会人になり数社渡り歩いてきて得たものでした。

 

 

なので、対処というには薄いかもしれませんが、とにかく我慢してやり続ける事を第一に考えて、早く家に帰ることを考えて無我夢中で仕事をしてきました。

ミスが続く状況でメンタルを保った方法

私は「その日の事はその日のうちに忘れる」という感じの考え方をするようにしました。

 

悪い事も良い事もです。

 

仕事は仕事、プライベートはプライベートと完全に分けるようにしました。

 

 

それが功を奏して、毎日落ち込んでいるという事はあまりなくなったと思います。

 

 

なので対処というよりも、嫌な事があって仕事に行きたくないと思っても、家に帰るまでに気持ちを切り替える様にし、次に出勤する頃には「そういえば昨日、こんなことあって怒られたな、気をつけよ」という具合にリセットされていきました。

 

 

もし、そういうことが簡単にできない性格の持ち主の方にアドバイスをするなら、とにかく「引きずらない」ことです。

 

誰でもミスしてしまい、へこむことはあります。

 

 

今日、怒鳴りつけてきた相手も、入社間もないころはあなたと同じミスをして怒られていたのです。

 

 

ミスをしない人間がいないと開き直ると、意外にも余裕が生まれたりするものです。

ミスばかり続いて辛い状況でのメンタルの保ち方

ここまで体験談を読んで頂いたことで、ミスばかりしてしまう状況には職場にも責任があるということは、理解して頂けたかと思います。

 

これ以降は、ミスばかり起こしてしまう状況におけるメンタルの保ち方を、体験談の情報をもとにしながら、ひとつずつ順を追って説明していきたいと思います。

ミスばかりしてしまう原因

ミスばかり起こしてしまう原因として、今回の体験談からまず最初に挙げられるのが、教育環境の不備になります。

 

近年研修制度が充実している会社が多いですが、やはりまだまだ研修が足りない職場は多くあります。

 

 

今回の体験談の様に、大した研修も無くいきなり現場に放り込まれるような状況になると、ある程度ミスばかりしていく事はしょうがない事だと言えます。

 

ある意味ミスを繰り返しながら仕事を覚えていく環境です。

 

 

そしてこういった研修制度が無い職場では、体験談の様に仕事は見て覚えろという体制になっている事も多くあります。

 

抱えるストレスは非常に大きくなりますが、職場の体制がそうである以上、ある程度ミスを起こすことは覚悟して仕事を覚えていく意気込みが重要になってきます。

 

 

ミスが多くなる現認は、今回の体験談のように職場環境の問題だけでは、もちろんありません。

 

それぞれの状況に見合った対処をしていくことが重要になりますので、まずは何が原因でミスばかり起こしているのか?ということを把握するようにしてください。

同じミスが無いか?

職場環境が原因となってミスが多くなる状況では、ある意味しょうがない部分もあるという事は理解して頂けたかと思いますが、ただひとつ同じミスを繰り返していないか?ということは確認しておく必要があります。

 

体験談の様にミスは多くても、同じミスを繰り返していなければ問題はありませんが、同じミスが多い場合には、職場環境だけが問題になっているとは言い切れません。

 

 

ミスした事を繰り返さない様に成長していけば良いですが、もし同じようなミスを繰り返している状況ならば、仕事のやり方を見直していく必要があります。

 

一番大切なのは、教育制度の不備などによるミスなのか?それとも自分自身の仕事の進め方に問題があるためのミスなのか?をしっかり判断する事になります。

ミスばかりする状況の捉え方

ここまで失ばかりの状況が職場環境によるものなのか、それとも自分自身に問題があることなのかを紹介してきましたが、職場環境に大きな問題がある故のミスならば、ミスばかりするということの捉え方を変えていく事で辛い状況から脱する事ができます。

 

冒頭でも申し上げましたが、教育環境もなく現場に放り込まれるような状況は、ミスを経て成長していくというスタンスです。

 

 

もちろん先輩や上司なども同じような環境で仕事を覚えてきたわけですから、みんなそのミスが成長に繋がるものであると理解しています。

 

つまりミスしてしまう事に落ち込む必要は無く、自分自身が成長していくための過程であると捉えていく事が重要になります。

 

 

みんな同じ状況で仕事を覚えてきた人たちだと割り切る事ができれば、ミスばかりしていても開き直る事ができ、心に余裕を持つ事ができます。

 

仕事を覚えるまでの辛抱だと割り切って、ひとつひとつのミスが自分を成長させていくという考えを持つ事で、ミスばかりで辛い状況は緩和していく事ができるようになります。

ミスばかりの状況でメンタルを保つ方法

失敗ばかり起こすことで自己嫌悪になる、また失敗を怒られることで気持ちが落ち込んでしまいます。

 

体験談の様に、怒られることで落ち込むことは理解した上で、なるべく怒られることの無いよう最善の努力をしていく事は必要です。

 

 

しかしそれでもミスが起きやすい環境には違いありませんので、職場環境に問題がある場合には、必要以上に考えすぎず体験者の様に「見返してやる」という気持ちを持つ事も重要です。

 

 

ミスばかりする事に囚われていては、気持ちはどんどん落ち込んでいき、益々辛いと感じる様になりますので、前向きに見返してやるぐらいの気持ちを持つ事で、必要以上に落ち込むことが避けられるようになります。

 

体験者のように、ミスを繰り返していけば一人前に仕事が出来る様になると割り切って、プライベートでも変に考えすぎない様にすることが重要になってきます。

 

 

かつ、先ほども申し上げた通り、ミスは自分を成長させてくれるものだという認識を持つ事で、ミスばかりでも悪いイメージばかりではなくなるため、前向きな考え方が出来る様になります。

 

 

何より失敗に囚われすぎない様にすることが重要だという事を意識しておくようにしてください。

度を過ぎたストレスを感じているならば

これまでミスばかり起きてしまう状況には職場環境にも問題があるということを紹介してきましたが、そんな状況で度を越えたストレスを感じているならば辞める事を考える事も必要です。

 

職場環境が原因でミスが起きているにも関わらず、それを執拗に責められる、度を越えた怒られ方をするような場合には、我慢して働き続ける事はお勧めできません。

 

 

頑張って働き続けても、まともな扱いをされない可能性が高いですので、状況によっては積極的に辞めることも考える様にしなければなりません。

 

ただ、あなたの置かれた状況をしっかり分析して、辞めるべきか働き続けるべきか冷静に判断していくということは必要になります。

 

 

ミスをしてしまう原因が職場に合っても、またあなた自身に合ったとしても、ミスと正しく向き合わなければ、転職後にもまたミスに囚われてしまうようになってしまいます。

 

正しいミスの捉え方、前向きに働いていくためのミスの考え方、また転職すべき状況の考え方については下記の記事を参考にしてください。

まとめ

今回紹介したように、仕事でミスばかり起こしてしまう状況というのは、あなた自身だけの問題では無く、職場にもそれなりの責任があります。

 

ミスしてしまった事実を自分ひとりで抱え込まず、職場にも原因がある事だと割り切って、前向きに仕事に向き合う事が重要になります。

 

 

同じ失敗さえ繰り返さない意識を持っていれば、失敗すればするほど成長する事ができます。

 

簡単に割り切る事ができない場合でも、考えすぎない思考というものを意識するようにすれば、いつかプライベートでも悩むようなことはなくなってきます。

 

 

職場にも問題があるようなことは、考えすぎても解決できるものではありません。

 

ただ成長するために必要な事だと割り切って、ミスに固執しすぎない働き方ができるように心がけてください。

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