- 病院の激しい人間関係に疲れた
- 命に関わるストレスから解放されたい
- 家族との時間を大切にできる働き方がしたい
病院での働き方に限界を感じ、選択肢のひとつとして健診センター看護師という働き方を模索しているあなたへ。
健診センターでの看護師の働き方は、病院勤務とは全く異なります。
実際に私が働いていた健診センターでは、常に穏やかな雰囲気が流れ、チームワークを大切にし、人間関係に悩むことなどほとんどありませんでした。
また生死に関わるストレスもほとんどないですし、割と規則的な働き方が実現できるため、家族との時間も十分に取ることができます。
今回は、病院勤務を離れて健診センターの看護師という働き方を選ぼうとしているあなたに向けて、健診センターで働いた私の経験をもとに、その実情をお話ししていきます。
これらの内容についてすべて経験に基づき解説していきますので、健診センターに興味を持っているあなたの疑問をすべて解消可能です。
健診センターで働くことを検討している方、病院勤務から転職したい方は必見の記事になっています。
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健診センター看護師を辞めたい人の理由
私は、総合病院で4年間働いた後に、健診センターに転職しました。
病院での勤務とは全く違い、淡々と作業をこなしていく仕事内容で、初めは楽しかったです
しかし徐々に看護師としてのやりがいを感じなくなり、このままでいいのかすごく悩む時期がありました。
看護師のやりがいを捨てきれていなかった私には、健診センターはあまり向いていなかったのかもしれません。
健診センターの看護師を辞めたい人はどんな理由で辞めるのか?まずはこの部分から整理していきたいと思います。
やりがいがない
看護師としての業務は血圧測定と採血くらいで、あとは問診をしたり事務的な業務をたた淡々とこなしていくだけの作業でした。
そのため、だんだん看護師としてのやりがいのなさを痛感し、このままこの生活を続けていていいのかと悩むようになりました。
業務は病棟勤務と比べて大分楽になったので体調的には良かったのですが、毎日の張り合いのなさが楽しくありませんでした。
巡回健診の早起き
健診センターでの業務の他に、巡回での健診業務をしている会社でしたので、巡回健診に行かされることが頻繁にありました。
巡回健診の日は朝5-6時ごろに集合で、とにかく朝がきつかったです。
行き帰りを合わせると1日がかりの仕事なので拘束時間も長く、最小限の人数で行くためこなさなければならない数がいつもの倍以上で業務量も多く、とにかく苦痛でした。
仕事内容が向かないと感じる
検診センターでの悩みは、看護師としてこのままでいいのかなという悩みが多いのではないかなと思います。
病院でバリバリ働く友達の話を聞いたりすると、自分は何をやっているんだろうと悩むことが多くありました。
考え方次第では、健診センターの仕事も良いと思えることもありますが、やはり健診センターで働くことは、人によって向き不向きがあります。
少なくとも看護師としてのやりがいや経験を求めている人には、絶対に向いていない職場です。
健診センター看護師の仕事できついことや大変なこと
基本的には身体的負担の少ない仕事内容の健診センター看護師ですが、きついことや大変なこともあります。
どんな時にきついと感じるのか?またどんな仕事が大変なのか?
特徴的なものをまとめていきたいと思います。
健診センター看護師のきついこと
健診センターの看護師がきついのは単純作業という部分です。
一般的に激務である看護師業務に携わっている状況では、単純作業というのは楽そうに聞こえていたと思います。
しかし激務である看護師業務を経験したからこそ、検診センターの業務を続けことがきつい場合も多いです。
- もともと看護師を志したときの気持ち
- 人の命を救う最前線で活躍した経験
常に最前線でいることがやりがいというわけではありませんが、やはり単純すぎる職場だと逆にきついと感じてしまうのも看護師です。
健診センター看護師で大変なこと
一般的な看護師業務と異なる部分で言うならば、大変なのは早起きと事務作業になるでしょう。
三交代など特殊な業務形態の看護師ですが、やはり早起きはきついです。
あわせて健診センター特有の事務作業も意外に大変でした。
しかしこれらは慣れてしまえばどうってことはありません。
一番大変なのは、やはり仕事内容よりも「このままでいいのか?」という意識です。
悩む気持ちを抱えたままでいると、事務作業など単調作業は何倍にも苦痛に感じてしまいます。
体力的に大変というよりは、気持ちの折り合いをつけることが大変だと言えるでしょう。
健診センターの看護師に向いている人と向いていない人
健診センターで長く働くには、職場に求めるものやその人の置かれている状況が大きくかかわってきます。
健診センターがどんな人に向いていて、どんな状況の人には向いていないのか?
簡単にまとめておきたいと思います。
健診センターの看護師に向いている人
健診センターに向いているのは、以下に該当する人です。
明るい雰囲気であることが多いと思うので、社交性に長けている人に向いている職場です。
健診センターの看護師に向いていない人
逆に健診センターに向いていないのは、以下に該当する人です。
こういった人は検診センターの看護師は向いていないので、病院やクリニックでの勤務をおすすめします。
健診センターの看護師として働くメリットとデメリット
先を見据えた転職を行うためには、その職種のメリットとデメリットを把握しておくことが重要です。
看護師として健診センターで働くことには、どんなメリットやデメリットがあるのか?
特徴的な部分を簡単にまとめておきます。
健診センターで働く看護師のメリット
健診センターの看護師には、主に以下のようなメリットがあります。
体力的に病院勤務がきつい人や、子育て世代の看護師に向いている職場です。
何より長い人生で考えた場合、精神的ストレスが少ないのは大きなメリットだと個人的には思っています。
健診センターで働く看護師のデメリット
健診センターで働く看護師には以下のようなデメリットがあります。
病院よりもはるかに接客的な能力が求められますので、人によってはこの部分に苦労する可能性が高いです。
健診センター看護師のデメリットへの対処法
健診センターでの淡々とした仕事にやりがいを感じなくなったり、自分は何をしているんだろうと悩むようになったら、私はなぜ看護師になりたいと思ったのか?原点に立ち返って考えていました。
どんな職場でもそうですが、極論今の働き方は違うなと思ったら辞めるべきですし、それでも今のままでいいと思ったら続けていけばいいのです。
メリットを優先して考える
自分が看護師としてのキャリアを積むことが重要なのか、もしくは身体を第一に考えて少し落ち着いた今の業務を続けることが重要なのか何度も考え、身体のためすこし休憩しようと自分に言い聞かせていました。
また、健診センターのスタッフに相談し、採血を極める、コミュニケーション力を高めるなど、今できる目標を立て、少しずつやりがいを感じるようになりました。
でも看護師としてのやりがいを感じるようになったかというと、病院で働いていたときに比べると全然でした。
今自分にやれるなかでやりがいを探していくことは、日々のモチベーションを高めるきっかけになったので、対処法としてはよかったと思います。
こんな働き方もあるんだということを知れただけでも、健診センターに就職してよかったと思えるようになりました。
巡回健診は生活サイクルを合わせることで対処可能
巡回健診に行くことは、健診センターで働いている以上避けることができないことだったので、とにかく寝坊しないように早寝を心がけ、仕事が終わったらとにかく休むようにしました。
仕事終わりに飲みに行ったり、夜に友達と会ったりすることはなくなってしまいましたが、早寝早起きのサイクルが身についたので、健康的な生活を送るようになりました。
巡回健診のきつやさ、早起きのしんどさは相変わらずありましたが、生活リズムを朝方に変更することで、身体的には少し楽になりました。
転職を決めたときは月に数回の巡回健診と聞いていたのですが、就職したら週に3-5回程度だったので、初めは辞めようと思いましたが、この生活に慣れてくると「まぁこんなこともあるか。」と諦めがつくようになりました。
得られた経験は今後活かしていける
私は約2年健診センターで働きました。
何度もこのままでいいのかと悩むことはありましたが、そのなかでもやりがいを見つけつつ経験を積むことができました。
そのおかげで、コミュニケーション力や採血の技術は格段に上がりました。
それでもやはり、現場から長く離れていることに不安を感じ始めたので、病院での勤務に戻ることにしました。
今では毎日大変ですが、やりがいをもって楽しく働けています。
看護師は色々な働き方があるので、たくさん経験して自分に合った働き方をゆっくり探していけばいいと思います。
健診センターに転職して後悔しないための注意点
これまで紹介した仕事内容や、健診センターのデメリットが許容できる範囲だからと言って、健診センターに転職すれば理想的な働き方ができるわけではありません。
ここで重要になってくるのは、看護師の転職失敗率が高いことです。
看護師であるあなたも共感できると思うのですが、新しい職場で働き始めて後悔する原因の多くは、人間関係や労働形態などの職場環境です。
これらの状況は、看護師ならば誰でも経験したことがあるはずです。
ではそれほど多くの看護師が経験していることなのに、なぜ転職時にこの部分を解決しようとする人が少ないのか?
それは労働環境を事前に把握することができないという思い込みが原因です。
そんな労働環境も含め、健診センターに転職する際に注意すべきポイントについて詳しく解説しておきたいと思います。
職場の内部情報をしっかり調べる
転職する際には、やりがいがあれば成功するわけではないということは、絶対に肝に銘じておくべきです。
これらすべての条件が揃って、初めて理想の職場だと言えます。
そしてこの中でも職場の雰囲気や、問題上司の有無が原因となり転職に失敗する人が非常に多くなっています。
転職する際には、職場の内部情報は事前に必ず調べるべきポイントです。
知り合いなどから情報が引き出せるのならば、必ず把握しておかなければなりません。
情報が引き出せる知り合いがいない場合でも、内部情報に詳しい転職サイトを活用して必ず情報収集しておくべきです。
- あなたの望む働き方ができる職場
- 職場の詳しい内部情報の把握
こういった視点で転職サイトを選ぶ場合には、
2つの特徴を持つレバウェル看護 ( 旧 看護のお仕事 )がおすすめです。
転職者のことを親身に考えた手厚いサポートにも定評があり、とりあえず転職させようとガツガツした姿勢もなく安心して利用できます。
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キャリアプランをもう一度整理しておく
次の職場でやりたいことを考えるだけでは、今の職場で物足りないものばかりを求めてしまいます。
大事なのは看護師人生すべてを通して考えることですので、最終的にどうなりたいのか?
この部分をしっかり考えて、そこに到達するために必要なスキルを得られる職場を選んでいくようにしましょう。
今の時点で将来まで見据えることで、得られる知識の重みは大きく変わってきます。
健診センター看護師以外におすすめできる転職先
病院勤務に疲れた人でも、検診センター以外でもおすすめできる転職先はたくさんあります。
看護師は幅広い働き方ができるのが特権ですので、広い視野を持って転職先を探すようにしてください。
急性期を選ぶ
もちろん病院やクリニックなどにも特有の悩みはあります。
それぞれの職場のデメリットをしっかり把握して、今後のあなたのキャリアプランに一番最適な職場を選択すべきです。
失敗してもやり直しはいくらでもききますが、覚悟のうえで経験しないことには本当に合った仕事は見つけられません。
今現在「看護業務から離れすぎた職場ではやり続けられない」という経験を得たのと同様に、
- 大きな病院での大変さ。
- クリニックでの医師とのやり取りの難しさ。
- 介護業界での人間関係の難しさ。
いろいろ経験するつもりで、最適な職場を見つける意識を持つことが重要です。
急性期以外の職場でも特色を把握しておく
やりがいは大きいが抱えるストレスも大きい急性期に疲れた人も多いと思います。
ここでは急性期以外の働き方について、それぞれの特徴を紹介しています。
※青文字のリンクをクリックすると、それぞれ実際の体験談に基づく記事を読むことができます。
- 居住地:福岡県
- 年齢性別:30歳女性
- 看護師経験年数:9年
- ペンネーム:ぽん