眼科の看護師業務と聞いて
- 身体的負担が少なそう
- 残業が少なく楽そう
こういったイメージを持って働き始める人は多いですが、「辞めたい」と悩む人も多くなっています。
あなたもこのような不満から、眼科看護師を辞めたいと思っているのではないでしょうか?
でも実際には辞めるべきか決断できず、どうするべきか迷ってしまうと人が多いのが現状です。
今回当ブログの記事では、私の実体験をもとにして
これらについて分かりやすく解説していきます。
理想的なキャリアプランを実現できなければ、転職してもまた同じことの繰り返しです。
重要ポイントだけを簡潔に解説していきますので、今現在眼科看護師で悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
結論
こういった人はすぐにでも眼科看護師を辞めるべきです。
ただこういった人でも、焦って転職先を決めてはいけません。
少なくともこの2つは事前に必ず把握しておく必要があります。
知り合いなどから情報を集めるなどして、問題のない職場かは最低限調べておくようにしましょう!
知り合いがおらず情報収集が難しい人でも、レバウェル看護 ( 旧 看護のお仕事 )を利用すれば職場環境の把握は可能です。
転職者が働きやすい環境か?ここをこれほど重視している転職サイトは他にないので、リスクを排除した転職を実現することができます。
眼科看護師を辞めたいと感じた3つの理由
私は眼科でおこなえる看護技術の少なさゆえに、看護師としてブランクになってしまうのではないかという悩みを抱えながら働いていました。
また検査など繰り返し業務的に行うものが多く、患者様との関わりも少ないため、やりがいも感じづらかったです。
結局辞めることにつながった理由はどのようなものだったのか?
眼科看護師を辞めた3つの理由について解説していきます。
幅広い業務内容
クリニックの眼科だったため、出勤するとまず掃除から始まります。
その後朝礼を済ませて、患者さまが来院するとほとんどの時間は視力検査をします。
その他コンタクトレンズを初めて装着する方や弱視の子どもへの指導、術前・術後の患者への説明などを検査の合間で行っていました。
手術がある日は、看護師が交代で清潔操作にて物品の準備をしなければなりません。
眼科で働くまでオペ室での経験がなかったため、簡単な手術とはいえ器具を手渡したり準備をするための術式を覚えるのは大変でした。
勉強量の多さ
まずは目についての基本的な構造や病名、治療法、薬の名前など専門的な知識を得るための勉強が大変でした。
また手術があるクリニックだと、術式や使用する器具や準備の仕方なども同時に勉強しなければならないことが辛かったです。
その他にも患者様に指導や説明する機会が多いため、内容をきちんと理解し覚える必要があります。
一度覚えてしまえばあとは慣れなのですが、初めは勉強することが多く大変です。
勉強の多さに比べて医療処置などが少なく、看護師としてのやりがいが少ないというのも眼科で辛いと感じやすいポイントです。
学べる医療スキルの少なさ
看護師の友人たちと集まる機会があったのですが、その際に仕事の話になり病棟でバリバリ働いている友人たちを羨ましく感じました。
そこで私は眼科での仕事に物足りなさを感じていることに気づいたのです。
眼科の看護師は、身体的負担は少ないですが、
- 患者様との関わりが少ない
- 習得できる看護技術が少ない
- やりがいを感じづらく物足りなさを感じる
結局こういったことが不満になりやすく、私もこれが原因で辞めることを決意しました。
眼科看護師を辞めるべきかの判断基準
眼科の看護師を辞めたいと悩んでいても、
- 本当に今辞めて大丈夫か?
- 転職したとしてうまくいくのか?
こういった不安から、一歩踏み出せず辞めるのを躊躇する人も多いと思います。
ここではとりあえずこんな人はすぐに辞めるべき!という判断基準について解説していきます。
やりがいを重視したい20代から30代
まだ若く看護師としてのやりがいを求めている人にとっては、眼科の看護師業務は物足りないと思います。
医療スキルが習得できない不安もそうですが、何より日常業務が面白くないという人も多いのではないでしょうか?
「もっと医療技術を学びたい」という気持ちが大きい人は、迷っている時間さえも勿体ないため、早めに辞めることを考えましょう。
給料が低すぎる
私の場合病棟で夜勤を月に4~5回した給与とあまり差がありませんでした。
個人病院で繁盛している病院や、手術を多数行っている病院だと給与は高い傾向にあります。
病院の経営状態によってかなり給与は左右されるため、働き始める際には患者様の数や手術の件数などを調べるのが有効です。
私が働いていた眼科では、看護師の平均給与額と変わらないか、または僅かですが上回っていたぐらいでした。
通常の病棟勤務と比較して大きく差がある場合には、早めに転職することを考えるべきでしょう。
人間関係の問題を抱えている
私が働いていた眼科は人間関係もよく院長先生もとても良い方だったため、辞める人はあまりおらず入れ替わりは少なかったです。
辞める方は結婚して転勤する方や家庭の事情で辞める方が多く、不満を持って辞めるという人は私が勤務している2年間ではいませんでした。
まず眼科で働こうと決めて働く人にはワークライフバランスを重視している人が多いため、その条件が整っている限り辞める人は少ないように思います。
ただ限られた人数の中で人間関係に悩んでしまうと、ストレスが非常に大きく解決も難しくなります。
そのような環境で我慢して働き続けてもメリットはありませんので、人間関係などで大きな悩みを抱えている場合も積極的に転職を考えるべきです。
眼科看護師からのおすすめの転職先
では実際に眼科看護師を辞めて転職する場合に、どのような職場が最適なのか?
結論から言うと、基本的にはどんな職場でも転職可能です。
まだ20代30代という年齢ならば、やる気さえあればどんな職場にも対応できます。
ただこれまでの経験や、やりたい仕事を優先するよりも、あなたの性格的に向いている職場を選んでいくことが重要です。
急性期
眼科看護師からでも急性期病棟に転職することは十分可能です。
ただやりがいを求めるあまり、憧れの気持ちから急性期を選んでいないか?冷静に判断する必要があります。
急性期はやりがいはもちろんありますが、ストレスや忙しさも半端じゃありません。
過酷な労働環境の中で人の命を救うあなた自身の姿を想像して、それでもやりたい気持ちが強いならば挑戦してみるべきです。
急性期以外の働き方
看護師は急性期以外にも働き方が本当にたくさんあります。
ただここでも今やりたいと思える仕事を選ぶだけでは、後々後悔することにつながります。
やりたいと思える仕事だけでなく、あなたの性格的に向いている仕事なのか?ここをしっかり考えるようにしてください。
眼科看護師を辞めるメリットやリスク
眼科の看護師を辞めるかどうか判断する際に、まだあと一歩踏み出せない人は、辞めるメリットとリスクを把握すれば判断しやすくなります。
メリットとリスクをしっかり把握して意識しておくことで、結果的に辞めてから後悔する可能性を大きく下げることが可能です。
経験を活かしながらやりがいを見つけられる
眼科で働いたことによって、
- 今まで経験したことのないオペ室の経験
- 目の専門的な知識
- 患者様への指導の話術
このように良かったことはもちろんあります。
しかし私にとってはやりがいを感じづらい職場でした。
自分が働くうえでやりがいを大切にしていることに気づけたのは、眼科で働いた経験があるからです。
今現在私と同じような悩みを抱えている方は、眼科で働いたこともすべてが無駄になるわけではありません。
これらの経験を活かしながら、また同時に自分に合った職場を探すことで、眼科で働いた経験も決して無駄にはなりません。
ワークライフバランスが崩れるリスク
私の職場もそうですが、眼科の看護師はある程度ワークライフバランスを保ちやすい職場が多いです。
看護師として働く以上、ワークライフバランスが整った職場というのは希少です。
仮に急性期に転職しようものならば、ワークライフバランスを保ちにくいだけでなく、疲労やストレスも非常に大きくなってしまいます。
充実した毎日を送れるというメリットを捨てなければならないリスクは、辞める前にしっかり把握しておくようにしましょう!
眼科看護師に向いている人物像:自己分析のヒント
眼科ではどうしても、「看護師としてのやりがい」が少なくなってしまいます。
そのため
こういった方は、眼科で働くには向いていないと言えます。
しかし看護師として働いているからと言って、救命処置や医療処置が絶対に必要なわけではありません。
眼科はこういった人には向いている職場だと言えます。
眼科看護師の転職先の探し方とおすすめの転職サイト
眼科看護師のように、やりがいを求めた転職の場合には、転職先を探す場合に注意しておかなければならないポイントがあります。
眼科看護師に限りませんが、やりがいの少ないと感じる状況からの転職では、やりがいだけを求めて転職に失敗する人が多くなっています。
職場環境を必ず把握しておく
やりがいや仕事内容だけを優先して、劣悪な職場環境に転職して後悔する人が多いです。
看護師ならばこういった悩みを経験したことがある人は多いと思います。
経験すればわかると思いますが、職場環境が悪い職場ではやりがいも仕事内容も関係ありません。
何をしようとストレスが溜まるだけの毎日になってしまいますので、事前に問題のある職場ではないか?確認しておくことは絶対に必要です。
同期や知り合いなどの情報網を駆使して、問題がある職場ではないか?事前に情報収集することが重要になります。
おすすめの転職サイト
知り合いなどから情報が得られない場合、レバウェル看護 ( 旧 看護のお仕事 )に登録して転職活動を行うと良いでしょう。
レバウェル看護 ( 旧 看護のお仕事 )は職場の内部情報まで考慮した転職に重点を置いている転職サイトです。
- 人間関係に大きな問題がないか?
- ブラックな労働環境ではないか?
転職時に抱えるリスクを事前に排除することができ、安心感の高い転職を実現することが可能です。
無料で活用できる転職サイトで、人間関係や労働環境のリスクを排除できるのは大きなメリットですので、情報収集で足りない人は必ず利用するようにしてください。
よくある質問に眼科経験看護師が回答
最後に眼科の看護師と関連度の高いよくある質問に、眼科看護師経験者の視点で回答していきたいと思います。
向き不向きの差が大きい職場ですので、細かい部分までしっかり把握しておくようにしましょう!
- Q.眼科看護師は楽そうなイメージですが実情を教えてください。
- A.オペがたくさん入っている日などは、オペの準備をしながら他の仕事に追われることもあります。
しかしそんな日は稀ですし、ほとんどはゆっくりと仕事ができるため、眼科看護師の仕事は楽だと言えます。
また、患者の生死に関わるストレスもないため、精神的な面でも楽です。
- Q.眼科の人間関係は悪くないですか?
- A.眼科というと、クリニックであることが多いと思います。
クリニックは病棟などより人数が少ないためコミュニティが狭く、病院の雰囲気で良い悪いが分かれてくることが多いです。
また、院長先生やその奥様も働いている場合が多いため、そういった部分にも左右されてきます。
私が働いていた眼科は基本的に家庭を持っている方が多く働いていたため、終業後もすぐに解散し、同僚として適度な距離を保っていて人間関係は良好でした。
- Q.眼科は新人看護師でも働けますか?
- A.新人看護師でも眼科で働くことは可能です。
眼科で行う看護技術は点滴・採血、ごくたまに体調不良患者の対応や血糖測定などです。
点滴や採血は病棟より行う数は少ないですが、ゆっくり経験していけばなんとでもなります。
目の専門的な知識も必要になりますが、それは既卒の看護師でも眼科での働き始めは同じ程度の知識なはずなので問題になりません。
しかし新卒で眼科で働くことになると、それ以降できる看護技術が限られてくるため、今後眼科以外で看護師として働きたいとなったときに苦労すると思います。
- Q.眼科看護師を辞めたい人の悩みは何ですか?
- A.眼科看護師によくある悩みは、なんといっても医療処置の少なさからくるやりがいのなさです。
体験談でも語っている通り、周りの看護師と比較した際に取り残されていると感じてしまいます。
また仕事内容がほぼ毎日ルーティンワークというのも、眼科看護師の悩みで多いです。
あくまで仕事として看護師を考えている人でなければ、長くは続かない職場です。
- Q.眼科看護師は勉強量が多いですか?
- A.看護師はどの科でも勉強量は多くなりますが、眼科でもそういった意味では勉強量は多いです。
しかしそれも最初のうちだけで、ある程度仕事に慣れれば勉強することもそう多くはありません。
もちろん最先端の医療を追い続けるような医師ならば、看護師も勉強し続ける必要があります。
しかしそういったクリニックは稀だと思うので、勉強が多くなるのはほとんど最初だけです。
- Q.眼科看護師にはどんなやりがいがありますか?
- A.眼科の看護師のやりがいと言えば、オペ室の経験ができることです。
オペ室の経験はなかなかできないため、眼科ならではのやりがいだと思います。
また、眼科に来る患者さんは目が見えなくなるという大きな不安を抱えています。
そういった患者に寄り添った看護をするというのも、眼科看護師の大きなやりがいです。
- Q.眼科看護師の求人はどこで探すべきですか?
- A.眼科に限りませんが、看護師の転職は職場選びで失敗する人が多くなっています。
眼科クリニックという例でいうならば、相性の悪い医師であったり、問題のある看護師がいる職場です。
事前にその職場の特徴をしっかり把握しておけば、転職に失敗するリスクは避けられます。
レバウェル看護 ( 旧 看護のお仕事 )を利用して、求人を探すだけでなくその職場の内部情報も把握してから転職するようにしましょう。
- 居住地:東京都在住
- 年齢性別:27歳女性
- ペンネーム:ゆか
- 看護師経験年数:5年