責任ある仕事を任されることも多くなる４０代という年齢。そんな時期にミスばかり起こしてしまい、日々悩んではいないでしょうか？
４０代というのは人生のターニングポイントとも言われており、この時期にどのように仕事をしていくかで、今後にも大きく影響してくる大事な時期になります。
４０代ともなれば、新しい仕事を覚える能力にも変化が出てき始めますので、この時期をどのように過ごすかというのは、今後の人生において非常に重要なポイントになってきます。
簡単な例をあげてみると、先ほど言ったように４０代では物覚えという点では衰え始める時期ですが、これまでの経験を生かすには十分な知識があります。
つまり、物覚えが悪くなる状況を、これまでの経験でどれだけカバーしていく事ができるのか？というのが非常に重要になってくるという時期になります。
これからさらに５０代、６０代と仕事を続けていく事を考えれば、４０代のうちにミスに対する対処を考えていくという事は非常に重要になってきます。
４０代でミスばかり起こすようになっているあなたが悩んでいる事は、きっとミスが増えた事に対する自責の念だと思います。
しかしそのミスが年代的な理由であるならば、何の対処もしなければ、そのミスはこの先もずっと付きまとうミスになります。
つまり、人生の曲がり角である４０代をどうやって乗り過ごすかで、今後の人生は大きく変わってくるという事です。
人によって差はありますが、新しい事を覚えていく能力など、いつかは絶対に低下するときが来るため、その時にどのように対処していくか？ということは考えておく必要があります。
そこで今回の記事では、人生のターニングポイントである４０代でミスばかりしてしまう状況において、どのような対処をしていくのが正しい選択なのか？という事を詳しく紹介していきたいと思います。
それに先立って、まずは４０代でのミスに悩まされた体験談をご覧いただきたいと思います。
このような体験談を客観的な視点で見てもらう事で、４０代でミスばかり起こしてしまう状況の正しい対処というのが、驚くほどスムーズに頭に入ってくるようになります。
これまで仕事が出来る側だった人ほど、４０代でミスばかりするようになってしまうと、落ち込みが激しく対処が難しくなってしまいますので、是非一度冷静な視点で体験談を見て頂ければと思います。
体験談の後には、４０代でミスばかり起こしてしまう状況の、正しい対処法について詳しくまとめていきますので、是非最後までじっくりとお読み下さい。
４０代になって仕事でミスばかり起こすようになった体験談
４４歳女性、正社員で営業事務をしています。
私の仕事は、接客から電話対応、書類作成から契約に至るまで幅広い内容をやっていますが、どれもミスをすると大変な事に繋がりかねない仕事です。
しかし４２歳頃から、小さなミスだけでなく、誰かに大きな迷惑がかかるミスが増えてきてしまい、一方で来店したお客様に対しての接客でもミスをして怒らせてしまったりすることが続き、自分の中で悩み落ち込み、それが余計に悪循環となっていました。
仕事には集中しているつもりで、自分自身でもどうしてその部分を間違えたのかも、後から上司等からの指摘を受けても思い出せなかったり、それがとても悔しくて毎日が憂鬱であっても、仕事は次から次に増えていく一方で、居場所も失いつつありました。
ミスばかり起こすようになれば、当然の事ながら信用度も低下し、今まで任せてもらっていた仕事も減りますし、「間違えるなよ」という見えない圧力も感じたり、凄く会社での居心地も悪い状況でした。
なぜ４０代でミスばかり起こすようになったのか？
自分自身の中では、まだ記憶力も体力も気力も大丈夫だと思っていますが、やはり４０代は分岐点と言われているだけあって、色々なものが衰え始める年代だと思います。
もちろん、そうでない人もいますが、日々疲労が蓄積し、それが翌日以降にも残り、１つの事でいっぱいになり、横やり仕事は手順も悪くなって中途半端になる。
複数の事が同時進行できなくなる、良い言葉や発想がすぐに出てこない、思い出せない等が出てくる、要領自体も悪くなってくる、プライベートでは睡眠時間も減り、日中に眠くなるなど、この年代から起こり得る症状だと思います。
日々、そうならないように努力をしていても、１つでもなにかしら該当してしまえば、４０代の身体や脳には大きな影響を与えてしまい、俊敏に解決や行動に移せないというのが現状だと思います。
これからのち２０年は社会人として働ける年代ではありますが、丁度中間時点で、同じ職場で長らく働いてきていれば、安心感や油断、慣れというものが出てきてしまう年代でもあるので、それもミスをする原因の１つかと思います。
４０代でミスばかり起こした時に行った対処法
私の場合は、とにかく１つを正確に処理する、横やり仕事はメモを取る、毎朝１日の段取りを組むという事をしています。
もちろん、１日の段取り通りにはいかない事がありますが、ある程度段取りを組んでおくことで、要領的な面で少しスムーズにはなります。
メモを取る事は重要で、忘れる事を防止するのが１番の理由ですが、残るものなのでいつのものかも遡る事ができます。
１つの処理を確実に処理する、完成させるという事で、次へ移行してもまたやり直し等が減り、かぶせ作業で混乱するという事もある程度防ぐ事ができます。
あとは、しっかり睡眠は取る事と、１つ起こしたミスを翌日まで引きずらない事です。
引きずってしまうと、次の作業にも影響を及ぼし、またミスを生みます。負の連鎖に繋がる原因だと思っています。
全く気にしないという事はできませんが、その日のうちに解決し、その場で「次回は絶対同じことを繰り返さないぞ」と言い聞かせて、その場でその気持ちを終わらせる事は大切だと思います。
４０代でミスばかり起こすようになった時の気の持ち方
ミスは必ずどこかで終着点があります。
事の大きさ等もありますが、「なんとかなる」という事は頭において、目の前に起きた問題に向かう事は重要かと思います。
また、１人で抱え込まず、他に相談するという事も大切です。
人間は自分１人ではできない事がほとんどで、誰かにアドバイスを貰う事で、違う方向性も見えてきますし、早期解決に至る場合もあります。
悩み苦しむ事は、１番ミスにとって悪影響で、それが長引くほど、良い結果は生まれません。
１人ではない、ミスは解決できるものとして考えながら、まずはそれだけを処理対応できるように尽くす事が先決です。
誰でも、ミスというものはしてしまうものです。
若くても高齢でも、人間であればミスはするもので、その問題の大きさも、もしかしたら自分の中だけのモノサシで測っているだけに過ぎず、本来はそこまで問題として考え込むべきではない事もあったりします。
その為、１人ではないという考え方は必要で、モノサシというものも人それぞれという感覚で向き合いながら、丁寧に挽回すればよいかと思います。
４０代になって仕事でミスばかり起こす時の対処法
このように４０代という年齢は、仕事人生において折り返し地点となる重要な時期になります。
もちろんこれには個人差もありますし、仕事のやり方次第では、自覚の無いまま仕事を続けられる可能性もあります。
冒頭で言ったように、豊富な経験がある年齢になりますので、体験者の様に衰えを感じる前に、経験でカバーしているような場合には、分岐点だとは考えもしないかもしれません。
しかしこの記事を見ているあなたは、きっと４０代になってからのミスに悩んでいるのだと思いますので、この分岐点の過ごし方が重要になってきます。
これ以降は、体験談で語られている内容をもとにして、４０代でミスばかり起こす状況の対処法を、分かりやすくまとめていきたいと思います。
４０代でミスばかり起こすようになる原因
体験談では、４０代でミスばかりしてしまう原因として、記憶力にも触れられていますが、これに関してはミスの直接の原因となっているとは考えられません。
確かに、４０代というと体の衰えを自覚する人も多くなりますので、覚えが悪い時に年齢のせいだと考える人も多いですが、一概に年齢のせいだけではありません。
疲労感
それよりも体の疲れが抜けないという事が大きく関わっていると推測できます。
日頃から運動している人かどうかによっても変わってきますが、４０代ともなると疲れが抜けにくいと感じる方は多いようです。
そう考えるならば、単に年齢によって記憶力が低下しているというよりは、疲労感によって仕事の効率が下がっていると考える方が妥当だと思います。
あなた自身どうでしょうか？４０代になって疲労感が増しているのならば、まずは疲労を蓄積させない生活習慣を考えていく事が最優先だと思います。
慣れ
同じ職場でずっと長く働いているのならば、仕事への慣れというものが悪い結果を招いている可能性もあります。
毎日やっている作業で安心している、いつもミスしていないから油断してしまう、長く働いていると意識せずともこういった姿勢は生まれやすくなります。
しかしミスというものは忘れた頃にやってきますので、慣れから油断に繋がると、いつかミスを起こしてしまいます。
２０代の頃には徹底していた確認作業を、いつの間にか忘れてしまっていたという事は無いでしょうか？
もう一度仕事の責任感を見直して、ミスが起こりやすい状況になってはいないかどうかを、考え直してみて下さい。
４０代でミスばかりしてしまう状況への対処法
ミスばかり起きる原因で紹介したように、疲労感などが原因となって仕事の質自体が低下している可能性がある場合には、体験談の様に徹底した確認作業や、段取りを組んでいく事が効果的になります。
これは単に仕事の質低下をカバーするだけでなく、仕事のやり方自体を見直していく効果もありますので、非常に効率的です。
確かに一時的な手間は増えるかもしれませんが、仕事のやり方を見直していく事で効率化を図れる可能性がありますし、何よりミスによってやり直しをする手間に比べれば、大した作業量ではありません。
そして先ほども言いましたが、体力的な衰えを自覚しているのならば、なるべく疲労を回復しやすい生活環境を整えていく事を最優先していかなければなりません。
また、決して経験だけで乗り越えようとせず、ミスした事をしっかりと見つめ直し、今の自分のミスしやすいポイントを再確認することも重要になります。
気持ちの切り替え方
ミスばかりしてしまう状況では、ミスに囚われミスを恐れるようになる事で、更なるミスを誘発してしまいやすくなります。
これは４０代に限った事ではありませんが、４０代という経験豊富な年齢ほど、起こり得ないミスが続くと焦ってしまいやすくなります。
焦ってしまいやすいという言葉には語弊があるかもしれませんが、一度そういった思考に陥ってしまうと、不安が加速しやすいという意味合いで捉えてください。
若手の頃よりもミスが許されない立場だと、自分を追い込んでしまいやすくなりますので、一つのミスに対して当たり前に原因分析し、状況を改善していく事が重要になります。
また、経験だけに依存せずに、４０代という経験豊富なプライドを捨てて、周りの人に相談する事も重要になります。
一人で考え込みすぎるほど、更なるミスを呼び込みやすい状況になりますので、周りの人の意見も聞いて、常に広い視野で前向きに進んで行く事が重要になります。
このように４０代にもなると、経験がある分落ち込みやすい、考え込みやすい状況にもなりやすくなりますので、冷静に現状を受け入れて改善していくようにしてください。
まとめ
４０代でミスばかりしてしまうというのは、ある程度の経験があるのならば、必ず対処していける問題です。
これまでに紹介した４０代でのミスの原因、そして４０代ならではの思い込みを理解し、ミスに対してしっかりと対処していく事が重要になります。
落ち込みすぎる事には何も良い事はありません。
体験者が言っている通り、決してミスを次の日まで引きずらずに、前向きな気持ちでミスに対処するようにしてください。
社会人としての人生はまだ半分です。
残りの社会人人生をより円滑に進んで行くために、もう一度仕事のやり方を見直していくようにしてください。
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