保育園看護師を辞めたい|ムカつくとか使えない扱いが辛いならすぐ辞めるべき?

保育園の看護師に

  • 子供と触れ合えて癒されそう
  • 生死にかかわらず楽しく仕事ができそう

こういったイメージを持って働き始めた人は多いと思います。

 

しかし実際に保育園の看護師として働いてみると、

  • 看護師としての仕事はほぼない
  • 看護師としての知識を活かせる機会がない
  • 保育現場では使えない人材で張り合いがない

通常の看護業務とかけ離れた世界に不満を感じる人も少なくありません。

 

なんとか保育現場で活躍できるよう頑張ってみても、

  • 意見を主張すればムカつくと言われる
  • 医療スキルが低下するのが怖い

簡単には悩みを解決できず、焦りを感じるようになります。

 

そこで今回の記事では、

  • 保育園で看護師が抱える悩みの共有
  • 辞める前にできる対処法
  • すぐ辞める状況や正しい判断基準

これらについて、保育園看護師として働いた私の体験談をもとに解説していきます。

今の状況を改善できるヒントが得られるだけでなく、辞める判断も悩まず決断できるようになります。

もちろんそれだけでなく、あなたにとって理想的な職場を見つける方法についても解説していきます。

理想の職場を見つけるコツとは?

まず理想の職場とは?

この2つを両立させることが必要ですが、働きやすい職場か調べるのをあきらめていませんか?

事前に質問しても把握することは困難ですし、質問しすぎてもマイナスイメージの方が心配です。

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保育園での看護師はムカつく立ち位置

保育園の看護師はムカつく

保育園での看護師の役割は、怪我や病気、体調不良時の保育管理ですよね。

さらに重要なのが感染症発生時の感染対策です。

しかし感染症への対策について、看護師と保育士とで認識に大きな違いがあって戸惑っている人は多いと思います。

看護師として当然のことでも、保育士側からすれば「そこまでする必要がない」と思われることも多いですよね。

そんな状態で看護師の常識を押し付けても「ムカつく」と思われるだけです。

でもいくらムカつくと思われても、看護師的には感染症対策で妥協できることなどないため頭を悩まさせられます。

保育園での看護師は日常業務では使えない扱い

保育園の看護師は使えない

保育園で看護師として働いているみなさんも、日常的には保育士業務を行うことが多いと思います。

体調不良児の保育となれば本領を発揮できるのですが、そんな機会はそう多くありませんよね?

そのため日常的な保育士業務では、看護師はただ使えない保育士的な立場で見られがちです。

私の場合は使えないことで文句を言われることなどありませんでしたが、それでもできない自分に自信をなくすこともあります。

自分的にも、周りの保育士的にも「日常業務で使えない」という問題は、解決が難しくもどかしい悩みです。

保育園では看護師が怖い・偉そうと思われることも

保育園看護師が怖い

保育園では看護師と保育士の根本的な役割が異なるため、どうしてもコミュニケーション不足になりやすいです。

よく言えばお互いを尊重している状態ですが、その結果情報共有ができず誤解が生まれることも少なくありません。

感染症ひとつとっても、看護師的には感染力の怖さを理解して対策を施しますが、保育士には伝わりません。

感染症対策の重要性を説いても、真意が伝わらず「怖い」とか「偉そう」という印象を与えてしまいます。

保育業務時間以外に話し合う機会があれば解決も見えてきますが、そんな時間など設けられていないのが現状です。

保育園での仕事内容が看護師より保育士業務なのが辛い

保育園看護師は辛い

たわしの場合体調不良児の保育をするという契約で入職したのですが、思っていたよりもそのような子どもは少なく、0歳児クラスの副担任として配置されました。

出社して歌を歌い公園で遊びご飯を食べさせお昼寝をさせ連絡帳を書き工作をする毎日で、最初は刺激的で楽しかったです。

しかし1ヶ月くらい経ってきたころから、保育士業務中心の毎日に疑問を感じることが増え、次第にそんな毎日が辛いと感じるようになりました。

自分はもはや看護師ではなく保育士なのではないかと不安を抱くようになると、辞めたい気持ちはどんどん大きくなってしまいました。

保育園看護師がしんどい理由

保育園看護師がしんどい理由

保育園で働く看護師が辞めたいと感じるのは、看護業務の少なさだけではありません。

私が日々の業務でしんどいと感じた理由について、いくつか具体例を挙げていきたいと思います。

これらの項目に共感できるような人は、私のように辞める決断をした方がいいかもしれません。

保育士業務が大変でストレスを感じる

保育園看護師時代は、8時15分に出勤し子どもを迎えていました。

当時はコロナはまだ日本では流行していませんでしたが、看護師は熱を測り連絡帳の確認を行います。

そのあと朝のおやつ、朝の集まり、公園までお散歩、昼食、昼寝(その間に職員の食事と工作)、おやつ、公園、帰宅といった流れでした。

勤めていた保育園の近くに公園がなく、かなり遠くまで子どもを抱いて毎日歩いていたのはしんどかったです。

また私のように独身の場合だと、子どもに食事を与えたり寝かしつけたりするだけでも大変で、たくさん泣かれてストレスを感じる人も多いと思います。

保育士と距離を感じる人間関係

私が保育園で働いていたときは、常勤の保育士が5名で、うち3名が新卒という状況でした。

どの保育士も親しく声を掛けてくれ、仲が悪かったということはないのですが、なんとなく距離感は感じていました。

工作や歌やダンスなどの経験もなく上手にできなかったので、足を引っ張っることも日常です。

大丈夫大丈夫と言ってはくれても、明らかに足手まといになってしまう状況では、孤立しているように感じますよね。

そのうち気を遣わせてしまっていることがだんだん気まずくなっていきました。

職種が異なるというその大前提が、この人間関係を生んでしまうのだと思います。

医療界の常識がうざいと思われ嫌われることも

看護師の常識と、保育現場の常識の違いに悩まされる人も多いんじゃないかと思います。

たまに体調不良の子が出ても、子どもは平熱が高くすぐに上がり下がりするため、多少の熱であれば保護者に連絡してくれないこともあります。

「様子を見てから連絡しないと、仕事を早退して迎えに来てもらっても保育園に到着したら解熱していることがあるから」

と保育士に言われたりすることに違和感だらけなのは私だけでしょうか?

でもそんな状況で看護師としての意見を押し通してしまうと、たとえ正しい意見だとしても嫌われる原因になります。

マニュアルには沿わないし熱があるのは事実なのに、と保護者の顔色ばかり気にする保育士に対して違和感を覚えるようになりました。

保育園看護師を辞めたい理由

保育園看護師を辞めたい理由

保育現場の特徴だけでなく、いち看護師として保育園看護師を辞めたいと感じる理由についても解説していきたいと思います。

今後看護師としてどのような職場で働いていくのか?

普段深く考えない部分ですが、この機会に冷静に判断しておくべきポイントです。

看護師業務が少なくつまらない

保育園では看護業務が少ないため、そういった意味では仕事がつまらないと感じることも多かったです。

日々の業務は、主に健康チェックや子どもたちの健康管理、薬の管理などが中心です。

この業務にも最初はやりがいを感じていたものの、やがてルーティン化してしまい、つまらないと感じるようになってしまいます。

もちろん保育士の業務がつまらないという意味ではありません。

ただ看護師としての役割にこだわっていると、保育士業務中心の仕事内容に違和感を覚えるようになります。

もっと保育士業務に目を向けていれば、やりがいを感じられたんじゃないかと思います。

病院勤務の看護師と比べて給料が低い

保育園では残業も休日出勤もありませんでした。

そのため夜勤のある病院看護師と比べると、10万円以上の差がついてしまいます。

給料は生活に直結する部分ですので、給料が低いとモチベーションに直接影響します。

労働時間に対する給与としては悪くないのですが、手取りとしては少ないので、事前にもっと冷静に考えておくべき問題でした。

医療スキルをなくしてしまう不安

保育園では看護師としての医療スキルを活かす場面はほとんどありません。

長く働けば働くほど、医療スキルを失ってしまうんじゃないかという不安が大きくなります。

看護師としての誇り、また再び病院で働く気持ちがある限りは、この不安はなくなりません。

この先看護師としてどうやって生きていくのか?

キャリアプランに合わせて働く場所を判断する必要があります。

保育園看護師を今すぐ辞めるべき状況

保育園看護師をすぐ辞めるべき

辞めたい理由に合わせて冷静に行動していくことが必要ですが、一般的には焦って辞める必要はありません。

焦った転職は、転職の成功率を下げてしまうため、しっかり計画した行動が必要です。

ただ中には今すぐ辞めるべき状況もありますので、ここでいくつか紹介しておきたいと思います。

以下の状況に該当するならば、今すぐ辞めることを躊躇してはいけません。

いじめのような扱いを受けている

保育園の看護師と保育士は、立ち位置や意識の違いから意見が食い違うことも少なくありません。

人数的には圧倒的に保育士の方が多いため、なかにはいじめのような扱いを受けている人もいるでしょう。

ただ人間関係がこじれているだけなら解決も望めますが、いじめのような扱いの場合には解決が難しいです。

時間が経つほどあなたの抱えるストレスが大きくなるだけですので、今すぐ辞める判断をすべき状況です。

解決不能な人間関係のトラブル

いじめと似たような問題ですが、解決の難しい人間関係のトラブルを抱えている場合もすぐ辞めるべきです。

保育園での看護師は立場が弱いため、あなたの意見を尊重した問題解決は難しいでしょう。

いじめと同じように、時間が経つほど増えるのはあなたのストレスだけです。

余計なことなど考えず、今すぐ辞めることを考えましょう。

経験が少なく自信がない

保育園の看護師は多くても2人、たいていの場合は1人だけの配置です。

そのため何かあったときの医療的な判断に自信がない人は働き続けられません。

経験が少なく自信がない場合には、正しい判断ができず周りにも迷惑をかけてしまいます。

ただでさえ保育園での看護師の立場は弱いですので、あなた自身の存在価値がより低くなってしまいます。

ただいるだけで活躍できる職場ではありませんので、この場合も早めに辞めるようにしましょう。

やることは掃除ばかりで暇

私のように副担任という立ち位置ならば、まだ保育士としてのやりがいが残されています。

でもなかには保育士としての仕事さえも与えられない人もいるでしょう。

特に感染症や病気の子供がいない場合、やることは掃除ばかりで暇という最悪の状況に置かれてしまいます。

人生にとって何の役にも立たない無駄な期間になってしまいますので、あなたの人生のためにもすぐ辞める決断をすべきです。

根本的に保育園の看護師が向いていない人

保育園看護師としてやりがいを感じている人に、向いていないのはどんな人か?

についてアンケートを実施しました。

実際に保育園看護師として働いた人の意見ですので、共感するものがあるならば早めに辞めることを決断しましょう。

泣いたりわめいたり言うこと聞かないなんて日常的なので子供が好きでないとかなり厳しいです。

また、看護だけというように仕事を割り切りすぎてしまうと子どもたちに信頼されないので、園内で許される範囲で積極的に子どもたちとも関わっていくことも重要です。

保育園看護師を辞めたいときはどうするべき?今できる対処法

保育園看護師を辞めたいときの対処法

今すぐ辞めるべき状況に当てはまらないのならば、焦って辞めるべきではありません。

ただ我慢して働くのも無理がありますので、ここでは今できる対処法について解説していきます。

焦って転職して後悔するこのないよう、今できる対処を適切に行いながら、余裕をもって転職活動を進めていくようにしましょう。

SNSなどで保育園看護師とのつながりを持つ

通常保育園の看護師は1人体制のことが多いですので、どうしても孤独感が大きくなります。

悩みを抱えているうえに孤独感も大きくなれば、解決できる問題だとしても解決が難しくなることが多いです。

そんな状況で活用してほしいのが、SNSなどを活用したつながりです。

同じ保育園看護師という境遇の人と繋がれば、悩みを共有したりアドバイスをもらえたりすることもあります。

解決が難しい問題でも、話を共有するだけで気持ちはだいぶ楽になるので、SNSの活用はすごくおすすめです。

保育士の仕事を学ぶ姿勢を持つ

保育士ではなく看護師として働いているという意識が強すぎると、あなたの居場所はさらに狭くなってしまいます。

もちろん看護師として自覚を持ち続けることは重要ですが、保育士の仕事を学ぶ姿勢を持つことも重要です。

例外なくほとんどの保育園でそうだと思いますが、仕事内容のほとんどが保育士の仕事です。

保育士の仕事がまったくできないとやりがいも感じられるはずがありませんので、積極的に保育士の仕事を学ぶ姿勢を持つようにしましょう。

保育士としてのやりがいを持つ

保育園の看護師を辞めていく人と、働き続ける人の違いは、看護師としての意識の持ち方です。

看護師としての意識を捨てなければならないわけではありませんが、保育士としてのやりがいを持つことは重要です。

保育士としてのやりがいを感じられるかどうかが、保育園看護師に向いているか向いていないかを分ける指標になってきます。

看護師としての役割を持ちつつも、保育士のやりがいを持てるように過ごすことが重要です。

保育園看護師を離職するか判断する基準

適切な対処を行っても、問題が解決できないことはあります。

では問題が解決できない場合はすぐ辞めてもいいのか?

この部分で悩む人も多いと思います。

ここでは保育園看護師を今離職すべきなのか?判断する正しい基準について解説していきたいと思います。

保育園看護師から転職する際の正しい判断基準

私もそうでしたが、辞めるかどうかの一番の判断基準としては「私は何をしているんだろう」と疑問に感じ始めたら、辞めるかどうか考える時期なのではないかと思います。

看護師として働けていないと感じたり、仕事内容に違和感を覚えることが典型的パターンです。

もちろんその働き方でやりがいを感じることができるならば、必ず辞めるべきとは言い切れません。

しかし「看護師として保育園で働いている自分」に疑問や居心地の悪さを感じ始めたら、一度冷静に検討すべきです。

また、看護師としての将来に対する不安が湧き上がってきた時も、辞めることを判断する時期だと思います。

保育園の看護師が楽しいと感じるのはどんな人?

では保育園の看護師が楽しいと感じているのはどんな人なのか?

実際に保育園看護師として働いている人の口コミを紹介しておきたいと思います。

これから紹介する口コミで、あなたがその部分に楽しさを感じられるのか?

この部分をはっきりさせることで、保育園看護師を辞めるべきかどうかのひとつの指標になってきます。

保育園看護師が楽しいと感じている人の口コミ

それまで成人から高齢者の方しか看護したことがなかったので、とても新鮮で看護師と言うより先生になった様な感覚でした。
子どもは元気でも発熱していることもあったりと体調管理は難しく、看護師としてお子さんをしっかり管理できるように努めることがやりがいだったかなと思います。(35歳女性)


子どもたちの成長が目に見えること。
特に乳児の場合は泣いていたような子が、信頼関係が築けてくると手を広げただけで満面の笑みで抱っこされにきたりと、子どもたちから目に見えない愛情を貰っているなぁと人の子ながら心から幸せに思います。(30歳・女性)


1番はかわいい子供に必要とされることです。
「〇〇先生!!」と声をかけてくれて、子供がなついてきてくれるたび喜びを感じます。
また送り迎えをする親御さんの様子なども見て、特に気持ちが落ち込んでそうな保護者には声をかけることもできます。
同じ親の立場でもあるので、少しでも元気になってくれたらと働きかけることはやりがいを感じます。
体調が悪い子がいれば保育室で歌を歌ったり抱きしめてあげたりして不安にさせないようにケアをします。
病院ではゆっくり相手してあげることも難しいので保育園で働いてよかったと思います。
また保健たよりを作成することも好きですし、その時期ごとに子供や保護者のことを考えながら伝えたいことを考えるのがやっていて楽しいです。(35歳・女性)


子供が、できなかったことができるようになったり、ケンカばかりしてた子が他の子を思って優しくしてあげたりする場面を見ると看護師としても嬉しくなったりします。
一番の仕事は子どもたちが安全に園内で過ごせるように配慮することですが、保育士さんと連携を取りながら自分自身も保育の一端に関わるやりがいはたまらないです。(29歳・女性)


子供たちが元気に遊んでいるのをサポートしながら、親に対してのサポートも必要になってくることもあります。
そんなとき少しでも気が楽になってくれた話を聞いたときにやっていてよかったと実感できます。
今はコロナもあるので重要な役割と実感している。(43歳・女性)

このように、保育園看護師としてやりがいを感じられている人は、保育士と同じ視点のやりがいを感じています。

まずはこういった保育士としてのやりがいを持てるような姿勢を心がけてみて、それでもやりがいを感じなければ辞めることを視野に入れるべきです。。

保育園の看護師を辞めて後悔しているのはこんな人

ただ病院での看護業務に戻ったとしても、できれば後悔するような転職にはしたくありません。

先ほど言ったように、適切な対処をしてやりがいが感じられるような働き方ができないか試行錯誤してから判断すべきです。

 

ここでは保育園看護師を辞めて後悔している人の実際の口コミを紹介していきます。

同じような後悔をすることにならないように、反面教師として口コミを参考にしてください。

保育園看護師を辞めて後悔した人の口コミ

保育園の看護師を辞めてから病院勤務に戻り、自分の子どもは近くの保育園に預けることになりました。
保育園に勤めていた時は自分の子どもをその保育園に通わせることができたので、子どもの準備や子どもの体調不良などで早退することも容易でした。
また、看護師であるので退勤まで時間があまりない時は、保健室で体調の悪くなった自分の子どもをみておくことも暗黙で許されていました。
でも、病院勤務だとそうはいきません。小さな子がいるうちは保育園に勤務していた方が楽だったと思い後悔しています。 (36歳・女性)


元々子どもが好きなので、子どもに関わる仕事として続けていればよかったと感じています。
また、病院等の仕事より圧倒的に楽だったのも、今では後悔することがあります。(25歳・女性)


園児や保育士さん達に会えなくなって悲しくなった悲壮感が大きいです。(41歳・女性)


病院よりも融通が効きやすいので、子どもが居ても働きやい職場だったと感じます。(32歳・女性)


私が働いていた保育園は公務員扱いだったのでボーナスはしっかりもらえました。
お盆や年末年始の休みもしっかり取れたので働きやすさという点でも後悔しています。(38歳・女性)

病院などと比べて働きやすい、融通が利きやすいという理由が多くみられます。

今現在子育て中の方は、やりがいよりも働きやすさを重視した方がよさそうです。

保育園看護師からの転職を成功させるために考えるべきこと

保育園看護師からの転職を成功させる方法

保育園の看護師を辞めて後悔しないために、最低限やっておかなければならないことがあります。

この行動を適正に行えなければ、転職しても満足した働き方など絶対にできません。

最低限やるべきことといってもたった2つだけですので、転職する際は必ずやっておくようにしてください。

あなたのライフスタイルに合わせた働き方を考える

看護師の働き方は、どんな職場であれ重労働であり、かつ業務時間も長い傾向にあります。

その中でも保育園の看護師はわりと働きやすい職場ですので、働きやすさを優先するならば簡単に辞めるべき職場ではありません。

特に子育てをしている人は、病院に比べれば保育園はかなり働きやすい職場ですので、冷静に判断するようにしましょう。

労働環境を必ず確認しておく

転職先での仕事内容があなたの求めるものであっても、人間関係など労働環境が悪ければ良い転職にはなりません。
というよりストレスだけで言えば、仕事内容で悩むよりも労働環境で悩む方が抱えるストレスは大きくなります。
  • パワハラ上司に毎日小言を言われる
  • 長時間のサービス残業が当たり前
やりたい仕事であっても、このような環境ならばいずれストレスが限界を迎えます。
看護師の転職は、自力で転職を実現しやすい分、転職後の労働環境でつまづくく人が異常に多くなっています。
看護師専門の転職サイトなどを利用すれば回避できる問題ですので、転職時には必ず転職サイトを利用するようにしてください。
人間関係の問題などは、働き続けることさえもつらい問題ですので、本当に注意するようにしてください。

保育園看護師からおすすめの転職先

保育園看護師からのおすすめの転職先

急性期に戻ってバリバリ人の命を救いたいという人は、その大変さも加味しながら冷静に判断するようにしてください。

ただ保育園看護師という働き方を選んでいる人には、急性期以外の働き方を望んでいる人が多いのではないかと思います。

 

ここでは急性期以外の看護師の働き方について、おすすめの転職先を紹介しておきたいと思います。

その働き方の良い面だけでなく、デメリットとなる部分もしっかり把握してから転職するようにしてください。

※青文字のリンクをクリックすると、それぞれ実際の体験談に基づく記事を読むことができます。

 ⇒医療行為はまったくなく保育士業務が主
 ⇒柔軟な対応力が必要だが電話対応のみ
 ⇒母親がやることと同程度の仕事内容
 ⇒医療業界には携わるが医療スキルは得られない
 ⇒保育士の中で看護師としての役割を果たすことに苦労する
医療行為がまったくないと、看護師としての存在意義に疑問を感じる方も多いです。
少しでも医療行為に携わりたいならば、検診センターなどがおすすめです。
 ⇒医療行為としては採血ぐらいで事務作業が主
 ⇒患者が相手ではないためストレスが少ない
 ⇒内視鏡に関する知識は増えるが、検査以外のスキルアップが望めない
検診センターや献血では看護師としてのやりがいが物足りない人も多いでしょう。
病院で患者さんと向き合うことができる仕事の、それぞれの特徴です。
 ⇒人の人生と向き合えてやりがいも大きいがストレスも大きい
 ⇒患者に寄り添った看護が可能だが医療処置は極端に少ない
 ⇒患者さんとの信頼関係を結ぶことができる貴重な職場
看護師の働き方として、施設も選択肢のひとつです。
それぞれの施設に特徴がありますので、しっかり把握しておきましょう。
 ⇒入居者に寄り添った看護重視だが業務内容が多忙
 ⇒看護師の人数が少なく多忙だが、老人介護のスキルが得られる
 ⇒患者に寄り添えるが、仕事内容は介護士寄り
 ⇒医療現場ではない独特の難しさがある
 ⇒意思疎通の難しい患者や家族とじっくり向き合う必要がある

 ⇒相手のペースでじっくり看護していくことが必要

 ⇒スキルアップは望めないが生活リズムを守って働ける

辞められないのは不安が大きいから!

私の保育園看護師体験談からよくある質問に回答

保育園看護師によくある質問

最後に、保育園看護師を辞めたい人からよくある質問に、保育園看護師体験談を活かして回答させていただきます。

小さな疑問もすべて解決したうえで、働き続けるのか辞めるのか判断するようにしてください。

Q.保育園看護師時代の給料や年収を教えてください
A.わたしはフルタイムパートだったので、総支給が時給1450円×8時間×20日=23万2000円の定額でした。

夜勤はもちろんなく、残業や土日勤務もゼロでした。

夕方になると子どもももうほとんどいないので、定時になるのを待って帰るという感じです。

 

ボーナスは経験年数によって10~15万円/年程度ありました。

普通の看護師は夜勤もしているので、そこで比較すると総支給は10万以上多いところもあります。

しかし看護師の単発バイトでも時給は1500円くらいなので、時給で比較すると比較的高時給だったと思います。

Q.保育園は新人看護師でも働けますか?
A.新卒でも不可能ではありませんが、知識が全くない状態ではやめておいた方が良いと思います。

保育園には看護師が1名しかいないところもあり、全ての判断を委ねられます。

 

窒息や熱中症、ノロウイルスなどの感染症も多くあり、子どもは急変が早いので迅速な対応が求められます。

新卒で保育園看護師になりたいのであれば、保育士になった方が良いと思います。

採用も積極的にはされないのではないでしょうか。

 

また新卒で保育園で働いてしまうと、看護師として今後病院で働きたいときに、なかなか大きい病院では働けなくなります。

小児科クリニックなどであれば、経験を考慮される可能性はありますが。

Q.保育園看護師の仕事は激務できついですか?
A.保育園看護師は激務ではありませんが、本当に体力勝負だと思います。

毎日走り回って声を出して遊べる体力がないと働き続けることは難しいです。

 

また、子どもの遊びや歌、キャラクターなどに興味がないと、保育園で働くことは難しいです。

頭を使うことはあまりなく、子どもを搬送するような例もめったにないので、命の重さ、その責任の面では気持ちはやや軽いかなと思います。

Q.保育園の看護師として働くメリットやデメリットを教えてください
A.保育園看護師として働くメリットは、育児の知恵が身に付くことです。

私は当時子どもがおらず保育は全くの無知でしたが、子どもがどんなものをどれくらいの大きさに切ってどうやって食べているのかなどを知ることができました。

 

ミルクの作り方や寝かし付け方、着替えのさせ方やおむつの替え方など、何も知らなかったのですが、保育園での経験が今育児をしている中でとてもためになっています。

育児の便利グッズなども知れて良かったです。

 

逆にデメリットは、看護の知識を忘れてしまうことです。

血液検査の結果が前のようにパッと読めなくなったり、採血などの技術が落ちたりとスキルは目に見えて落ちていきます。

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