毎日緊張感に押しつぶされそうな状態で病院勤務を続けてきたけど、いつ限界がやってくるかとおびえる毎日。
そんな中働きやすい職場を求めて、献血ルームなどストレスの少なそうな職場に興味を持ったものの、
- 求人が多いけどすぐ辞める人が多いんじゃないのか?
- 楽そうだけどやりがいはあるのか?
- ワークライフバランスは実際どうなのか?
こういった不安から、1歩転職に踏みきれない人も多いんじゃないでしょうか?
またワークライフバランスを重視する人には、子育て世代も多いと思いますが、子育て優先の働き方ができるのか?
しっかりと詳細を確認して、本当にあなたに向いている職場なのかを判断してから転職しなければなりません。
そこで今回の記事では、実際に献血ルームの看護師として働いた私の体験談をもとにして、
- 手取りの給料や年収
- 献血ルームでつらいことや大変なこと
- 献血看護師を辞めたいと思う理由
献血看護師で気になる情報を、私の実体験をもとにして、疑問をすべて解決していきます。
ただ注意してほしいのは、仕事の実情を知れば理想の転職が実現できるわけではありません。
一番の課題は、どうすれば理想の職場を見つけられるのか?
最大のポイントはこの部分ですので、理想の職場を見つける方法についてもしっかりと解説していきます。
後悔などない理想の転職を実現したいという人はぜひ読み進めてください。
ついに看護師もストレスのない働き方が実現できる時代に! |
![]()
「病院看護師ならそんなの当たり前!」あなたもそんな勘違いをしていませんか? 働きやすい職場に出会えない理由。それは良い求人が非公開求人に隠れているからです。 働きやすさを最優先にした唯一の転職サイト、レバウェル看護 ( 旧 看護のお仕事 )ならば、好条件の非公開求人の中からあなたが働きやすいと感じられる職場を見つけられます! |
献血ルームの看護師はすぐ辞める人が多いのか?
献血看護師の求人が多く見られることから、献血の看護師を辞める人が多いんじゃないか?
こういった不安を抱える人も多いと思います。
しかし実際には、献血センターを辞めていく人はあまり多くありません。
ただ土日祝の勤務がメインとなり、その点ではプライベートと両立しづらいため、休日のプライベートを大切にしてる方、子供が小学生~中学生ぐらいの人は辞める人もいます。
逆に年配の看護師は多分辞めることはないです。
特に身に付くスキルもないため、スキル向上を目指す人も辞めていくことは多いです。
献血ルーム看護師を辞めたいと感じる理由
次に実際に献血の看護師を辞める人はどんな理由で辞めるのか?私の経験も含め整理していきたいと思います。
これが辞めるまでの理由になるかどうかというのは、人によって変わってきます。
これから紹介する退職理由について、あななが影響を受けやすいタイプなのかをしっかり考えておくようにしましょう。
献血ルームにおける人間関係の悩み
献血ルームでは人間関係の問題に悩まされることが多くあります。
基本的には同僚はとてもやさしく和気あいあいな職場なのですが、年配の看護師になるほど当たりがきつかったりします。
特に一人で仕事ができるようになるまでは、指導はとてもきついことが多いです。
指導という名のいじめ・嫌がらせ・パワハラが多くあるため、この時点で辞める人も少なくありません。
給料が低い
夜勤や残業がないため、どうしても病院勤務よりは給料は下がってしまいます。
経験したことがある人も多いと思いますが、給料が低いと分かっていても働き始めてから後悔することは多いです。
いざその給料で生活し始めると、思った以上に給料の低さを痛感させられることは多いですよね。
事前にもっと冷静に計算しておけば回避できそうですが、意外に働き始めて気づく人も多い問題です。
土日祝日の出勤が多い
土日祝日の出勤回数についても事前にわかっていることですが、働き始めてから後悔する人も多くなっています。
特に子供が生まれてから余裕のある働き方をするために献血センターで働き始めた人に多い悩みです。
自分では家族のために選択した職場でも、働き始めてから休日出勤を家族から嫌がられる状況も多いですね。
スキルアップが見込めない
献血センターでは採血以外のスキルアップはほとんど見込めません。
これもわかりきっていることですが、いざ働き始めると周りにおいて行かれるような気持が強くなっていきます。
「もう一生急性期では働けないんじゃないのか?」と考え始めると、不安はどんどん大きくなっていきます。
働き始めてからでないと実感しづらい部分ですが、できる限り冷静な判断が必要になります。
献血看護師でつらいこと大変なこと
続いて献血看護師でつらいことや大変なことについてまとめていきます。
この部分についても、あなた自身影響を受けやすい部分かどうかをしっかり考えておくようにしましょう。
解決が難しい人間関係の問題がある
献血ルームにおける人間関係の問題は、実はある程度対処することが可能です。
具体的な対処法については後述しますが、解決の難しい人間関係の問題がある場合には、長くは働き続けられません。
- いつまで経っても相性の悪い人と同じ仕事
- 問題のある人が多すぎる
そのまま働いていると、ストレスを抱え続けるのはあなた一人です。
比較的おだやかな雰囲気が流れている献血においても、解決不能な人間関係の問題があることがあります。
事前に内部情報をしっかり精査しておくことが重要になります。
急性期に戻りたい気持ちが強くある
いずれ病院に戻りたいぐらいならば、少しぐらい献血センターで息抜きをしてもいいと思います。
しかし急性期に戻りたいという気持ちが強くあるのならば、献血センターにいる時間は非常にもったいないです。
たとえ数か月だとしても、急性期病院で経験する数か月は非常に貴重な時間です。
【急性期には戻りたいけど今は精神が限界】という状況でなければ、献血センターで働くべきではありません。
コミュニケーションが苦手
献血ルームにおいては、コミュニケーション能力は非常に重要です。
狭い職場での限られた人間関係でもそうですし、献血者とのやり取りにおいてもコミュニケーションが重要になってきます。
病棟勤務ならばある程度自分のペースで働く時間もありますが、献血ルームではそういった時間はほどんどありません。
コミュニケーションが苦手でストレスを感じるような人ならば、どちらにせよ長くは続きませんので、献血ルームは下げた方が無難です。
献血ルーム看護師は楽なのか?
以前働いていた大学病院では救急センターで急患の対応をしていたで、その看護師業務から比較すると献血は少し楽なイメージはあります。
基本的に予約をしてきてくれる献血者が多いので(予約特典がある為)、待たせることも少なく焦る必要がありません。
救急センターでは予約などありませんので、救急車からの電話の音でいつも胃がキリキリしてました。
こういった病院特有のストレスが少ないだけでも、献血はだいぶ楽だと言えます。
献血ルーム看護師の手取りの給料や年収と退職金
以前働いていた大学病院のお給料からすると、献血センターの給料は年収ベースで、マイナス200万円ぐらいとなりました。
残業、夜勤や当直勤務がなく常に日勤業務のため、他の看護師職種と比べて給料は低めになってしまいます。
月給ベースで22万円~26万円、年収で340万円~370万円ぐらいです。
また日本赤十字社での採用ということもあって、退職金などの福利厚生は手厚いです。
地域手当もあるので、都会暮らしでも安心です。
献血看護師として働くメリットとデメリット
献血センターの看護師として働くメリットは、何より気が楽ということです。
入院患者や急患などないため、対患者スキルもそこまでなくても大丈夫です。
基本的には健康な人しか献血にはこないので、コミュニケーション能力が多少あれば問題ありません。
逆にデメリットは看護師としてのスキルの向上があまり見込めないところでしょう。
献血看護師に向いている人
結局献血看護師にはどんな人が向いているのか?
仕事内容や職場環境を加味したうえで、どんな人に最適な職場かまとめておきます。
- 精神的ストレスを少なくしたい人
- 平日のワークライフバランスを優先させたい人
- コミュニケーションに負担を感じない人
精神的ストレスを少なくしたい人
病院で働く看護師は、常に忙しく高いストレスレベルに晒されています。
患者の健康状態が危険にされる場面も多く、なおかつスケジュールも常に多忙な状況です。
このような病院のストレスが看護師に与える問題は深刻で、健康面でのリスクも大きくなってしまいます。
対して献血ルームの看護師は、献血者と比較的落ち着いた雰囲気の中でコミュニケーションをとることができるため、ストレスが非常に少ない状況で働くことが可能です。
病院勤務で非常に大きな精神的ストレスを感じている人には、献血の看護師は向いていると言えます。
平日のワークライフバランスを優先させたい人
子育てしている人の場合、平日のワークライフバランスを重視する人も多いと思います。
子供の迎えや晩御飯の準備。
仕事が終わってからの家族の時間を重視したい人にとっても、献血の看護師は向いている職場だと言えます。
ただ休日など出勤しなければならないというデメリットがあるため注意が必要です。
夜間帯の仕事をなくしたい人にとっては、残業や夜勤のない献血看護師という職業は最適な職場だと言えます。
コミュニケーションに負担を感じない人
献血看護師の場合、コミュニケーション能力を求められる場面は多いです。
献血中はどうしても献血者との会話が必要になりますので、この状況に苦手意識を持つ人には向いていません。
逆にコミュニケーションに負担を感じない人ならば、比較的楽しい時間を過ごしたまま仕事を進めることが可能です。
たわいもない会話を楽しめるかどうか?
この部分は献血看護師に向いているかどうかを判断する大きな基準になります。
献血看護師への転職を成功させる方法
献血看護師への転職を決めた方でも、またそれ以外の職場へ転職する場合でも、転職する職場選びは慎重に行う必要があります。
転職を焦っておこなってしまうと、
- さらに人間関係に問題がある病院
- 身体的に負担の大きいブラックな労働形態
結局長く働くことのできない状況に追い込まれる可能性が高くなります。
転職先を選ぶ際には、あなたが長く働くことができる病院探しを妥協せず行わなければなりません。
看護師専門の転職サイトをちゃんと利用するなど、最低限必要な行動を怠らないようにしなければ理想は手に入らないので注意してください。
自分で徹底的に情報収集する自信がない人は、迷わず転職サイトを活用するようにしましょう。
献血看護師以外におすすめの転職先
ここでは献血看護師以外におすすめできる転職先を紹介していきます。
看護師ならば転職先候補はいくらでも見つかります。
急性期に戻りたい気持ちが強いならば、急性期に戻るのもありですが、身体的な負担も踏まえ冷静に判断するようにしてください。
どんな職場を選ぶにしても、その分野のデメリットまでしっかり把握してから転職することが重要です。
※青文字のリンクをクリックすると、それぞれ実際の体験談に基づく記事を読むことができます。
献血看護師に関するQ&A
以下では献血看護師に関するQ&Aをまとめています。
献血看護師視点で解説していますので、しっかりチェックしてください。
- Q.献血センターでの1日の仕事内容を教えてください。
- A.献血センターでは、献血者の健康状態の確認、採血前検査、採血が主な業務となります。
それ以外に献血した血液を輸送するための、輸送用バックへの詰め込みがあります。
詰め込んだ輸送用バックは日に3回、土日は4回程発送します。
他にも、センター内で使用する資材の管理もあります。
業者からの資材の受け入れや、在庫管理、発注業務も行っていました。
- 居住地:愛知県在住
- 年齢性別:35歳女性
- ペンネーム:クイチママ
- 看護師経験年数:10年