介護施設の看護師は辛い|実際に辞めたいと悩み苦しんだ私の体験談

介護施設の看護師を辛いと感じるのはどんな人か?

病院のようなストレスの大きい職場で働くことに限界を感じ、介護施設の看護師として働くことを視野に入れる人は多いです。

しかし介護施設ではどんな辛さがあるのか?その内情を知る人は多くありません。

 

確かにあなたが感じているように、介護施設なら緊迫して張り裂けそうな日々からは解放されるでしょう。

ただ同時にあなたが感じてるであろう下記のような不安が、介護施設看護師の懸念点でもあります。

  • やりがいはあるのか?
  • 身体的負担が大きいんじゃないのか?

これらが原因となって、介護施設の看護師を辞めていく人は多いのは事実です。

 

ただ

  • 生死に関わるストレスがほとんどない
  • 看護師同士のトラブルが少ない

介護施設にはこういったメリットがあるのもまた事実ですので、あなたの置かれている状況によっては最適な職場とも言えます。

 

では実際に、介護施設はどんな人に最適な職場なのか?

私の実体験をもとにして、介護施設看護師の実情を解説していきたいと思います。

  • 具体的な仕事内容
  • 人間関係の難しさ
  • 病院勤務と異なる点

介護施設の看護師に興味を持っている人が疑問に感じているポイントすべてを明らかにしていきます。

また看護師にとって一番重要となる、職場選びのポイントについても解説していきます。

この記事ひとつで、あなたが介護施設に向いているか判断できるだけでなく、あなたがストレスなく働くことができる職場の見つけ方も習得することができます。

ぜひ最後まで読んでいただき、これまでの看護人生とは大きく異なる、明るく前向きに働ける未来を手に入れてください。

理想の職場を見つけるコツとは?

まず理想の職場とは?

この2つを両立させることが必要ですが、働きやすい職場か調べるのをあきらめていませんか?

事前に質問しても把握することは困難ですし、質問しすぎてもマイナスイメージの方が心配です。

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実際に介護施設看護師として働いて辛いと感じたポイント

まずは私が実際に介護施設の看護師として働いて、辛いと感じたポイントをまとめていきます。

私だけではなく、介護施設看護師として働く多くの人が共通して辛いと感じるポイントです。

夜勤の仕事内容

介護施設看護師は、夜勤中の仕事内容が体力的にきついです。

メインは看護業務ではなくケア業務。

特に朝4時から始まる入居者全員のトイレと更衣介助は、ナースコールをとりながらケアと共に行いました。

トイレ誘導から午前入浴者以外は肌着を含め全部交換。

早朝から起こされる利用者様の機嫌を取りながらの作業です。

さらにその後に続く、病状の悪い利用者の状態把握やサクションなどの看護業務に記録。

看護+ケアの業務は辛いと感じることが多かったです。

指示の遅さが残業につながる

介護施設では、医師が一名で100人の状態管理をします。

日勤リーダーが指示受けをしますが、この指示が出るのが遅く、そのために残業になることが多かったです。

自分の仕事が終わっているのに指示が出ていないことで帰れない、そして指示が遅いことで処方が届くのが遅くなり、その薬剤セットでもさらに残業になる。

そしてそれは残業としてみなされず、サービス残業になります。

自分の力量で終わらない残業は仕方ないと思えますが、医師と利用者のバランスの問題での残業は、理不尽な感じがしていました。

介護施設の看護師を辞めたい人が抱える悩み

次に介護施設の看護師が抱えやすい悩みについてまとめていきます。

介護施設看護師の悩みについても私の実体験をもとに解説していきますが、施設看護師が抱えやすい悩みについてもまとめていきたいと思います。

ケア業務の多さ

私は結果的にケア職との仕事の関係で、介護施設看護師に見切りをつけました。

看護業務の中にケア職ができる業務がそもそも組まれていて、看護業務よりもケア業務が中心です。

なのに、何かあれば全て看護師に任されます。

看護判断が必要な場合は仕方ないですが、特に夜勤は100名を一人でみています。

その時に「体が熱い気がします」など細かいことまですべて報告されます。

熱と血圧一つ測定できず、ただただ報告してくる姿勢にうんざりしました。

それなら看護業務のみ行うように業務調整してほしいと意見を出しても通ることはありませんでした。

委員会など雑用の押し付け

病院と同じように委員会がありますが、複数押し付けられていました。

そのうえプライマリーも多く持ち、書類関係を毎月記載します。

私は40代ですが、この年齢でもやや若め。

年上の方も半数ほどいるため、その人たちはパソコンなどが上手く使えません。

なので、年数が経つにつれ任される業務がとても多くなりました。

委員会2つにプライマリーは年上ナースの3倍近く、そしてそのフォロー。

なのに基本給含め給料には全く反映しません。

医療行為が少なくやりがいを感じない

介護施設で働くと、医療行為が少ないということが多いです。

介護施設の看護師は、主に介護業務をこなすことになります。

しかし介護業務だけでは、医療スキルを使う機会がなく、やりがいを感じることができません。

医療処置などにやりがいを感じる人は、そのうち仕事に対するやる気がなくなり、ストレスがたまり、辞めたいという気持ちが強くなっています。

私も同じように感じる部分があり、少なくとも介護施設を辞めることになった一つの原因にはなっています。

入居者家族との関わり

介護施設で働いていた頃は、入居者の家族からのクレームに対応することもありました。

これは、介護施設の看護師にとって当たり前のことです。

しかし、このような場面に対応するのが苦手な方は向いていないかもしれません。

ある日、入居者の認知症が進行して、家族から施設に対するクレームが寄せられました。

私たちが入居者を十分に介護していないという内容のクレームです。

このような状況でも家族の要望を聞き、入居者に寄り添った看護ができる人でないと働き続けることはできません。

理不尽なクレームが許せない人は、介護施設は向かないでしょう。

実際にどんな判断基準で介護施設を辞めたのか?

私が介護施設を辞めた判断基準について解説していきます。

私の経験を振り返ることで、これから介護施設で働くかどうかのひとつの判断基準になると思います。

介護施設を辞める判断基準についても、私の経験だけでなく一般的な介護施設の問題点をまとめておきます。

私が介護施設を辞めた判断基準

看護業務はそれほど大変ではないので、介護業務自体が辛いことはありませんでした。

看護業務よりケア業務が多くなっても問題ないのですが、丸なげされることに嫌気がさしました。

また、介護施設でも委員会や勉強会など、病院と同じく行われています。

介護施設だから楽、という印象かもしれませんが、仕事としてこなす量はそこそこあります。

病院の忙しさが嫌で施設に来た人はみな驚かれています。

こんなにやることがあるんだ、と感じる人が多いため、暇というイメージは捨てておくべきです。

ブラックな環境も考慮すべき

介護施設ではブラックな労働環境を考慮しておくべきです。

施設という仕組みである以上、施設長などの人間性で働きやすさは大きく変わってきます。

パワハラが当たり前に存在し、ひどい場合だとボーナス全額カットという暴挙も聞いたことがあります。

施設の場合病院と比べて労働環境を整備する意識が驚くほど低いことがありますので、事前に情報収集しておくことが重要になります。

介護施設看護師の実際の仕事内容

介護施設看護師の特徴だけでなく、ここで実際の1日の仕事内容についても解説しておきたいと思います。

まず日勤リーダーと処置に分かれます。

リーダーは

  • バイタル測定
  • 病状把握と記録
  • 入退所の準備と対応
  • 医師への報告と指示受け
  • 昼薬の配薬
  • 点滴の準備と実施

処置は

  • リーダー補佐
  • 点眼や軟膏・褥瘡処置
  • 尿カテーテル交換
  • 食事介助
  • 心電図・採血などの実施

夜勤は

  • 夕薬の準備と配薬
  • 夕食介助
  • 就寝薬配薬
  • 0時オムツ交換
  • 休憩後は4時から5時半まで朝の更衣オムツ交換トイレ介助
  • 朝薬の準備と配薬
  • 朝食介助
  • 合間に利用者さんの病状管理

時には永眠された人の対応(家族や医師連絡など)、急変時の対応(救急車を呼ぶなどの対応も含む)採血や血糖測定を行います。

介護施設看護師に向いている人の特徴

病院とは違い、治療もできる範囲のことしか行いません。

なのである程度の看護経験があれば問題なく業務はできると思います。

最先端の治療などを経験できないですが、そういった経験を求めていない人は働きやすいと思います。

また業務は多いですが、急性期病院にいたころのようなストレス(即入院の対応や急変時のフルコース対応など)はないので、仕事に行きたくないといった気持ちもなく、淡々と働いていました。

利用者様の急変は勿論あります。

その時の対応(家族や医師への連絡、救急車を呼ぶ、など)は全て看護師が行います。

夜勤は一人なので、師長に相談しながらですが、夜中は電話に出ないこともありますので、それなりの判断と対応は必要です。

  • 病院ほどの医療は求めないけれども病院では勤務したくない人
  • 家庭を持って精神的にゆとりをもって働きたい人

には介護施設は向いていると思います。

介護施設看護師に合わない人、向いていない人の特徴

病院が大変だったから今度は介護施設、もしくは仕事的に楽だろうから介護施設という気持ちの人には向かないと思います。

確かに業務は各段に違いますが、それでも仕事量はそれなりにあります。

点滴なども普通に実施しますし、医師に報告する時には観察力も必要です。

ほとんど病院経験がない人や、しばらく看護師として仕事をしていなかった人には大変かもしれません。

そのような人が入職して数か月で辞めていくのを何人も見ました。

介護施設看護師として働くメリット

向き不向きだけでなく、介護施設で看護師として働くメリットを把握しておくことも重要です。

これから紹介するメリットは、あなたが介護施設看護師に魅力を感じるのか?を判断する大きな材料となります。

看護師同士のトラブルが少ない

そもそも介護施設では看護師の人数が少ないため、看護師同士のトラブルが少ないです。

仕事は分担制で日勤でも相手の業務に関わることはわずかです。

お互いが自分の仕事をこなす感じで、勿論助け合いもしますが、チーム制でもないので、看護間でのトラブルが少ないように感じます。

病院特有の看護師同士のストレスがないのは、介護施設看護師の大きなメリットです。

精神的ストレスがほとんどない

私は家庭のために介護施設勤務にしましたが、その選択は間違っていませんでした。

病院のように即入院がほとんどなく予約入所なので、イレギュラーなことに振り回されることはありません。

利用者さんの急変など稀なことは別にしても、治療が必要な場合は救急車で病院へ搬送するので、その調整さえ終われば治療もそれ以上行うことはありません。

気持ち的にも仕事は仕事として割り切れるので、精神的に落ち込んだりイライラしたりがなかったです。

家庭のためと職場も分かってくれているので休み希望も取りやすく、公休も多いので家族との時間が作りやすかったです。

介護施設看護師として働くデメリット

介護施設看護師のメリットを把握するだけでなく、デメリットもしっかり把握しておく必要があります。

デメリットを事前に把握しておくことで、長く働き続けられる職場か?判断することができます。

働いてから後悔するリスクを排除できますので、しっかり把握しておきましょう!

ケアの業務が多い

食事介助や見守り、更衣やトイレ介助があります。

見守りだけの時間もあるため、看護業務がそこそこあるときには、「ケアができないのか」とやきもきします。

看護業務に集中できないことは、どうしてもネックになる部分です。

夜勤の責任感の重さ

病院勤務であれば、他に看護師がいて相談したり意見を聞けることもあるでしょう。

医師も当直医がいればすぐに見てくれると思います。

しかし介護施設では、医師への報告も含めて全て自分で対応しなければなりません。

医師も一人なので、夜中であれば医師が電話に出ないことも時々ありますし、死亡診断以外では施設には来ません。

ケアに利用者を見てもらう指示を出しながら医師や家族に状況を伝えて、必要があれば救急搬送します。

全体を見ながら今優先すべきことは何か常に判断と対応が求められるので、看護としての自信がない人には病院勤務の方が安心かもしれません。

転職を成功させるポイント

悩んで悩んで辞める決断をしたものの、転職に失敗してしまっては意味がありません。

看護業界は転職に後悔する人が多くなっていますが、実は必要なポイントさえ押さえれば転職を成功させることは難しくありません。

これから解説する3つのポイントを守るだけですので、この3つのポイントは必ず抑えておきましょう。

希望年収は必ず設定する

悩みが大きい人ほど、今の悩みから逃げることを優先し、年収をおろそかにしがちです。

しかし年収は今後の生活に直結する部分ですので、しっかり設定しておく必要があります。

あなたのキャリアを考えたうえで、現実的な年収を設定しておくようにしてください。

職場環境まで把握しておく

転職先の職場環境を把握しておくことで、人間関係やブラックな労働環境で失敗することがなくなります。

働きやすい労働環境で、ストレスとなる人もいないならば、こんなに安心できる転職はありません。

知り合いなどできる限りの伝手を頼って、情報を集めておくようにしましょう。

そういった伝手がない人でも、職場環境を重要視した転職サイトを利用することで、安全な転職を実現可能です。

転職活動は辞める前に

辞めることを優先させてしまうと、そのうち焦りから転職を急いでしまうようになります。

焦った転職は冷静な判断力を奪ってしまいますので、より良い職場を選ぶ志向がなくなってしまいます。

働きながらの転職活動は大変だと思うかもしれませんが、これも転職サイトを利用することで解決可能です。

希望年収や希望する職種を伝えるだけで、あとは転職サイトが代行してくれます。

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介護施設看護師以外におすすめの転職先

介護施設の看護師以外におすすめできる職場も紹介しておきたいと思います。

もし急性期でやりたいというならば、急性期特有の激務度とストレス量を考慮して、それでも急性期をやりたいのか?

自分の中でしっかり結論を出してから転職するようにしましょう。

ここでは急性期以外の働き方について、それぞれ大変な部分やデメリットになる部分を解説しています。

 ⇒医療行為はまったくなく保育士業務が主
 ⇒柔軟な対応力が必要だが電話対応のみ
 ⇒母親がやることと同程度の仕事内容
 ⇒医療業界には携わるが医療スキルは得られない
 ⇒保育士の中で看護師としての役割を果たすことに苦労する
医療行為がまったくないと、看護師としての存在意義に疑問を感じる方も多いです。
少しでも医療行為に携わりたいならば、検診センターなどがおすすめです。
 ⇒医療行為としては採血ぐらいで事務作業が主
 ⇒患者が相手ではないためストレスが少ない
 ⇒内視鏡に関する知識は増えるが、検査以外のスキルアップが望めない
検診センターや献血では看護師としてのやりがいが物足りない人も多いでしょう。
病院で患者さんと向き合うことができる仕事の、それぞれの特徴です。
 ⇒人の人生と向き合えてやりがいも大きいがストレスも大きい
 ⇒患者に寄り添った看護が可能だが医療処置は極端に少ない
 ⇒患者さんとの信頼関係を結ぶことができる貴重な職場
看護師の働き方として、施設も選択肢のひとつです。
それぞれの施設に特徴がありますので、しっかり把握しておきましょう。
 ⇒要介護度3以上の入居基準。看護師の人数が少なく多忙だが、老人介護のスキルが得られる
 ⇒介護付き有料老人ホームなど。入居者に寄り添えるが、仕事内容は介護士寄り
 ⇒医療現場ではない独特の難しさがある
 ⇒意思疎通の難しい入居者や家族とじっくり向き合う必要がある

 ⇒相手のペースでじっくり看護していくことが必要

 ⇒機能訓練が主だが生活リズムを守って働ける

介護施設看護師に関連するよくある質問

最後に介護施設看護師と関連度の高い、よくある質問に介護施設看護師視点で回答していきます。
不透明な部分はすべて解決してから、辞める辞めないを決めるようにしてください。
Q.介護施設看護師時代の給料や年収を教えてください。
A.その地域では、病院で夜勤を多めにしていた頃に手取りで30万円ほどもらっていました。

周辺病院と同程度の給料であり、そのうえでボーナスももらえます。

介護施設でも手取りで30万円ほどと、それなりの金額がもらえていました。

特に問題のあるような介護施設でなければ、給与的には問題ないかと思います。

ただ施設である限り、施設長の人柄や職場の体質を把握することが重要です。

Q.介護施設看護師の仕事で楽なことはありますか?
A.介護施設では、医療的な処置など専門的な仕事が少ないため、病院などのようなプレッシャーが少ないです。

入居者の命に直結するような問題が少ないため、そういった意味では介護施設看護師の仕事は楽だと言えます。

また、病院などでは医師との関係性もストレスになることが多くあると思います。

その点介護施設では医師と関わることがほとんどないため、そういった意味でも精神的にすごく楽です。

体力的には厳しい介護施設ですが、頭をフル回転させて働いていた病院時代と比べると、結果的に緊張感も少なくストレスも少なくなっています。

Q.介護施設は新人看護師でも働けますか?
A.介護施設は、新人看護師でも勤務することは可能です。

ただ学校で医療の知識を学んだ直後なので、まずは病院で臨床経験を積んだ方が将来的には理想的です。

介護施設などで働くことを前提に看護師になった方もいるかと思いますが、まずは臨床での経験の方が重要です。

病院に就職して様々なことを学んで、ある程度総合的な知識が身についてから介護施設で働いた方が、あなた的にも理想的な働き方ができます。

介護施設では看護師1人という状況もありますので、重要な判断を誤らないように、ある程度の経験を持っていた方がいいです。

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