保育園の看護師を辞めたい|向いてない人の特徴や辞める際の判断基準

看護師として毎日ストレスを抱えていると、保育園の看護師と聞いて「楽しそう!」と考える人も多いと思います。

  • 子供と触れ合えて癒されそう
  • 工作など楽しく仕事ができそう

生死に関わる毎日から比べると、確かに楽しそうな仕事です。

 

しかし実際に保育園の看護師として働いてみると、

  • 看護師としての仕事はほぼない
  • 看護師としての意見が通らない
  • 保育士ばかりに囲まれて居場所がない

通常の看護業務とかけ離れた世界に不満を感じる人も少なくありません。

 

悩みを抱えながら頑張って働き続けてはみたものの、

  • 医療界から取り残されてしまう
  • 医療現場に戻ることができるのか

日に日に不安は大きくなり、焦りを感じるようになります。

 

今回の記事では、

  • 今現在保育園の看護師として不安を抱えている人
  • 保育園の看護師に興味を持っている人

これらの方に向けて、保育園看護師の大変なことや向いている人の特徴について解説していきます。

 

実際の体験談をもとに解説していきますので、働いてみなければわからないような実情も感じ取ることができます。

あなたに保育園の看護師が向いているかだけでなく、あなたに最適な働き方を見つける方法まで理解できるようになります。

保育園の看護師を辞めたいと悩んだ体験談

体調不良児の保育をするという契約で入職したのですが、思っていたよりもそのような子どもは少なく、0歳児クラスの副担任として配置されました。

 

出社して歌を歌い公園で遊びご飯を食べさせお昼寝をさせ連絡帳を書き工作をする毎日で、最初は刺激的で楽しかったです。

 

しかし1ヶ月くらい経ってきたころから、自分は何をしているんだろうと思うことが増え、その違和感は大きくなっていきました。

 

自分はもはや看護師ではなく保育士なのではないかと不安を抱くようになり、結果退職を決意しました。

今現在保育園看護師として悩んでいる人にむけて、私の経験をお話ししたいと思います。

  • 居住地:香川県在住
  • 年齢性別:29歳女性
  • ペンネーム:mayu
  • 看護師経験年数:6年5ヶ月

保育園看護師として働くきっかけ

結婚を機に夜勤のある総合病院を退職することになり、看護師の資格を生かして日勤のみで働ける職場を探していました。

 

そんな時ちょうど高校の友人から、彼女の職場が経営している保育園の看護師を募集していると教えてもらい、見学に行きました。

 

好条件で残業もなく社会保険に入れるなど福利厚生の面もよく、子どももとても可愛くて毎日癒されるだろうなと思ってその場の勢いで決めてしまいました。

保育園看護師の実際の仕事内容や役割

8時15分に出勤し、子どもを迎えます。

当時はコロナはまだ日本では流行していませんでしたが、看護師は熱を測り連絡帳の確認をしていました。

 

そのあと朝のおやつ、朝の集まり、公園までお散歩、昼食、昼寝(その間に職員の食事と工作)、おやつ、公園、帰宅といった流れでした。

 

勤めていた保育園の近くに公園がなく、かなり遠くまで子どもを抱いて毎日歩いていたのはしんどかったです。

子どもに食事を与えたり寝かしつけたりしたこともなかったので、最初はたくさん泣かれてつらかったのを憶えています。

保育園での人間関係

常勤の保育士は5名で、うち3名は新卒でした。

どの保育士も親しく声を掛けてくれ、仲が悪かったということはありませんでしたが、看護師に対して「先生」と呼ぶので、それに慣れておらず距離感を感じました。

 

工作や歌やダンスなどの経験もなく上手にできなかったので、足を引っ張ってしまっていました。

大丈夫大丈夫と言ってくれてはいましたが、明らかに足手まといだったのです。

 

気を遣わせてしまっていることがだんだん気まずくなっていきました。

職種が異なるというその大前提が、この関係性を生んでしまったのだと思います。

保育園看護師の手取りの給料や年収

わたしはフルタイムパートだったので、総支給が時給1450円×8時間×20日=23万2000円の定額でした。

 

夜勤はもちろんなく、残業や土日勤務もゼロでした。

夕方になると子どもももうほとんどいないので、定時になるのを待って帰るという感じです。

 

ボーナスは経験年数によって10~15万円/年程度ありました。

普通の看護師は夜勤もしているので、そこで比較すると総支給は10万以上多いところもあります。

しかし看護師の単発バイトでも時給は1500円くらいなので、時給で比較すると比較的高時給だったと思います。

保育園は新人看護師でも働けるのか?

新卒でも不可能ではありませんが、知識が全くない状態ではやめておいた方が良いと思います。

保育園には看護師が1名しかいないところもあり、全ての判断を委ねられます。

 

窒息や熱中症、ノロウイルスなどの感染症も多くあり、子どもは急変が早いので迅速な対応が求められます。

新卒で保育園看護師になりたいのであれば、保育士になった方が良いと思います。

採用も積極的にはされないのではないでしょうか。

 

また新卒で保育園で働いてしまうと、看護師として今後病院で働きたいときに、なかなか大きい病院では働けなくなります。

小児科クリニックなどであれば、経験を考慮される可能性はありますが。

保育園看護師の仕事で大変なことや辛いこと

本当に保育ばかりの毎日で、看護師として雇われているのか?と疑問に思うくらい、毎日毎日保育です。

 

たまに体調不良の子が出ても、多少の熱であれば保護者に連絡してくれないこともあります。

 

子どもは平熱が高く、すぐに上がりすぐに下がります。

「様子を見てから連絡しないと、仕事を早退して迎えに来てもらっても保育園に到着したら解熱していることがあるから」

と保育士には言われました。

 

でもマニュアルには沿わないし熱があるのは事実なのに、と保護者の顔色ばかり気にする保育士に対して違和感を覚えるようになりました。

保育園看護師の仕事は激務できついですか?

保育園看護師は激務ではありませんが、本当に体力勝負だと思います。

毎日走り回って声を出して遊べる体力がないと働き続けることは難しいです。

 

また、子どもの遊びや歌、キャラクターなどに興味がないと、保育園で働くことは難しいです。

頭を使うことはあまりなく、子どもを搬送するような例もめったにないので、命の重さ、その責任の面では気持ちはやや軽いかなと思います。

保育園の看護師として働くメリットやデメリット

保育園看護師として働くメリットは、育児の知恵が身に付くことです。

 

私は当時子どもがおらず保育は全くの無知でしたが、子どもがどんなものをどれくらいの大きさに切ってどうやって食べているのかなどを知ることができました。

 

ミルクの作り方や寝かし付け方、着替えのさせ方やおむつの替え方など、何も知らなかったのですが、保育園での経験が今育児をしている中でとてもためになっています。

 

育児の便利グッズなども知れて良かったです。

 

逆にデメリットは、看護の知識を忘れてしまうことです。

血液検査の結果が前のようにパッと読めなくなったり、採血などの技術が落ちたりとスキルは目に見えて落ちていきます。

保育園看護師をすぐ辞める人の退職理由

保育園の看護師は入れ替わりが激しいです。

当時の保育園看護師は2名体制でしたが、私の前任者はもう一人の看護師と価値観が合わずやっていけないと辞めたようでした。

 

もう一人の看護師は経験の浅い小児科病棟卒の看護師で、子ども大好きという感じでした。

 

保育園も保育士も感染対策への意識が低かったり、発熱や嘔吐へ対応が遅かったりします。

そのため医療現場でバリバリ働いていた看護師ほど、保育園看護師は向いていないと思います。

保育園看護師が向いている人向いてない人の特徴

保育園の看護師は、

・平日日勤のみで定時で帰りたい

・看護師としての業務を求めない

こういう方に向いていると思います。

 

また、保育士と円満な関係が築ける方(少数派になっても折れない心を持っている方)におすすめです。

 

逆に保育園看護師に向いていないのは、

看護師としてバリバリ働きたい

細かいことが気になる

という人です。

 

保育園には看護師として得られるスキルはほとんどありません。

 

また、子どもの感染症はよくうつるので、身体の弱い方や小さいお子さんのいる方もやめておいた方が良いです。

アデノウイルス、インフルエンザ、RSウイルス、ノロウイルスなど高確率でうつるため要注意です。

保育園看護師から転職する際の正しい判断基準

私もそうでしたが、辞めるかどうかの一番の判断基準としては「私は何をしているんだろう」と疑問に感じ始めたら、辞めるかどうか考える時期なのではないかと思います。

 

看護師として働けていないと感じたり、仕事内容に違和感を覚えることが典型的パターンです。

もちろんその働き方でも良いと思う方もいるので、必ず辞めるべきとは言い切れません。

 

しかし「看護師として保育園で働いている自分」に疑問や居心地の悪さを感じ始めたら、一度冷静に検討すべきです。

また、看護師としての将来に対する不安が湧き上がってきた時も、辞めることを判断する時期だと思います。

保育園看護師を辞めた理由

毎日の業務に違和感を覚えていたところに、たまたま恩師から看護大学で働かないかという声がかかりました。

結局それが保育園の看護師を辞めたきっかけとなりました。

 

これから先ずっと保育園で働いていたら、看護師の業務や知識だけではなく、いつか自分が看護師であることさえも忘れていってしまうのではないかと不安になります。

 

そんな気持ちを抱えていることを園長と相談して、大学の方に行かせてもらうことになりました。

保育園看護師を辞めた後の心境

保育園の看護師を辞めて正直ほっとしました。

やっぱり保育園にいたら良かったかなと後悔したことはありません。

 

保育園での経験は、今育児をしている中ではとても活かされているので、人生として良い経験でした。

しかし長期的に働くにはやっぱり難しかったかなと思います。

 

保育園看護師は数が少ないので、後任が見つからなければ辞められないこともあります。

もし今辞めたいと悩んでいる人は、できるだけ早めに園長に伝えた方が良いと思います。

保育園看護師を辞めて後悔しないために

このように保育園看護師は、通常の看護業務からはかなりかけ離れた仕事であると言えます。

もちろん病院勤務に疲れた人には選択肢のひとつになり得ますが、医療界に戻る際のデメリットは把握しておくべきでしょう。

 

病院勤務や急性期の医療に疲れた人は、どんな職場を選ぶにしてもデメリットまで考慮して判断するようにしてください。

急性期以外の働き方の特徴を知っておく

今回の記事を読んでいる人は、急性期に疲れた人が多いのではないかと思います。

ここでは急性期以外の看護師の働き方について、それぞれ特徴をまとめておきたいと思います。

※青文字のリンクをクリックすると、それぞれ実際の体験談に基づく記事を読むことができます。

 ⇒医療行為はまったくなく保育士業務が主
 ⇒柔軟な対応力が必要だが電話対応のみ
 ⇒母親がやることと同程度の仕事内容
 ⇒医療業界には携わるが医療スキルは得られない
 ⇒保育士の中で看護師としての役割を果たすことに苦労する
医療行為がまったくないと、看護師としての存在意義に疑問を感じる方も多いです。
少しでも医療行為に携わりたいならば、検診センターなどがおすすめです。
 ⇒医療行為としては採血ぐらいで事務作業が主
 ⇒患者が相手ではないためストレスが少ない
 ⇒内視鏡に関する知識は増えるが、検査以外のスキルアップが望めない
検診センターや献血では看護師としてのやりがいが物足りない人も多いでしょう。
病院で患者さんと向き合うことができる仕事の、それぞれの特徴です。
 ⇒人の人生と向き合えてやりがいも大きいがストレスも大きい
 ⇒患者に寄り添った看護が可能だが医療処置は極端に少ない
 ⇒患者さんとの信頼関係を結ぶことができる貴重な職場
 ⇒患者さんとじっくり向き合えるが強いメンタルが必要
看護師の働き方として、施設も選択肢のひとつです。
それぞれの施設に特徴がありますので、しっかり把握しておきましょう。
 ⇒看護師の人数が少なく多忙だが、老人介護のスキルが得られる
 ⇒患者に寄り添えるが、仕事内容は介護士寄り
 ⇒医療現場ではない独特の難しさがある
 ⇒意思疎通の難しい患者や家族とじっくり向き合う必要がある
 ⇒相手のペースでじっくり看護していくことが必要
 ⇒スキルアップは望めないが生活リズムを守って働ける

労働環境も必ず確認しておく

仕事内容があなたの求めるものであっても、人間関係など労働環境が悪ければ良い転職とは言えません。
というより、ストレスの大きさで言えば、仕事内容よりも労働環境の方が重要です。
  • パワハラ上司に毎日小言を言われる
  • 長時間のサービス残業が当たり前
やりたい仕事であっても、このような環境ならばストレスが限界を迎えます。
看護師の転職は、自力で転職を実現しやすい分、労働環境で躓く人が非常に多くなっています。
看護師専門の転職サイトを利用すれば回避できる問題ですので、転職時には必ず転職サイトを利用するべきです。
人間関係の問題などは、働き続けることさえもつらい問題ですので、本当に注意するようにしてください。
保育園の看護師を辞めたい
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