コールセンターの看護師を辞めたい|向いていない人の特徴を徹底解説

「看護師としてコールセンターで働くのって楽そう」

そういうイメージで働き始めても、合わずに辞めてしまう人は少なくありません。

 

結論から言えば仕事は身体的負担も少なく楽ですし、人間関係の問題も少ないです。

でも看護師という職業だと、通常の業務とかけ離れているため、そのギャップに苦しむ方も少なくないのです。

 

そこで今回の記事では、

  • 看護師としてのコールセンターでの具体的な仕事内容
  • コールセンターの仕事で大変なこと
  • コールセンターの看護師に向いていない人

以上の内容を実体験をもとにしながら解説していきます。

 

この記事を読むことで、

  • 看護師のコールセンターに向いていない人
  • コールセンターに向いていない人に最適な仕事

が理解できるようになり、あなたに最適な職場でストレスなく働くことができるようになります。

 

今現在コールセンターで看護師として働いている人も、この記事を読むことで辞めるべきか判断できるようになります。

重要なポイントだけを厳選して解説していきますので、これを機にストレスのない働き方のコツを身につけるようにしましょう!

看護師のコールセンターを辞めたいと悩んだ体験談

新型コロナウイルスが蔓延して保健所業務がひっ迫しているとのことで、応援ナースとして保健所へ派遣されました。

当時第3波と言われていた頃です。

まだ新型コロナウイルスは未知のものという考えで世の中は動いており、風評被害も今よりも大きい頃でした。

 

今よりも濃厚接触者の方の待機期間も長く、療養されている方も濃厚接触者の方も隔離期間が長くなるにつれて精神的負担が大きかったように感じます。

少数ではありますが自宅隔離されている方たちは、自宅療養に対する不満などを私達にぶつけてくることがありました。

 

私としては丁寧にお話を聞いて傾聴するしかできませんでしたが、それでも療養者の方たちの不満や不安を取り除くのはとても難しかったです。

コールセンターで今現在悩んでいる人にむけて、そんな私の経験をお話したいと思います。

  •  居住地:愛知県在住
  • 年齢性別34歳女性
  • ペンネーム:まめきち
  • 看護師経験年数:10年

看護師としてコールセンターで働くことになった経緯

新型コロナウイルスが日本に入ってきた頃は、私は潜在看護師でした。

しかし毎日のようにニュースで看護師不足という情報に触れるたびに、何か自分にもできることはないかと思い、保健所での電話相談の仕事に興味を持ちました。

 

保健所の看護師はすべて派遣会社を通して配属されていたので、派遣会社へ登録しすぐに保健所での電話相談業務を希望しました。

 

保健所の様子は毎日ニュースで流れていたので、事前に多忙、混乱というイメージは持っていました。

コールセンターでの看護師の実際の業務内容

新型コロナウイルスの陽性者で自宅療養をしている方へ電話で症状の聞き取りをし、自宅療養継続可能かどうかの判断をしていました。

 

濃厚接触者の方へも電話で連絡し、発症していないかの聞き取りと、発症が疑われる際には保健所でのPCR検査の手配も行います。

 

出勤すると、その保健所の管轄内の自宅療養者、濃厚接触者の一覧を印刷したものを渡され、順番に電話をかけ続けていきました。

その後聞き取りした情報を、共有のEXCELに入力する作業を行うのが大体の流れです。

通常の看護業務に比べて肉体的には楽

病院やクリニックで行われるような医療行為は全くありません。

オムツ交換や入浴介助といった日常生活援助もないので肉体的にはとても楽でした。

 

デスクワークなので、トイレ以外はずっと座っていられましたし、時間になれば休憩を取ることもできました。

業務に支障のない範囲でお菓子やジュースを飲みながら作業をすることも可能でした。

コールセンターで働き始めて大変だったこと

コールセンターで大変なことは、自宅隔離されている方たちのストレスのはけ口になることがあるということです。

 

「他の保健所では言っていることが違う」

「他の職員は違う説明をした」

など、不満を聞き続けるのは精神的に辛かったです。

 

スマホなどから情報を得ている方も多く、その情報が間違っていると説明しても、なかなか聞き入れてもらえない時など本当に困りました。

顔が見えないことの不安も大きい

症状を聞き取りして、自宅療養で大丈夫だろうと判断するのですが、もしもその判断が間違っていたら、と不安に感じることがありました。

 

電話だと相手の顔が見えないので、声の調子や訴えている症状などから判断しなければならず、判断に迷ってしまうことがあります。

 

電話をかけてもなかなかつながらない時には、急変していて自宅で倒れていたらどうしようという不安を強く感じました。

電話越しではできる対応は限られてしまう

保健所としては強制力がないので、あくまでお願いというスタンスでお話をするしかありません。

療養者の方の不安や不満な気持ちをなるべく傾聴するしかありませんでした。

 

不満や怒りに対して正論で返してしまうと余計に相手は怒ってしまうので、とにかく傾聴することに徹しました。

 

どれだけ不満を言われても、保健所が隔離を無視して好きに生活して良いですよとは絶対に言えないので、傾聴しながらそれでも守ってほしいルールはお伝えをするということを時間をかけて行いました。

電話だけで判断するのは難しい

自分の判断が正しかったかどうかは、コールセンターの業務でなくとも看護師に求められる能力です。

ただ顔が見えない相手に対して判断しなければいけないという難しさはコールセンターならではのものでした。

 

自分が少しでも不安を感じたら、保健所職員へお願いして外来受診ができるよう調整をしてもらうように対応していました。

入院が必要と判断したこともありますが、保健所職員の方は迅速な対応をしてくださいました。

コールセンターに向いている人と向いていない人

肉体的には辛くないので、腰痛など持病があって日常生活援助をするのが体力的に辛いという方にはとても良い仕事だと思います。

 

しかし電話で不満や怒りを訴えられ続けるのは精神的に辛いので、人の話を受け流すのが苦手な人はやめたほうが良いと思います。

 

またお互い顔が見えない相手と話をすることになるので、正確に、論理的に話をするよりは、柔軟な話し方ができる人に向いている仕事だと思います。

コミュニケーションを重視した働き方を選んだ

顔が見えない相手と話をするのはとてもストレスを感じることです。

自分が悪いわけではないのに、不満や怒りをぶつけられると泣きたくなるときもあると思います。

 

私は現在、小学校で看護師の仕事をしています。

顔を突き合わせてコミュニケーションを取るというのは、たとえ悪い反応が返ってきたとしても精神的に辛さを感じることはありません。

 

相手の表情を確認しながらコミュニケーションを取るのは人間としてとても大切なことだと感じています。

看護師のコールセンターは楽なのか?

看護師のコールセンターは結局楽なのか?

この疑問を解消するには、身体的なストレスと精神的なストレスで分けて考える必要があります。

 

体験談でもそう言っていますが、身体的な負担はほとんどありません。

ただ電話だけでの対応というのは、思った以上の精神的ストレスを抱えてしまいます。

 

そのため、少なくともコールセンターの仕事が楽だとは言えません。

看護師のコールセンターで大変なこと

看護師のコールセンターで大変なことは、主に以下の3つがあげられます。

  • 電話だけでの対応は難易度が高い
  • 看護師としてのやりがいが少ない
  • 看護師としての知識だけでは対応できない

ひとつずつ簡単に解説していきます。

電話だけでの対応は難易度が高い

これまで看護師の経験があるならば理解できると思いますが、電話のイメージと対面した時のイメージが大きく異なることは少なくありません。

 

病院勤務で電話にて問い合わせがあった際に、

  • 軽い症状かと思っていたが重傷だった
  • 重い症状だと思っていたけど軽傷だった

こんな経験を持っている人も少なくないと思います。

 

なぜこのようなことが起こるのかというと、一番の原因は相手の顔が見えないからです。

看護師ならば相手の表情から読み取れるものは非常に多いと思います。

 

これが電話だけの対応だと、情報が極端に少なくなってくるため、看護師としての対応は格段に難易度が上がってしまいます。

看護師としてのやりがいが少ない

病院やクリニックで大変な思いをして、少しでもストレスの少ないコールセンターを選ぶ人も多いと思います。

しかしここでしっかり考えておかなければいけないのが、楽さとやりがいは反比例するということです。

 

看護業務は特に、仕事内容が大変なほどやりがいを感じられます。

もちろんその分ストレスも大きくなるのですが、そこから極端に楽な仕事に就いてしまうと、やりがいを感じなくなってしまいます。

 

「苦労して取得した看護資格をここで終わらせていいのか?」

 

楽になるほどこのような疑問が生まれてきますので、自分がどの程度やりがいを求めているのかは、一度しっかり見つめなおすべきです。

看護師としての知識だけでは対応できない

看護師のコールセンターは、知識があれば対応できるというものではありません。

体験談でも語られていますが、柔軟な対応が一番重要になってきます。

 

コールセンターの仕事は、正しい医療の知識を伝えるだけで勤まる仕事ではありません。

相手に合わせて対応し、いかに受け流すことができるか?

そういった向き不向きの大きいポイントが、コールセンターの適性を分けてきます。

看護師のコールセンターのメリット

最後に看護師のコールセンターのメリットをまとめておきます。

ここにあげるメリットに大きな魅力を感じないのならば、コールセンターの業務は長続きしません。

今コールセンターで働いている人も、これからコールセンターで働こうと考えている人も、以下のポイントが本当に重要か?を考えるようにしてください。

  • 身体的負担がゼロ
  • 看護師特有の人間関係の問題がない
  • 残業がほとんどない

身体的負担がゼロ

コールセンターでの看護師の業務は、身体的負担がほとんどありません。

あると言えば座りっぱなしが腰に悪影響を及ぼす可能性があるのみです。

 

良くも悪くも話をするだけの仕事です。

忙しく駆け回る看護業務に本当に嫌気がさした人には最適な職場だと言えます。

看護師特有の人間関係の問題がない

看護業界と言えば人間関係の問題はつきものです。

なかには本当にひどい上司やプリセプターに出くわして病んでしまった人も少なくないと思います。

 

そんな人にとっては、看護資格を活かせるとっておきの場でもあります。

コールセンターにも看護師はたくさん在籍していますが、ほとんど一緒に仕事をすることはありません。

 

関わるのはほとんど電話越しの相手ですので、職場の人間関係の問題は皆無と言っても過言ではありません。

残業がほとんどない

看護業界は、ブラックな働き方が常習化している世界でもあります。

 

世間で働き方改革が進み、若干ながら看護業界も改善し始めているとはいえ、まだまだブラックな世界です。

  • 就労時間外の研修や委員会出席
  • 就労時間を無視した残業や前残業

給料に反映されない就労時間は、決して高給とは言えない看護業界では致命的な問題です。

 

しかしコールセンターならば残業などほとんどありません。

常態化しているとはいえ、看護業界の働き方に納得のいかない人には最適な働き方です。

看護師の転職で失敗が多い原因

ここまで看護師のコールセンターの特徴を解説してきましたが、この記事を最後まで読んでいるあなたがすごい人です。

というのも、看護業界では職場を変えるという意味の転職が割と簡単に実現できるため、安易に転職する人が非常に多いです。

 

その結果自分が想像していた理想の職場とかけ離れた職場に転職して、結局また転職活動を行うという人が非常に多くなっています。

この悪循環のすべての原因は「簡単に職場を変えられる」という状況にあります。

職場を変えることが転職ではない

この記事を最後まで読んでいるあなたは、きっと理想の職場を探そうと一生懸命情報収集している人だと思います。

そんなあなたは理解していると思いますが、転職とはただ職場を変えることではありません。

 

あくまであなたにとって最高の職場を見つける手段が転職です。

そして理想の職場を見つけるためには、情報収集が不可欠になります。

 

あなたが今こうやって情報を集めているのも立派な情報収集です。

このまま情報収集をおろそかにせず、理想の職場を見つけるための努力を惜しまないようにしてください。

理想の条件を設定してい多いない人が多い

看護紹介において転職に失敗している人が多いのは、情報収集を怠っているだけではなく、自身の理想の条件を設定していないことも原因です。

というのも、看護師の転職で多くなっているのが、今の職場で嫌な部分だけを重要視していることにあります。

 

確かに今の悩みを解消できる職場を見つけることは重要なのですが、その悩みが解決しても新たな悩みが生まれては意味がありません。

 

今の悩みだけを解決しようとするのではなく、あなたが望む理想の条件を見つめなおさなければ、理想の転職先は見つけられません。

理想の職場を見つけることは難しいことではない

難しいことを言っているようですが、条件設定は実はそんなに難しいことではありません。

難しいのは、それに見合う職場を見つけることです。

 

理想の職場を見つけることがなぜ難しいかというと、内部情報がわからないからです。

 

面接の人事担当者や、上司になる予定の師長が良い雰囲気でも、職場環境が悪ければ再転職も早くなってしまいます。

 

つまり、良い職場かどうかは職場の雰囲気に大きな比重がかかっているからです。

看護師専門の転職サイトならば内部情報も把握可能

そこで利用すべきなのが、看護師専門の転職サイトになります。

怪しいイメージを持っている人もいるかと思いますが、なんてことはありません。

 

転職サイトは看護師という人材を紹介することで、病院側から報酬をもらっていますので、労働者には何のデメリットもありません。

労働者は無料で利用できて、かつ看護師専門の転職サイトならば内部情報も詳しいですので、事前にあなたに向いている職場かを判断することができます。

 

もちろん問題のある上司がいないかどうかも、事前に把握することが可能です。

キャリアアドバイザーとの信頼関係が成果を左右する

もちろん転職サイトや転職エージェントを利用すればそれで理想の転職が実現できるわけではありません。

重要なのはキャリアアドバイザーと信頼関係を築き、あなたに向いていない職場を排除してもらうことです。

 

ここも難しく感じてしまうかもしれませんが、あなたがやるべきことは難しくありません。

ただあなたの希望をしっかり整理して、キャリアアドバイザーにきちんと伝えるだけです。

 

キャリアアドバイザーの立場からしても、相談者の希望が理解できなければ、病院に紹介することはできませんので、当然と言えば当然のことです。

相談者の希望がしっかり把握できれば、相応の働きをしてくれます。

 

あなたにとって事前に内部情報を知れるというのは非常に大きなメリットですので、転職サイトは必ず利用するようにしましょう。

詳しい内部情報を知るためには、看護師専門の転職サイトであることが理想的ですので、その点だけご注意ください。

看護師のコールセンター業務まとめ

看護師のコールセンターでの業務は、向き不向きが非常に大きい業態です。

  • 看護師としてのやりがい
  • ストレスの少ない看護資格を活かした働き方

今後数年先を見越したうえで、どちらを選択すべきかを冷静に判断するようにしてください。

 

やるべきことを淡々とこなしていけば、理想の職場は必ず見つけられます。

そしてやるべきことは、実は決して難しいことではありません。

 

あなたの今後の未来のために、少しの時間だけあなたを見つめなおす時間に割くようにしてください。

急性期以外の働き方を探している人へ

急性期の働き方に疲れて、急性期以外の働き方を望んでいる人も多いと思います。

しかし急性期から離れればストレスから解放されるというわけではありません。

それぞれの働き方についても、メリットデメリットをしっかり把握してから転職するようにしましょう。

 

※青文字のリンクをクリックすると、それぞれ実際の体験談に基づく記事を読むことができます。

 ⇒医療行為はまったくなく保育士業務が主
 ⇒柔軟な対応力が必要だが電話対応のみ
 ⇒母親がやることと同程度の仕事内容
 ⇒医療業界には携わるが医療スキルは得られない
 ⇒保育士の中で看護師としての役割を果たすことに苦労する
医療行為がまったくないと、看護師としての存在意義に疑問を感じる方も多いです。
少しでも医療行為に携わりたいならば、検診センターなどがおすすめです。
 ⇒医療行為としては採血ぐらいで事務作業が主
 ⇒患者が相手ではないためストレスが少ない
 ⇒内視鏡に関する知識は増えるが、検査以外のスキルアップが望めない
検診センターや献血では看護師としてのやりがいが物足りない人も多いでしょう。
病院で患者さんと向き合うことができる仕事の、それぞれの特徴です。
 ⇒人の人生と向き合えてやりがいも大きいがストレスも大きい
 ⇒患者に寄り添った看護が可能だが医療処置は極端に少ない
 ⇒患者さんとの信頼関係を結ぶことができる貴重な職場
 ⇒患者さんとじっくり向き合えるが強いメンタルが必要
看護師の働き方として、施設も選択肢のひとつです。
それぞれの施設に特徴がありますので、しっかり把握しておきましょう。
 ⇒看護師の人数が少なく多忙だが、老人介護のスキルが得られる
 ⇒患者に寄り添えるが、仕事内容は介護士寄り
 ⇒医療現場ではない独特の難しさがある
 ⇒意思疎通の難しい患者や家族とじっくり向き合う必要がある
 ⇒相手のペースでじっくり看護していくことが必要
 ⇒スキルアップは望めないが生活リズムを守って働ける
看護師のコールセンターを辞めたい
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